株式会社エートゥジェイ(定住所:東京都港区、代表取締役社長:飛鷹 祐哉、以下「エートゥジェイ」と記載)の発表によると、同社のクラウド型ECサイト構築プラットフォーム「メルカート」では、運営負荷を軽減し、効果に専念できるECプラットフォームの実現に向けてAIの導入を本格的に進めることが明らかになりました。このAI活用によって、メルカートを利用する事業者は、より高度な運用の自動化と最適化が進み、ユーザーエクスペリエンスが一層向上することが期待されています。

■AI活用の背景

最近のEC市場は急激に成長しており、特にパンデミック以降、多くの消費者がオンラインショッピングの利便性を感じ、EC利用が日常的な行動として定着しています。しかし、一方でEC事業者数が増加しているため、競争は激化し、業績の低下から撤退を強いられる企業も存在しています。このような状況において、EC事業者は消費者の専門的なニーズや多様化する嗜好に応じた差別化戦略を求められており、これが以前にも増して重要となっています。さらに、EC運営における専門技術の不足とデジタル人材の欠如も深刻な課題となっています。

このような市場環境の中で、近年のAI技術の進展により、AIがEC業界に与える影響は日々大きくなっています。パーソナライズの強化、需要予測、カスタマーサポートの効率化、トレンド分析を通じた商品開発など、自動化を活用することで、少人数のチームでも高い効果を発揮できる環境が形成されることが期待されています。

メルカートは、ビジネス領域において成長が見込まれるAIテクノロジーを安全に活用し、運営負担の軽減を図ることで、これらの課題解決に取り組む意向です。その一環として、商品の表示を自動で最適化するAIレコメンド機能を提供開始しました。この機能により、EC事業者は顧客のニーズにマッチした商品を手間なく自動的に提案できるようになります。

今後もメルカートは、AIなどの最新技術を巧みに利用し、EC運営の自動化による業務効率化を進め、少人数でも高い業務成果を実現するECプラットフォームを目指していくでしょう。

■AIレコメンドの機能概要

この度リリースされた機能では、12種類のレコメンドタイプが用意されており、表示されるページやお客様の行動パターンに基づいたレコメンドロジックおよび表示方式のカスタマイズが可能です。その中の5タイプにおいてAIが活用されており、事業者は商品や会員の属性、商品の閲覧や購入履歴データを用いることでAIに自動学習させ、特定の顧客に対する適切なレコメンドを実現できるようになります。

さらに、レコメンドの効果を詳細に分析でき、売上やコンバージョン率、クリック率などを通じてレコメンド機能のパフォーマンスを定期的に確認することが可能です。特定の期間やタグに基づいたレポート生成もできるため、マーケティング施策ごとの効果を徹底的に把握できます。

■今後搭載予定のAI機能

メルカートでは、今後もAIを活用し事業者の運用効率を高める新機能の追加を予定しています。直近では、以下のAI機能が管理画面に導入される見込みです。

・商品コメント自動生成
登録された商品情報を基に、生成AIが最適なコメントを自動で作成します。

・SEO最適化自動設定
商品情報をもとに、生成AIがSEOに効果的な内容を自動生成します。

・検索キーワードアシスト
登録商品情報を元に、生成AIが同義語や不足している語句を生成し、サイト内検索に必要な情報を提供します。

・AI検索アシスト機能
会員検索の際に、自由なキーワードや文章で入力された内容を生成AIが解析し、会員の絞り込みをサポートします。

・AI文章校正
問い合わせへの返信内容を自動的に確認し、誤字脱字や文法の誤りを修正します。

■ECの売り方をひろげる「メルカート」

メルカートは、国内NO.1のECサイト構築実績を誇る「ecbeing」から生まれたクラウドECサイト構築プラットフォームです。2023年7月にはシステムを全面的に刷新し、多彩な機能と優れた操作性を持つユーザーインターフェースに加え、万全のセキュリティ、システムの自動更新、集客からCRMまでを支える専門チームを通じて、様々な課題を解決し売上の向上を目指しています。「売り方ひろがる 売上あがる」というコンセプトのもと、刷新されたプラットフォームの価値を最大限に引き出し、多くのEC事業者の成長を支援していく考えです。

また、パッケージ版である「ecbeing」への低コスト・短期間での移行も可能で、EC事業の規模に応じた柔軟な対応が行えます。

出典元:エートゥジェイ

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