本レポートでは、2023年第4四半期において日本でトップの広告主とカテゴリーを深く掘り下げ、日本において成長しているソーシャルメディアの広告状況の展望について、詳しく解説します。

Pathmaticsの紹介

Sensor Towerのデジタル広告分析インテリジェンス「Pathmatics」によって、アメリカ、イギリス、オーストラリア、ブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、メキシコ、ニュージーランド、スペインにおける膨大なデータに加え、日本でのFacebookとInstagramのデータも公開できるようになりました。Pathmaticsを活用することで、各ブランドのクリエイティブを比較し、インプレッションの履歴や季節ごとの支出傾向を確認し、日本でトップの広告主やカテゴリーを把握できるようになります。

日本の広告主はFacebookよりもInstagramを優先

日本における広告主は、2023年第4四半期にFacebookとInstagramに対して総額10億ドル近くを投資しました。Instagramへの投資額は6億1,300万ドルで、Facebookへの投資額を66%上回りました。これら2つのソーシャルプラットフォーム間における投資額の差は、2023年第4四半期の3ヵ月を通して一貫していました。

日本のFacebookとInstagramにおけるソーシャルメディア支出額のトップは楽天グループとAmazon

日本のすべての広告主の中で、2023年第4四半期に最も多く支出した企業は楽天グループ(3,100万ドル)で、総額2位のAmazonにおいては、Facebookへの投資額(1,100万ドル)が日本でトップでした。

楽天グループ、旅行・観光を中心にInstagramに巨額の投資

楽天グループでは、2023年第4四半期、両チャネルに向けて総額3,100万ドルを投資しましたが、このうちInstagramに支出した割合は70%と、同四半期における他のどの広告主よりも多く、同社がInstagramを優先したことは明らかです。

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