GDX株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役 CEO：洞田 潤、以下「GDX」）は、アジアの東南地域におけるパナソニック製品のダイレクト・トゥ・コンシューマー（DTC）販売を拡大するために、パナソニック株式会社（本社：東京都港区、CEO：品田 正弘、以下「パナソニック」）傘下の、マレーシアを拠点とするパナソニック アプライアンス マーケティング アジアパシフィック社（以下「PAPMAP」）との協力のもと、新たなアプリケーション「AIコマース『需要予測』」を開発したことを発表しました。
「AIコマース『需要予測』」は、GDXが独自に開発したAIを活用した需要予測アプリケーションで、売上最大化と在庫の効率的管理を目的としています。このシステムは36の異なるシナリオに基づき、AIが予測したデータをもとに、その時々に最適なシナリオを選択します。また、利用者の指示に基づくフォーマットで需要予測データを出力することが可能です。PAPMAPは、東南アジア地域におけるEC販売の需要予測精度を向上させるとともに、AI関連に特化した専門知識を持たないマーケティング担当者が簡単に利用できる生成AIツールの開発を進めています。
新しいアプリケーションの試験運用は、2024年10月からタイのパナソニック販売子会社（パナソニック ソリューションズ タイ株式会社）で行い、家電製品のEC販売予測の精度向上を目指します。PAPMAPは、パナソニックが保持する多様な販売データに生成AIと機械学習を活用し、個々のノウハウに頼らず自動で簡単に未来の需要を予測し、販売計画に活用することで、販売機会の損失を低減することをサポートします。これにより、まずはタイ におけるEC販売の拡大を目指しています。
GDXは、生成AI技術を駆使し、パナソニックのEC販売に貢献し、DTCにおける新たな可能性を東南アジア市場で切り開こうとしています。PAPMAPは、タイでの試験運用を通じてその効果を検証し、将来的には他の東南アジア地域への展開を見据えたEC販売の協力を拡大する計画です。
今後、GDXはブランド企業のバリューチェーン全体に対するデジタルトランスフォーメーション（DX）を支援するため、生成AIを活用したソリューション「AIコマース」をシリーズとして展開し、順次リリースしていく方針です。
■新しい機能とその背景について
AIコマース『需要予測』は、音声データなどを自動で解析し、販売の傾向を把握します。具体的には、発生したデータを基に売上の見込みを算出・提示する機能があり、EC市場での競争力を高める要因となります。
この技術は、音声データやテキストデータを使用して効率的な販売戦略を練ることを促進します。また、専門知識がないマーケティング担当者でも簡単に使用できる設計となっているため、さまざまな業界での活用が期待されています。
■GDX株式会社の概要
GDX株式会社は、先進的なテクノロジーを活用し、ブランド企業が直面する様々な課題を解決するサポートを提供しています。AI技術と効率的なデータ処理を通じて、EC市場での新たな収益機会を創出し、企業のビジネスモデルを変革しています。
GDXは、提供するサービスを通じて企業のDX推進を強化し、顧客のニーズに応じた製品ラインナップの拡大を図っています。地域ごとの市場ニーズに応じた最適なソリューションを提案し、成長を支援し続ける企業としての役割を果たしています。
出典元： GDX株式会社
