トランスコスモスが著書『海外ECハンドブック2024』(出版:株式会社インプレス、定価:2,500円+税)を発表しました。本書は、グローバルECに関する豊富な経験を持つトランスコスモスが、世界30の国と地域におけるECの現状や将来展望に関する最新データを集約し、整理したものです。

■世界30の国と地域のEC市場や消費動向を網羅。世界のEC市場は堅調に推移し、新購入体験が小売の未来を変えつつある

2023年のB2C EC市場は、前年に比べ109.1%増の6兆3,433億ドル(約1,002兆円)に達しました。コロナ禍で急成長した市場は落ち着きを見せ、パンデミック前の成長路線に戻りつつあります。今後も年平均8.4%で成長を続け、2033年には14兆2,338億ドル(約2,248兆円)に達するとされています。

地域別のデータでは、アジア太平洋地域は中国の成長鈍化によりわずかな減速を示していますが、依然として市場規模と利用者数で最大を誇ります。インド、ベトナム、マレーシアは急成長を続けており、他の地域でも二桁成長を遂げています。特に北米やアフリカは、グローバル平均を上回る成長率を記録しています。

また、世界的な物価上昇に伴い消費者の節約志向が強まる中、高額商品の買い控えや中古品の取引が増加しています。これを背景に、中国の越境EC業者は海外進出を加速し、低価格を武器に市場を席巻。ただし、最近急成長しているソーシャルコマースやライブコマース、デジタル広告の「リテールメディア」、MR(複合現実)を活用した没入型ショッピング等、多様なトレンドも現れています。そして、生成AIを駆使した個別化されたショッピング体験の向上も進化しており、最先端技術の導入が今後のEC市場に大きな影響を与えるでしょう。

■越境EC・海外EC市場の現状がわかるデータ集『海外ECハンドブック2024』

本書は、世界30の主要国および地域におけるECの現状と将来展望に関する情報を扱い、最新データを網羅した解説書です。海外市場への進出や越境ECの立ち上げを検討している企業に向けて、各国・地域の市場データを定量的にまとめています。具体的には、世界のEC市場規模予測、地域別EC市場データ、越境EC市場の規模推移、EC利用者数の変遷、EC市場データランキング、各国のEC市場環境比較表を含め、アジア太平洋、北米、中南米、欧州、中東・アフリカの主要30国・地域についての市場概況を掲載しています。こうした情報を通じて、海外進出や越境ECに必要なデータを提供し、貴社のEC戦略に役立つことを期待しています。

出典元:トランスコスモス

コマースピックLINE公式アカウント

コマースピックメルマガ