東京を拠点とするLazuli株式会社(代表取締役:萩原 静厳、以下Lazuli)が開発したAI技術を活用したSaaS型クラウド商品マスタ「Lazuli PDP」が、株式会社ビックカメラ(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:秋保 徹、以下ビックカメラ)のオンライン通販サイト「ビックカメラ・ドットコム」において、2024年9月から商品情報を拡張・整備するためのAIソリューションとして採用されることが決まりました。

ビックカメラは、2024年10月に発表された「ビックカメラグループ中期経営計画」において、「EC事業の変革・リピーターの育成」を重要施策の一つとして位置づけています。同社は「ビックカメラ・ドットコム」にて、集客強化や物流問題の解決に取り組む中で、商品掲載数を3年以内に約2倍に増加させる目標を掲げています。そして、この目標達成に向けて商品情報の改善やサイト内検索の利便性向上を目指して、より使いやすいECサイトの構築を進めていきます。
「ビックカメラ・ドットコム」では商品の掲載数を増やし、各商品ページの情報量を充実させるために、多くの時間と労力をデータ収集に費やしてきました。今後、効率的に多くの商品を取り扱うためには、商品情報を自動的に拡充する必要があり、このため「Lazuli PDP」が導入されることとなりました。
「Lazuli PDP」の導入により、Lazuliが独自に収集した膨大な商品データを活用して、データを適切な形式に自動整備することが可能になります。これにより、商品登録に必要なリソースを削減しつつ、ECサイトの品揃えも充実させることが期待されています。また、顧客体験の向上を図るため、検索機能に利用できるタグ情報やキーワードの拡張も行い、利便性の高いECサイトの構築を実現します。これまで「ビックカメラ・ドットコム」では、担当者が手作業で商品情報を調査・収集していましたが、今後は「Lazuli PDP」によりこの作業が自動化され、業務負担を大幅に軽減できる見込みです。

■Lazuli PDPについて
「Lazuli PDP」は、Lazuliが開発した、複数の外部データベースに分散している商品情報を一元管理し、データをより活用しやすい形に整えるクラウドサービスです。製造業者や小売業者が保有する多様な商品マスタデータをAIを使用して名寄せし、製品の特徴に基づいてメタタグの付与や関連付けを行います。こうした情報は「Lazuli PDP」を通じてユーザーに提供されます。

出典元: Lazuli株式会社