【独自調査】楽天市場の実勢調査からみる傾向と対策

調査内容

各ディレクトリで表示される商品の情報や、スーパーSALE前後のRPP広告露出状況などを調査しました。今回の調査を通して、楽天市場全体の状況から日々の施策やスーパーSALEの際にどういった取り組みを行うか検討する材料としてお使いいただければと思います。

調査方法はキーワード検索ではなく、各ディレクトリトップページの検索結果に表示される商品を対象にしています。

調査対象エリア(赤枠)

全ディレクトリではなく、主要なものに絞って調査をし、そのデータを基に集計、分析した結果となっています。なお、スーパーSALE前後でも同様の調査を行っています。

各ジャンルの状況

第二階層以降のディレクトリ数

まずは第一階層のディレクトリに含まれる第二階層以降のディレクトリの数を調べました。つまり一番大きなジャンルの中に含まれている、小ジャンル数をまとめたものになります。

※記事作成当時のため、現在とは異なる可能性があります。

第二階層以降のディレクトリが多いものは、車・バイクなどメーカーやブランドで分けられているものがあります。それ以外にも、スポーツ・アウトドアなどはウェアや各スポーツ用品、アウトドア用品などが含まれ、同一ディレクトリ内がかなり煩雑になっているものもあります。もしかすると今後、ディレクトリが分割される可能性があるかもしれません。

第一階層ディレクトリ階層以降のディレクトリの数
車・バイク3,328
スポーツ・アウトドア1,066
食品889
本・雑誌・コミック842
花・ガーデン・DIY840
日用品雑貨・文房具・手芸606
車用品・バイク用品523
CDDVD518
医薬品・コンタクト・介護479
キッズ・ベビー・マタニティ470
キッチン用品・食器・調理器具383
ペット・ペットグッズ380
ダイエット・健康363
家電324
インテリア・寝具・収納318
楽器・音響機器299
スイーツ・お菓子286
ホビー278
パソコン・周辺機器271
美容・コスメ・香水240
TV・オーディオ・カメラ211
おもちゃ202
バッグ・小物・ブランド雑貨152
ビール・洋酒118
ジュエリー・アクセサリー110
レディースファッション99
インナー・下着・ナイトウェア98
サービス・リフォーム90
81
テレビゲーム70
メンズファッション59
スマートフォン・タブレット46
水・ソフトドリンク42
カタログギフト・チケット39
日本酒・焼酎23
腕時計18
光回線・モバイル通信11
住宅・不動産5
総計14,177
カテゴリごとの階層数

第一階層のディレクトリにおける商品数

下記は各第一階層のディレクトリで検索した際に表示される商品数を表したグラフです。DIY系やスマホ系の商材が非常に数多く出品されているのが分かります。前述の第二階層以降のディレクトリの数に対して商品数が多く、競争率が高いことが伺えます。

第一階層のディレクトリにおける商品数

競争率の高いディレクトリでまだ売上やアクセスが取れていない場合は、すでに競合他店が露出している中に割って入る必要があるため、広告などの集客施策が重要になります。広告の目標設定も目先のROASではなく、着実にアクセスを集められているか、その中で転換率が急激に落ちていないかを注視しましょう。

商品数の少ないディレクトリでは自店舗でさらに出品できる商品がないか検討してみましょう。検索表示される商品が少ないため、出品するだけで自店舗商品の露出面を大きくすることができる可能性が高いです。

第一階層のディレクトリにおける商品のレビュー数とレビュー評点

各第一階層ディレクトリで表示されるトップの商品のレビュー数合計を集計したグラフを見てみましょう。

第一階層のディレクトリにおける商品のレビュー数

今度は食品や日用品などの日常シーンの商品が多くのレビューを集めていました。レビュー評価の面でも高い評価を得た商品が多いジャンルです。また、メンズファッションに比べてレディースファッションが倍以上レビューを集めているのも特徴的です。後述のレビュー評価でもメンズとレディースで乖離があるため、両方のジャンルを扱う店舗様は各施策をそれぞれ分けて考える必要がありそうです。

自店舗のレビューが少なく、上記のグラフでレビューを多く集めるジャンルである場合、レビュー収集施策が必要です。例えば、レビュー記載に対するお礼としてクーポンや粗品をプレゼントしているかなどです。

レビューを集める施策自体はたくさんありますが、自店舗でうまくいくかどうか、属性の近い競合他店がどのようなことをやっているか調べるとよいでしょう。実際に商品を購入してみるとメールでのやり取りや同梱物でのアプローチもわかるのでお勧めです。

そして各ディレクトリでの平均レビュー評価のグラフです。

第一階層のディレクトリにおける商品のレビュー評点

各ディレクトリでレビュー数自体に差があるので参考程度になりますが、ダイエット・健康のジャンルが中央にきました。推測になりますが、レビュー評価が高い傾向は女性向け商材が多く、逆に男性向け商材はレビューが辛口になる傾向が高い印象です。男女で分けると女性の方がレビュー記入率は高い傾向があります。そのため、男性向け商材では低評価レビューが顕在化しやすく、全体の数値に出たと考えられます。

低評価レビューは、レビューへの返信機能を確実に使って対応を強化しましょう。低評価の理由にもよりますが、レビュー返信によってその内容が解消されている場合、転換率アップが期待できます。なによりも、お客様への丁寧な対応が検討中の別のお客様にも見てもらえるため、店舗としての信頼性向上につながります。

RPP広告の露出状況

今回の調査前に、RPP広告のCPC値下げキャンペーンが始まったため、若干イレギュラーな状況になりました。

結果としては、ランキングによく現れる上位店舗ほどスーパーSALE前に露出が増え、スーパーSALE終了後は露出が減っている傾向が現れました。これはスーパーSALE専用の商品(スーパーSALEサーチの設定をしている間、販売ができない期間をなくすためにコピー商品を作成している)が多く出品され、それぞれRPP広告によって露出をしていると考えられます。

そのため、スーパーSALE終了後はその商品でのRPP広告はなくなり、その期間に売れていた他店の通常商品が露出していると考えられます。

逆に言うと、商材によってスーパーSALEの割引ができないなどの事情がある場合は、スーパーSALE終了後のイベントの谷間が露出を増やすチャンスでもあります。

スーパーSALE以外の通常月でも、月後半は多くの店舗が予算を消化しきって露出しやすい状況が発生します。予算をイベントに集中して投下することも重要ですが、月後半まで露出を維持することも戦略の一つです。

第一階層ディレクトリスーパーSALE前
RPP露出数
スーパーSALE後
RPP露出数
レディースファッション54452816
メンズファッション32029921
インナー・下着・ナイトウェア55954316
バッグ・小物・ブランド雑貨87184031
4304237
腕時計988513
ジュエリー・アクセサリー58456321
キッズ・ベビー・マタニティ2,4582,287171
おもちゃ1,087909178
スポーツ・アウトドア5,3604,753607
家電1,7941,611183
TV・オーディオ・カメラ1,082961121
パソコン・周辺機器1,2931,052241
スマートフォン・タブレット24522223
光回線・モバイル通信45450
食品4,6664,372294
スイーツ・お菓子1,5261,43096
水・ソフトドリンク14011921
ビール・洋酒61452688
日本酒・焼酎1231158
インテリア・寝具・収納1,7601,72436
日用品雑貨・文房具・手芸3,1572,947210
キッチン用品・食器・調理器具2,0131,876137
本・雑誌・コミック1,459908551
CDDVD1,8151,364451
テレビゲーム36529372
ホビー1,4541,234220
楽器・音響機器1,4721,000472
車・バイク73798639
車用品・バイク用品2,5842,114470
美容・コスメ・香水1,1921,11874
ダイエット・健康1,8701,78387
医薬品・コンタクト・介護2,0721,971101
ペット・ペットグッズ1,8941,686208
花・ガーデン・DIY4,3413,856485
サービス・リフォーム33630531
住宅・不動産633
カタログギフト・チケット73685
第一階層のディレクトリにおけるスーパーSALE前後のRPP露出数

まとめ

今回は独自調査の結果をご紹介しました。自店舗のジャンル以外にも目を向けることで、楽天市場内の新しい施策や商品開発につながります。是非、参考にしていただければと思います。

また、リクエストがあればそのジャンルに特化した調査も行います。よければご連絡ください。

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