
■「購入する」「購入と手作りの両方」が83.8%、おせちは「買う」が主流へ
■「なぜ買うのか?」についてはお正月の時間効率化・満足度を優先する方が増加中
■80%のお客様がおせちを「食べる」と回答
■「おせちの由来」に関する認知率調査、食べるが由来を知る人は少数
この記事の目次
■「購入する」「購入と手作りの両方」が83.8%、おせちは「買う」が主流へ


「おせちの用意方法」に関する調査の結果、「購入する」が43.2%、また「購入と手作りの両方」を選んだ人は40.6%で、83.8%の人々が少なくとも「購入」する意向があることがわかりました。回答者のほとんどが40代から70代で構成される中、手作りを希望する人は1割に留まることが明らかになりました。この調査結果から、中高年層においてもおせちを「買うもの」とする考え方が主流であることが示されています。また、誰とおせちを分け合うかに対する回答は、信頼を持ち続けられる関係が確立されていることもうかがわせます。
■なぜ「買う」のか?

▽その他、個別意見として
・コンパクトに揃っているから(50代、男性)
・欲しいものだけを選んで購入する方が効率的(50代、男性)
・普段食べない料理が楽しめる(60代、男性)
・独自の味付けを味わいたいから(50代、女性)
・見た目と美味しさの両方を楽しみにしている(60代、女性)
おせちを手作りすることが難しいとの声や「年末年始をゆっくり過ごしたい」といった意見も増えてきており、効率性や満足度を重視する傾向がうかがえます。また、「コンパクトに揃っている」ことや「見た目の美しさ」を求める意見も多く寄せられています。
■80%がおせちを「食べる」
「お正月におせち料理を食べますか?」という質問に対し、81.1%の回答者が「はい、食べます」と答えました。この結果は全ての年代で「はい」が70%を超えており、依然としてお正月の食卓におせちが欠かせない存在であることを示していると言えます。


■「通信販売・ネットでおせちを購入したことがある」と66.6%

おせち料理を通信販売やネットで購入する方が6割を超え、オンラインショッピングに対するネガティブな意識が少なくなっていることが確認できました。
■好きなおせちランキング10位

好きなおせち料理のランキング結果、1位は「数の子」、2位は「栗きんとん・栗甘露煮」、3位は「アワビ・貝の煮物」となりました。ランキングでは伝統的なおせち料理が目立ち、中でも「ローストビーフ」が5位にランクインしており、回答者の年代を問わず西洋料理への人気も伺えました。
■「おせちの由来」はどの程度知られているか?

日本文化に深く根ざしたおせち料理の由来について調査した結果、知名度が85%を超える食材として「数の子」と「黒豆」が挙げられました。しかし、人気ランキング上位に入る「伊達巻」や「ゴボウ」、「なます」などは知名度が低く、多くの人がおせちを楽しみながらも、その由来についてあまり詳しくないことが判明しました。全体の約8割が「おせちを食べる」と答える一方で、由来を知る人は約2割という状況が浮き彫りになっています。「おせちは食べるが、その由来は詳しく知らない」という実態が明らかになりました。