株式会社IC(本社:東京港区/JASDAQスタンダード4769/代表取締役社長執行役員:齋藤良二)が運営する、国内最大級の在留・訪日ベトナム人向けポータルサイト【LocoBee】は、日本に住むLocoBeeユーザー(在留ベトナム人)に対し、日本でのクレジットカード利用に関するアンケート調査を実施しました。その結果をご報告いたします。

- 調査背景
コロナ禍で大きく進んだキャッシュレス決済。さまざまなキャッシュレス決済方法がありますが、まず思い浮かぶのはクレジットカードなのではないでしょうか。
中国に次いで在留外国人数2位となったベトナムですが、母国でクレジットカードを作らずに日本に来て、日本で初めてクレジットカードを作る人も多いようです。
今回LocoBeeでは、在留ベトナム人のクレジットカード保有状況を調査するため、LocoBeeユーザーに対しアンケートを行いました。
▽調査概要
調査時期:2023年6〜7月
調査対象:日本に在留するベトナム人LocoBeeユーザー
調査方法:Googleフォームアンケート
有効回答数:193名
今回のアンケート回答者は以下の通りです。

回答者は20代〜30代の若者が9割以上。日本で何らかの仕事をしている人は7割以上となっています。
- 多い?少ない?日本でクレジットカードを持っているベトナム人は5割強!

日本に住むベトナム人の5割強が、クレジットカードを保有しています。言い換えれば、まだ4割以上がクレジットカードを保有していないということです。日本人のクレジットカード保有率は約85%前後と言われており、それと比べると在留ベトナム人のクレジットカード保有率は低くなっています。
- 在留ベトナム人に人気のクレジットカードブランドは…?
クレジットカードを保有している在留ベトナム人に、どんなクレジットカードを持っているのか伺ってみました。

国際ブランドではVISAが圧倒的人気。それに次ぐのがJCBとなっています。
数多くあるクレジットカードの中で1位に選ばれたのは「楽天カード」でした。露出の多さから認知度が高く、入会特典のポイント付与なども大きな魅力のようです。三井住友カードの認知度の高さもこの結果からわかります。地方で就職する場合、まずはゆうちょで口座を作ることが多いため、ゆうちょのクレジットカードも上位に入っています。PayPayは在留ベトナム人にもよく使われており、それに付随しPayPayカードの発行も増えているようです。
- クレジットカードの利用について詳しく聞いてみました!
実際にクレジットカードを利用している在留ベトナム人はどのような頻度で、どのくらいの金額を使っているのでしょうか?

日本でもオンラインショッピングを頻繁に利用しているベトナム人。航空券の購入、ホテル予約などもオンラインでの手続きとなる場合が多いので、クレジットカードが便利です。在留ベトナム人は格安SIMを契約する人が多く、格安SIMの契約はクレジットカードが必須となる場合が多々あります。そのため、携帯電話の支払いにクレジットカードを使用する人が多いようです。

1ヶ月で5万円〜10万円くらいクレジットカードで支払いをするという層が一番多く、40%ほど。日本人のクレジットカード利用の平均も5万円〜10万円が多いそうです。
クレジットカードの利用頻度も毎日という人が25%を超え、週に数回という人も50%以上。クレジットカードを持っている人は日常的にクレジットカードを利用しており、決済方法として当たり前になっていることがわかります。
世界的にキャッシュレス化が進んだことで、クレジットカードの利用金額も利用頻度も増加傾向にあるようです。

支払い方法は、一括払いがほとんど。分割やリボ払いの割合は少なくなっています。
ベトナム人はオンラインショッピングの利用も多いため、ポイントも貯まり、オンラインショッピングに関しても便利であるクレジットカードに利点を感じているようです。
- クレジットカード申し込みについて

クレジットカードが手元に届くまでの時間が長いと感じる人が多いということがわかりました。「使いたい!」「必要だ!」と思ってから申込みをする場合、クレジットカードが届くまでの時間はかなり重要なポイントとなるようです。
クレジットカードの情報を調べるのに、検索エンジンや会社の公式サイトを使うことは日本人と変わりませんが、ベトナム人はFacebook、Youtubeなどの検索方法が上がることが特徴的です。口コミを重要視するベトナム人へのアプローチ方法として、SNSは重要な方法と言えるでしょう。
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