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ホリデーシーズンにおいて、最も多くの支出が自分自身へのギフトに向けられることが明らかになりました。
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旅行に関しては、特にZ世代や関西地域に住む人々が高い関心を示しており、国内旅行の需要が増加しています。
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Z世代はクリスマスパーティーや忘年会、新年会などのイベント参加を非常に前向きに考えています。
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.(本社:東京都港区、日本代表/社長:須藤靖洋、以下アメリカン・エキスプレス)は、ホリデーシーズンの消費動向に関する調査を実施しました。この調査は世界13カ国と地域を対象にした「American Express Global Trendex - Holiday Seasons」に基づいており、日本における消費傾向について以下に述べます。

近年の調査では、「自分へのご褒美」や「自己投資」の傾向が強く、多くの人々が自己消費に対して意欲を示しています。
ホリデーシーズンにおけるギフトに関する調査結果によると、日本では「自分自身へのギフト」が最も大きな支出(¥27,461)を占めており、次いで「家族へのギフト*」(¥23,524)や「子供以外の家族へのギフト**」(¥22,134)が続いていることがわかります。これは、一年を締めくくり新しい年に向けて自己投資を行うことを示唆しています。【図1】
「自分自身へのギフト」の内容についての調査によると、最も多いのは「アクセサリー類(ジュエリー、時計、財布、バッグなど)」で全体の38%を占め、次いで「衣服」と「旅行」がそれぞれ37%を示しています。【図2】
また、ホリデーシーズンの過ごし方に関する調査では、日本のZ世代及びミレニアル世代の32%が「自己磨き」に時間をかけると回答し、X世代やベビーブーマー世代の25%と比較して高い意識がうかがえます。【図3】
*子供のいない回答者の結果
**子供のいる回答者による結果


ホリデーシーズンの旅行については、Z世代と関西居住者が特に旅行意向を示しており、国内の旅行が注目されていることが分かりました。
「年末年始に旅行を予定していますか?」という問いに対し、日本の回答者の63%が「予定している」と答え、半数以上が旅行の計画を立てています。世代別では、Z世代の74%、ミレニアル世代が72%という高い割合を示し、ベビーブーマー世代(51%)と比較してもその意欲が際立っています。特にZ世代の33%が「すでに予約済み」と回答しており、この数値は全世代中最も高く、日本全国の平均の18%を大きく上回ります。また、関西の住民の27%がすでに旅行を予約している結果も特筆すべき点です【図4】。
旅行代金を節約する方法として、最も多い意見は「海外旅行を選ばず国内旅行を選ぶ」で75%、次に「ピーク時を避けて旅行する(66%)」、「旅行向けのクレジットカードの特典やマイルを利用する(54%)」が後に続き、ホリデーシーズンに向けた節約意識が見られます【図5】。
また、旅行先についての調査では、旅行を予定している日本の回答者の90%が「国内」と回答し、これは世界13カ国中の平均(69%)を大きく上回る結果となっています【図6】。


Z世代がイベントへの参加を強く希望しています。
ホリデーシーズンのイベント参加に関する調査によれば、日本のZ世代の参加意向は最も高く、「クリスマスパーティーや忘年会・新年会に参加する」との回答が33%で、全世代平均の29%を上回る結果が出ています。また、イベント期間中に行われるスポーツイベントへの参加についても、26%が参加希望を示し、全世代平均の15%よりも積極的な姿勢が伺えます。

出典元:アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.