検索対策サービスを軸にWebマーケティングサービスを提供するオルグロー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:南永一)は、新たなWeb検索向け生成AI「SGE」がリリースされたことに伴い、全国の男女を対象に認知と関心を調査した。生成AIとしてはChat GPTの認知拡大が進んでいるようだが、その他の生成AIについてはまだ広く認知はされていない傾向が見える。Googleが提供する「SGE」については、利用意向はあるものの、いましばらくは様子見の状態であることが今回の調査の結果わかった。
■調査概要
調査期間:2023年8月31日~2023年9月1日
対象:日本国内に住む男女 1,000人
調査方法:インターネット調査
調査委託先:アイブリッジ株式会社
■実施目的
2023年8月31日にGoogleからリリースされた新しいWeb検索向け生成AI「SGE」について認知度や関心、利用意向、品質への期待について調査をおこなった。
アンケート詳細
アンケート名:SGEリリースに伴う生成AIの認知度調査
Q1:Googleからリリースされた生成AI「SGE」をご存知ですか?

SGEの認知はまだ低く、ほとんどの人がまだSGEのことを知らないことがわかります。
世代別認知度

世代別にみた場合、20代・30代の認知に比べて、それ以外の世代での認知が少なく、業務でWeb検索を利用する世代が、やや新サービスへの感度が高いことがうかがえます。
Q2:あなたが知っている生成AIをチェックしてください。

「Chat GPT」が最も認知度が高く、63.1%の人々が知っていると答えています。この結果から、OpenAIのChat GPTは生成AI分野では確実に認知を広げているといえます。
「SGE」の認知は低く、6.7%しか知られていませんが、GoogleがSGEよりも前にリリースしている「Bard」や「Notion AI」など他の生成AIよりもわずかに高くなっています。
Q3:Googleが提供するSGEを利用してみたいと思いますか?

SGEを利用してみたいと思う人は全体の28.3%です。この数字はSGEの認知度(13.1%)より高い点が興味深いところです。これはGoogleブランドが信頼されていることで、未知の製品に対しても期待値が高くなっている可能性があります。
Q4:SGEが生成するコンテンツの品質に期待していますか?

利用してみたいと思っている人が30%弱いる反面、「非常に期待している」と答えた人が8.8%、「そこそこ期待している」と答えた人が22.6%となっており、SGEの生成するコンテンツに対する期待値は全体的にあまり高いとは言えないようです。
Q5:SGEを使用する際、プライバシーや個人情報の保護に関して心配はありますか?

「非常に心配している」または「少し心配している」と答えた人が約47.7%と、プライバシーに対する懸念が高くなっています。これは、生成AIに関する社会的な議論やメディアの情報が影響していると思われます。
世代別のセキュリティ意識の違い

年代別に見た場合、プライバシーについて心配している割合は10代から30代が40%前後、40代以上は50%以上心配しているなかで、10代で非常に心配していると回答した人は7%にとどまることから、10代のプライバシーに対する意識は他の世代に比べていくらかライトな傾向にあると思われます。
■今回の調査結果について
SGEはまだ認知度そのものは低いが、一定数の人々が利用に興味を示しています。しかし、その品質やプライバシーに対する期待と懸念が混在しており、これからのプロモーションや製品改善によっては注目度が高まる期待がありそうです。
■調査概要
調査期間:2023年8月31日~2023年9月1日
対象:日本国内に住む男女 1,000人
調査方法:インターネット調査
調査委託先:アイブリッジ株式会社
情報元:SEO・MEO総合メディア『SEM Plus』:Googleの生成AI「SGE」について認知度調査結果
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