株式会社ロックウェーブ(本社:滋賀県大津市、代表取締役 岩波裕之)が展開しているクラウド型ECサイト構築ASP「aiship」は、ヤマト運輸株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 長尾裕)と連携し、「送り状発行システムB2クラウド」とのAPI連携が可能な「B2クラウドAPI連携機能」を新たにリリースしました。
従来、総合通販ECサイト構築ASPサービスにおいて、ヤマト運輸の「らくうるカート」を除き標準API連携は実施されておらず、今回の新機能の実装により、連携が実現します。
この機能を活用することで、かつてはCSVファイルを利用し手動で行っていたB2クラウドとの連携を自動化し、送り状発行作業の効率化が図られます。
aishipからB2クラウドへの注文情報の連携や、B2クラウドからの出荷実績(送付先住所、配送業者)の登録を、aishipの管理画面から自動的に行うことが可能となります。
■「B2クラウドAPI連携機能」の特長
① aiship管理画面からB2クラウドへ一括連携が可能
aishipの管理画面に設置された連携ボタンをクリックすることで、B2クラウドに出荷対象の注文情報を一括で送信できます。

② 送付伝票の印刷がそのまま可能
aishipの管理画面からB2クラウドに注文を連携後、すぐに送り状の印刷も可能です。
③ 出荷実績が自動でaishipに登録される
送り状を印刷すると、自動でaishipに出荷実績(送り状番号、配送会社)が登録されるため、管理ステータスの変更や発送完了メールの送信などの後続処理がスムーズに行えます。

■「B2クラウドAPI連携機能」を使うメリット
① ECサイトの大量発送業務の負担軽減
多くの注文を受け付けた場合でも、aishipの画面からダイレクトに送り状の発行ができ、CSVファイルの入出力作業は不要となります。
送り状発行データの連携を自動化することで業務の効率化が実現されるだけでなく、確認作業の手間を省き、作業ミスや漏れの防止にもつながります。
② 贈答品・ギフト注文の処理もAPI連携で円滑に
贈答品やギフト注文においては、依頼主と受取人の情報が異なることがあり、手書きやCSVファイルの作成においても複雑な処理が発生します。
aishipでは、ECサイト上で依頼主情報を柔軟に取得する機能を備えており、基本的なショップ情報の出力に加え、必要に応じて依頼主情報を顧客に入力させることで、企業の方針に合った設定が可能となります。これにより、贈答品の注文処理がスムーズに進むようになります。
③ クロネコwebコレクトや後払いサービスと連携可能
aishipは「B2クラウドAPI」だけでなく、「クロネコwebコレクト」や「クロネコ代金後払いサービス」などの決済サービスとも連携しており、出荷業務の効率化とともに、クレジットカード決済や後払い決済を通じて一貫したサービス提供が実現可能です。
■「B2クラウドAPI連携機能」の利用料金
この機能は、aishipを通じて利用者が無料で使用可能で、オプション料金やAPI使用に関する従量課金は発生しません。
■「aiship」について
「aiship」は、2000社以上の導入実績を持つECサイト構築システムで、高いカスタマイズ性が特徴です。利用者は自由なデザインで、各種システムとの連携や機能追加が実施でき、月額9,800円から本格的な通販サイトの構築が行えます。
また、モバイルファーストの設計が施され、定期的な無償アップデートが行われることで、使いやすく最新の通販サイトが構築可能です。信頼性の高いサーバーを導入し、大規模なアクセスにも対応可能で、ECサイトの売上を向上させたい企業に推奨されます。
食品やギフト通販向けの受注・配送設定、のしや複数配送などの機能も充実しており、月に2回の無償アップデートにより常に最新の状態で運用が可能です。
■「B2クラウドAPI」について
「B2クラウドAPI」は、ヤマト運輸が法人向けに提供している「送り状発行システムB2クラウド」のWeb-APIです。このAPIの利用により、EC事業者は異なるシステムを用いることなくEC業務関連のシステムから直接送り状の発行が行え、発行データの自動連携が可能になります。

■ 連携強化の背景について
ECサイトにおける注文業務や多様な商品の発送業務の負担軽減を目的として、「B2クラウドAPI」がさまざまな業種の事業者に利用できるよう機能のアップデートが行われました。aishipでは、eギフト機能など、贈答品やギフト注文における「送り主」と「受け取り手」の情報を異なる注文をスムーズに処理できる機能を強化しています。
実店舗における発送業務には「aiship」と「B2クラウドAPI」が活用され、手書きでの発送伝票記入を不要にする取り組みが進められています。
出典元:株式会社ロックウェーブ