LINE通知メッセージとSMSを活用して、デジタルでの顧客接点をつくる方法とは?

顧客接点(企業と生活者が接する場所や手段)をどのようにつくっていますか?スマホの普及率は100%に近づいており、生活者は一日に何時間もスマホを使い、購買行動を行っています。デジタル化が進む今日、デジタルでの顧客接点の整備と見直しは必須です。

そこで押さえておきたいのが、「LINE通知メッセージ」と「SMS(ショートメッセージ)」の活用。今回の記事では、それぞれのソリューションの活用方法と、EC事業者さまの活用事例をご紹介します。

LINE通知メッセージとは

LINE通知メッセージとは、企業がもつ顧客の電話番号情報とLINEユーザーの電話番号情報をマッチングして、企業のLINE公式アカウントから、友だちになっている・いないに関わらず、ユーザーにメッセージを配信する機能です。

LINE通知メッセージの仕組み

宅配の発送完了通知や会員登録の完了通知、支払い期限のリマインドなど、規定の​22の利用目的用途であればメッセージ配信が可能です。ユーザーにとって重要性の高い内容に限定され、広告コンテンツの配信はできません。

LINE通知メッセージを受信する方法|LINEみんなの使い方ガイド
LINE通知メッセージを受信する方法|LINEみんなの使い方ガイド

企業が活用するメリット

顧客体験(利便性・満足度)の向上

LINEは、MAU(月間利用者数)が国民の80%を超えるといわれており、日々の生活に欠かせないものです。

顧客は、これまで大量のメールやDMで埋もれがちだったお知らせや、出られないタイミングでの電話の連絡などを、リアルタイムで受け取ることができるようになります。また、利用サービスのステータスを通知で知ることで、安心感を得られます。

利便性・満足度が向上し、企業やサービスへの顧客のロイヤリティの向上にも貢献するでしょう。

サービスの認知向上

LINEを通じて、友だち以外のユーザーやID連携をしていないユーザーにプッシュ通知が可能です。LINE公式アカウントの認知が広がり、友だち追加やID連携、さらにはサービスへの会員登録も期待できるでしょう。

LINEの友だち追加広告とは異なり、このアプローチは顧客自身のアクションが起点なので、自然な流れで友だち追加につながり、ブロック率も低く抑えられます。

LINEヤフー社は利用用途の拡大を予定している

2023年10月1日に誕生した「LINEヤフー株式会社」。マーケティング領域の戦略のなかで、直近3か年で推進する「Connect One」構想について概要と具体的なプランについて発表がありました。​

「Connect One」構想は、「LINE公式アカウント」がすべてのLINEヤフーの法人向けサービスの起点となり、LINEヤフーの多くのタッチポイントで接触したユーザーのサービス利用情報※2をストック化し、集客から予約、購買、CRMまでを一気通貫で実現するためのLINEヤフーの横断ビジネスプラットフォーム構想です。これにより広告主は「LINE公式アカウント」を開設するだけで、LINEヤフーに関連する法人向けサービスの利用を開始でき、LINEヤフーのあらゆるタッチポイントで企業の基本情報の掲載や、広告や販促キャンペーンなどを一元管理することができるようになります。
※2 ユーザーが許諾済みの情報のみ連携可能です。

引用:【LINEヤフー】広告事業に関する戦略発表会 「LINEヤフー BIZ Conference」を開催

LINE公式アカウントを中心として、顧客体験を向上させるプラットフォームを構築しようとしています。今後、LINE公式アカウントの活用を推進する取り組みはますます促進されるでしょう。

LINE通知メッセージの弱点

未到達のメッセージが存在する

  • 企業がもつ顧客の電話番号情報とLINEユーザーの電話番号情報が合致していない
  • LINE公式アカウントがブロックされている
  • LINE通知メッセージ自体の配信認証がとれていない

といった理由で、メッセージが届かない場合が存在します。

実際、私たちソウルドアウトがサポートしている案件の未到達率は最も多いもので15%ほど。多くの案件では5%前後となっており、1万件のメッセージを送っても500件は届いていない状態です。

そういった場合には、SMS(ショートメッセージサービス)を導入して対処する方法があります。

到達率・開封率が高いSMSを併用して確実に届ける

SMS(ショートメッセージサービス)とは、電話番号を宛先に、短いテキストメッセージの送受信ができるサービスです。

SMSは本人確認された電話番号なので、本人性が高く到達率が高いのが特長です。開封率は約90%以上といわれるほどで、本人認証や決済、カスタマーサポートなど、確実に開封してもらう必要がある情報を届けたいときに特に利用されています。

LINE通知メッセージのデメリットをSMSを併用して補完すれば、顧客とのデジタル接点をつくることできるでしょう。

SMSで休眠顧客を掘り起こす

また、SMSには、LINE通知メッセージでは配信できないプロモーションに関するメッセージを配信できるという利点があります。

例えば、企業の顧客データベースの中にある休眠顧客に対して、SMSでメッセージを配信し、休眠顧客からアクティブユーザー化を図ることができるでしょう。ECサイトにしばらくログインしていなかったユーザーにメッセージを送り、再度利用していただくきっかけを作る、といった活用方法です。

LINE通知メッセージやSMSを導入するには

専用の配信ツールやシステムの導入が必要

企業がLINE通知メッセージやSMSを導入しようとすると、専用の配信ツールやシステム導入が必要です。

配信ツールには、ECカートやLINE公式アカウント運用ツールのオプションで利用できるものが多いですが、企業によっては機能過多になってしまったり、既に導入しているツールを切り替えなければならなかったりするケースもあります。

そこでソウルドアウトでは、LINE通知メッセージとSMSの配信に特化して利用できるツール「ReachLine(リーチライン)」を開発・提供しています。

“到達率の最大化”と“配信コストの最適化”の両方を実現するSaaSソリューション

ソウルドアウト株式会社の紹介ページ|LINEヤフー for Business
ソウルドアウト株式会社の紹介ページ|LINEヤフー for Business

LINE通知メッセージとSMSの配信を、低コストで実現できるツールです。

LINE通知メッセージを配信した際にメッセージが届かないユーザーには、SMSを配信します。LINE通知メッセージとSMSの二段構えの配信を行い、“到達率の最大化”と“配信コストの最適化”の両方を実現。もちろん、LINE通知メッセージとSMSのどちらか片方だけの利用も可能です。

また、LINE通知メッセージの「規定の22の利用用途」に合わせた雛形もご用意しているので 、悩む心配がありません。LINEヤフー社への審査依頼やLINE公式アカウントとの接続もソウルドアウトが代行で実施します。

SMSの配信に関しては、ソフトバンク社が提供するメッセージサービス「SoftBank Message Link」のSMS配信機能を搭載しているので、信頼性がかなり高いことが特徴です。

LINE通知メッセージやSMSを導入するには

導入事例|顧客体験が向上・LINE友だち数が124%

EC事業会社の事例です。

目的
・販促施策の成果最大化のため、LINEの友だち数を増やしたい

施策
・顧客がECサイトで商品を購入し、商品の発送完了後に「発送完了通知」を配信

効果
・顧客体験が向上
・およそ2か月の運用で、友だち数が124%増加

さいごに

LINE通知メッセージとSMSを組み合わせたコミュニケーション戦略は、顧客体験を向上させ、顧客との深い関係を築くために重要な手段です。LINE通知メッセージとSMSを有効活用し、顧客への価値提供を最大化しましょう。

「ReachLine」は、LINE通知メッセージやSMSを低コスト・スピーディーに導入することができます。
興味がある方は、以下のフォームから資料をダウンロードできるので、ぜひご覧ください。

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