
株式会社スライベックス(本社:代表取締役 鶴野 嵩敬)が、サイボウズ株式会社が提供するノーコード・ローコードプラットフォーム「kintone」を基盤にした新たなデジタルトランスフォーメーション(DX)プラットフォーム「shopikin(ショピキン)」を、11月6日より開始することを発表しました。このプラットフォームは、Shopify(EC)と実店舗の一元管理を実現します。
この記事の目次
■shopikinの概要

「shopikin」は、Shopifyとkintoneを連携させることで、オンラインショップや実店舗など多様な販売チャネルを一元的に管理するためのプラットフォームです。このシステムにより、受注から商品発送に至るまでの業務を効率化するためのワークフローを構築し、販売データや顧客データを集約することにより、顧客の購入体験を向上させます。また、リアルタイムなデータ分析を通じて迅速な経営判断が可能となります。kintoneの特性を生かし、事業の成長に応じたカスタマイズが行えるセミオーダー型のサービスとなっています。
■リリースの背景
現在、多くの企業が「人材不足」や「物価の高騰」といった厳しい状況に置かれています。特に近年のコロナ禍では、巣ごもり需要が増加し、Shopifyを利用してECを始めた企業からは、「受注後の業務が複雑で管理が追いつかない」「ECと店舗のデータがバラバラで手間がかかる」といった課題が指摘されています。これらの問題を解決し、日本の小売業を支えるためのソリューションが「shopikin」です。
■shopikinの構成イメージ

■主な特徴
●Shopifyとkintoneを連携した一元管理
特別なコネクターを利用することで、Shopifyとkintoneのシームレスな連携を実現。顧客情報、商品情報、注文情報を瞬時にkintoneに集約します。
●必要なビジネスアプリケーションがパッケージに
Shopifyと店舗運営に必要なアプリケーションがセットになっているため、新たにアプリを開発する手間が省け、すぐに利用を開始できます。
●業務内容に応じてカスタマイズが可能
企業ごとの異なる課題に対応するため、kintoneを利用して小規模な変更から大規模なカスタマイズまで柔軟に実施できます。
●オリジナルアプリの作成・追加が自由自在
必要な新機能が生じた際には、業務アプリを自由に作成・追加できるため、事業の成長や変化に沿って効果的に活用可能です。
●安全性の高いkintoneベース
サイボウズのkintoneを基盤としており、セキュリティ面でも安心です。クラウドベースでどこでも安全に利用できます。
■期待される成果
①業務の省力化
データが一元化されることで重複入力が不要になり、ワークフローによって連絡や確認作業のミスが減少します。

②マーケティングの強化
ノンコア業務の効率化によりコア業務に集中でき、顧客の購買履歴や行動パターンの分析を通じて顧客ニーズに基づいた戦略を立案可能になります。

③経営の見える化
ダッシュボードの豊富な分析機能により、迅速かつ正確なデータに基づいた経営判断が可能になります。

■多彩な機能
ワークフロー | 受注後の業務を体系化し、進捗状況を可視化します。 |
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ダッシュボード | 集約されたデータを分析・可視化し、必要なレポートも即時取得可能です。 |
在庫管理 | ECと店舗の在庫状況を把握し、最適な在庫を維持します。 |
顧客マスタ | Shopifyと店舗の顧客情報を統合し、マーケティングに活用します。 |
接客情報 | 接客内容を記録し、担当者と連携して管理します。 |
日報の登録 | 売上や業務内容、翌日のタスクなどを記録し、知識を共有します。 |
その他にも、仕入れ先管理やスタッフ管理など、ビジネスに必要な機能が豊富に揃っています。
■「kintone」の紹介
東証プライム上場企業の3社に1社以上が利用しているサイボウズのノーコード・ローコードツール「kintone」。ITスキルが無くても、自社業務に合ったアプリケーションを作成可能で、日々変化する業務に即応した改良も容易です。顧客管理や業務日報など、幅広く活用され、現場発の業務改善を実現します。
■「Shopify」について
Shopifyは、国内外のオンライン店舗を簡単に構築することができるプラットフォームです。170カ国以上で利用されており、多くの小売店オーナーがShopifyを利用して実店舗でも販売を行っています。専門知識が無くても、自動でネットショップを構築できるテンプレートや決済方法、ホスティングサービスを提供し、サブスクリプション型のサービスとして高い人気を誇ります。
出典元: 株式会社スライベックス