株式会社サンケイリビング新聞社と株式会社リビングくらしHOW研究所(東京都新宿区)が、2024年10月に関西地域の女性を対象に実施した「ブラックフライデーセール」に関する意識調査の結果が発表されました。この調査は地域情報サイト「リビングWeb」を通じて行われ、698人の女性からの回答が集まったものです。

<調査概要>
・調査期間:2024年10月5日~9日
・調査方法:リビング新聞公式サイト「リビングWeb」のメール会員を対象としたウェブアンケート(関西)
・アンケート回答数921人(男性223人、女性698人)で、関西在住の女性694人のデータを集計。平均年齢は53.9歳です。

認知度は高いが実際の利用率は46.6%にとどまる

調査によれば、「ブラックフライデーセール」を認識している方は72.8%に達したものの、2023年のセールを実際に利用したのは46.6%に留まりました。この結果から、CMなどによる認知度の高まりにもかかわらず、実際の利用には至っていない人々が一定数いることが明らかとなりました。

ブラックフライデーの認知度調査画像
「ブラックフライデー」セールを知っていますか?(件数:694)

オンラインでの購買活動が主流、主な購入品目は「食品」と「日用雑貨」

セールを利用した場所の内訳は以下の通りです。

ブラックフライデー利用場所調査画像
「ブラックフライデー」セールを利用しましたか?(複数回答。n=694)

ECサイトが最も利用され、その次にショッピングモールやショッピングセンターが続きました。「ブラックフライデー」という名称は、イベント当日や11月の第4木曜日に近づくにつれてよく耳にしますが、実際に買い物をした人の中では「利用していない」と答えた人が53.5%にも上る結果となりました。購入品目には食品や飲料、日用雑貨が多く、日常生活に密着した商品が安価に購入される傾向があります。

ブラックフライデー買い物品目調査画像
「ブラックフライデー」セールで、何を購入・利用しましたか?(複数回答。n=319)

平均支出額は「5,000円以下」が多数を占める

セール時の支出額は、「5,000円以下」が64.8%を占めており、大多数の消費者がリーズナブルな買い物を楽しんでいることが伺えます。しかし、5万円以上の支出をした方も4.1%おり、特に高額支出を行った人々はECサイトを積極的に利用していることが分かりました。

2024年のセールに対する期待には、日常品の大幅値引きを望む声が多数

●切実に…食品を安くしてほしい!!(43歳)
●高額商品ではなくてリーズナブルな商品も値下げしてほしい(55歳)
●普段は手が出しにくい高級なお菓子などが特価で購入できたら嬉しいです(47歳)
●食品や日用品が安くなると助かる(46歳)

物価上昇が続く中、日常の買い物での「大幅値引き」を望む声が多く寄せられています。「かなり購入控えをしていたので、財布のひもが緩むようなお得なセールを期待しています」(67歳)や「楽しいイベントやお得な商品を楽しみにしています」という意見も聞かれました。

■詳細な調査結果については、リビングくらしHOW研究所のサイトをご覧ください。

出典元:株式会社サンケイリビング新聞社

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