BEENOS株式会社(東証一部:3328)の連結子会社で、越境ECおよびジャパニーズコンテンツの海外進出をサポートするBeeCruise株式会社(以下「BeeCruise」)は、BEENOSグループが運営する越境EC 流通総額No.1(※1)の海外向け購入サポートサービス「Buyee(バイイー)」を利用されている海外のお客様749名(アメリカ、台湾、韓国、マレーシア、イギリス)に「海外旅行および訪日旅行における消費行動と越境ECに関するアンケート」を実施しました。
訪日観光客は伸長を続け、7月の訪日外客数は2019年同月比の約77%まで回復しています(※2)。復活するインバウンドに対し、旅アトのリピート購入に繋がる施策として越境ECは注目されていますが、本アンケートにより、海外旅行、訪日旅行における消費の課題と越境ECの活用実態を明らかにするとともに、インバウンドの取り込みに取り組む企業様の一助となることを目指します。

【調査サマリー】

✓49.4%がECサイトをきっかけに知ったブランド等の実店舗を海外旅行の際に訪問経験があり
✓48.5%が、重い・大きい・その場で完成しない等、値段以外の理由で海外旅行中の商品購入を断念
✓海外旅行中の買い物で困ったことは「サイズが大きい」(57.1%)、重量が重い(46.3%)等、サイズ・大きさ関連が上位に
✓2022年6月以降に訪日をしたユーザーは43%、1年以内に訪日を予定しているユーザーは67%
✓訪日の目的は、「買い物」が78.4%、「食文化を楽しむ」が76.2%
✓訪日した際に購入したい人気ジャンルは、ホビー、エンタメ、食品
✓訪日時のお買い物の予算は10万円以上が最も多く50.7%
✓訪日後の越境ECによる旅アト・リピート購入経験は35.4% 
✓旅アト・リピート購入経験がない方のうち、43.7%が利用の意志はあり

※本リリースの調査データをご利用の場合は、「BeeCruise」とご明記ください。

【調査概要】

・調査対象:海外向け購入サポートサービス「Buyee」のお客様:アメリカ、台湾、韓国、マレーシア、イギリス
・調査人数:749名
・調査期間:2023年7月~8月
・調査方法:オンラインアンケート
・調査主体:BEENOSグループ

【海外旅行および訪日旅行における消費行動と越境ECに関するアンケート調査】

■49.4%が、ECサイトをきっかけに知ったブランド等の実店舗を旅行の際に訪問

 「ECサイト経由で知った海外のブランドや販売店を海外旅行の際に実際に訪問したことはありますか?」という質問に対しては、半数近い49.4%が「はい」と回答しました。SNSだけではなく、ECサイトを通じてブランドや商品の魅力に触れることが、旅マエの情報収集に繋がっていることが分かりました。

■48.5%が、重い・大きい・その場で完成しない等、値段以外の理由で旅行中の商品購入を断念

「海外旅行中に重い・大きい・その場で完成しない」など、値段以外の理由で商品購入を断念した経験のある方は48.5%と半数近くに上りました。また、具体的な商品としては、テーブルやランプ等の家具、陶器やガラス製品、箱の大きなフィギュアや楽器等があげられました。

■海外旅行中の買い物で困ったことの上位は「大きさ」と「重量」

「海外旅行中の買い物で困ったことはありますか?」という質問に対しては、「サイズが大きい」(57.1%)、「重量が重い」(46.3%)、「帰りの飛行機で重量オーバーになった」(44.2%)という結果となり、大きさや重さに関する課題が大きいことが分かりました。

2022年6月以降に訪日をしたユーザーは43%、1年以内に訪日を予定しているユーザーは67%

 条件付での外国人観光客の受入れが再開された2022年6月以降に訪日したユーザーは43%となりました。

 また、国ごとで見てみると、韓国ユーザーの44%が一年以内に訪日を予定しており、最も割合が高く、次いで台湾が37%となりました。

さらに1年以内に訪日を予定しているユーザーは67%と、過半数を超える結果となりました。特にマレーシア、韓国、台湾の訪日意向が高く、今後のさらなるインバウンド回復が期待できる結果となりました。

■訪日の目的は、「買い物」が78.4%、「食文化を楽しむ」が76.2%

訪日旅行の経験者に「日本の旅行の主な目的」を訪ねたところ、「買い物」(78.4%)、「食文化を楽しむ」(76.2%)が上位となり、続いて「名所旧跡を見る」(69.7%)、「その国の生活に触れる」(65.8%)となりました。

■訪日した際に購入したい人気ジャンルは、ホビー、エンタメ、食品

訪日した際に購入したい商品ジャンルについては、「おもちゃ・ゲーム・アニメグッズ」などのホビー、「本・CD・DVD・エンタメ」などのエンタメ、「食品・飲料」が人気上位となりました。

■訪日時のお買い物の予算は10万円以上が最も多く50.7%

「訪日した際のお買い物の予算」について質問したところ、10万円以上が最も多く、50.7%となりました。次いで、5~7.5万円未満が15.9%となりました。

■訪日後の越境ECによる旅アト・リピート購入経験は35.4%

「訪日時に発見した商品や、購入した商品を帰国後に越境ECで購入したことはありますか?」という質問には、35.4%が経験ありと回答しました。

具体的には、食品、化粧品等の消耗品、書籍、カー用品、家電、アウトドア用品などの重さがあり嵩張る商品や、靴や服などが挙げられました。

■旅アト・リピート購入経験がない方のうち、43.7%が利用の意志はあり。

上記の質問で利用をしたことが無い方に理由を尋ねたところ、「その商品が越境ECで購入できるか分からなかった」28.8%、「欲しい商品が越境ECに対応していなかった」が14..9%となり、43.7%の方は、旅アトの購入の意志があったものの、越境ECの対応状況によって、購入が叶わなかったことが分かりました。

■インバウンドの旅アト消費としての越境ECの活用はまだこれから
 越境ECの市場規模は、2030年までに7兆9,380億USドルに成長すると予想されています。(※3)訪日により実際に商品の魅力を感じた海外のお客様に越境ECを活用した旅アト消費を促すことで、インバウンド消費を一過性のものにせず、最大化することが可能になります。一方、越境ECに未対応であることや、対応していても実店舗からの導線が不十分なために、旅アト・リピート購入の機会を逃している実態が見えてきました。

越境ECおよびジャパニーズコンテンツの海外進出をサポートするBeeCruiseでは、越境ECに挑戦する企業様の伴走者として2023年4月より「グローバルコンシェルジュサービス」を展開し、プロモーション支援の他、定期勉強会を開催するなど、越境ECの導入や導入後の売上拡大のサポートを行っています。 

BeeCruiseは、今後も日本の企業様の越境ECの伴走者として、流通拡大に貢献すべくきめ細やかな支援サービスを提供してまいります。

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