メルカリとコジマが提携、2025年7月「コジマRE.OUTLET駒生店」リニューアルに合わせオンラインショップ出店を発表 サーキュラーエコノミー推進へ

株式会社メルカリと株式会社コジマは、2025年7月19日にリニューアルオープンする「コジマRE.OUTLET駒生店」と連動し、Eコマースプラットフォーム「メルカリShops」内にオンラインショップ「コジマ RE.OUTLET駒生 メルカリ店」を出店することが発表されました。さらに、「コジマRE.OUTLET駒生店」内には、地域の利用者の利便性を高めるメルカリに関するインフォメーションスペースが常設されることも明らかにされています。

両社はこの取り組みを通じて、オンラインとオフラインを融合させた新たな買い物体験を提供し、サーキュラーエコノミーの実現に向けた協力を進めていくとしています。

連携の詳細内容

1. オンラインストア「コジマ RE.OUTLET駒生 メルカリ店」の開設

「コジマRE.OUTLET駒生店」で取り扱われる一部のアウトレット商品が、「メルカリShops」内の店舗「コジマ RE.OUTLET駒生 メルカリ店」でも販売されることになります。この取り組みにより、実店舗への来店が難しい全国のお客さまにも、価値ある商品が届けられるようになります。

  • メルカリShops名: コジマ RE.OUTLET駒生 メルカリ店
  • オープン日: 2025年7月19日(土) 10:00
    • 7月18日(金)10:00よりプレオープンを実施予定

2. メルカリインフォメーションの常設

「コジマRE.OUTLET駒生店」内には、「メルカリ」へ出品するための撮影スペースや、販売された商品の梱包・発送が手軽に行えるメルカリに関するインフォメーションスペースが常設されます。これにより、地域のお客さまの利便性を高めると同時に、「メルカリ」への出品をより簡単にすることで、さらなるモノの循環を生み出す環境が整備されるとのことです。

  • 場所: コジマRE.OUTLET駒生店(住所:栃木県宇都宮市駒生町887-4)
  • 提供サービス:
    • 梱包資材(ダンボール、緩衝材など)の販売
    • 出品(撮影ブース)・梱包作業スペースの提供と、担当スタッフによるサポート
    • 「らくらくメルカリ便」(ヤマト運輸)での発送受付
  • 営業時間: 10:00〜20:00(店舗営業時間に準ずる)
コジマRE.OUTLET駒生店とメルカリの連携イメージ

連携の背景

近年、環境問題への意識の高まりを背景に、国内のリユース市場は着実に拡大を続けており、2030年には4兆円規模に到達すると予測されています(※)。この中で、家電製品はリユース市場における重要なカテゴリーの一つとされています。

メルカリは「あらゆる価値を循環させ、あらゆる人の可能性を広げる」というグループミッションのもと、月間約2,300万人が利用するマーケットプレイス「メルカリ」や、Eコマースプラットフォーム「メルカリShops」を運営しています。一方、コジマは「くらし応援コジマ」として、家電を通じて地域社会の持続的な発展を応援し、笑顔あふれる明るく暖かいみらいを創造するというSDGs宣言も行っています。

このような状況の中、モノをはじめとするあらゆる価値の循環を促進することで「捨てるをへらし」、プラネット・ポジティブな社会の実現に貢献するという共通のビジョンから、今回の連携が実現することになったとのことです。

※リユース経済新聞「リユース業界の市場規模推計2024(2023年版)」によるデータ

オンライン・オフライン融合がもたらす新たな可能性

今回のメルカリとコジマの連携により実現する「コジマ RE.OUTLET駒生 メルカリ店」と実店舗内の「メルカリインフォメーション」は、オンラインショッピングの利便性と実店舗での体験価値を組み合わせた新しい買い物スタイルを提案するものです。アウトレット商品をオンラインでも購入できるようになることで、地理的な制約を超えた商品の流通が可能になると同時に、実店舗ではメルカリへの出品サポートを受けられることで、より多くの人々がリユースの循環に参加しやすくなります。

このような取り組みは、単に商品の販売チャネルを増やすだけでなく、資源の有効活用を促進し、環境負荷の軽減にも貢献することが期待されます。家電製品は製造時のエネルギー消費や資源利用が大きいため、リユースを通じてライフサイクルを延ばすことは、サステナビリティの観点からも重要な意義を持ちます。

リユース市場の拡大とその意義

国内のリユース市場は年々拡大しており、2030年に4兆円規模に達すると予測されている背景には、環境意識の高まりだけでなく、資源の有効活用や経済的メリットを求める消費者の意識変化があります。特に家電製品は、適切に再利用されることで、まだ十分に使用できる製品が廃棄されることを防ぎ、資源の無駄遣いを減らすことができます。

メルカリとコジマは今回の連携を通じて、この成長市場において新たな価値提供を目指しています。実店舗での対面サービスとオンラインプラットフォームの利点を組み合わせることで、より多くの消費者がリユース市場に参加しやすい環境を整えると同時に、企業としての社会的責任を果たす取り組みを推進しています。

メルカリグループのサステナビリティ戦略

メルカリは、事業活動を通じて環境や社会に積極的に貢献する「プラネット・ポジティブ」を追求することで、あらゆる価値がスムーズに循環するサーキュラーエコノミーの実現を目指しているとのことです。

同社では今後も多様な取り組みを展開し、リユース文化を推進することで「捨てるをへらす」活動を継続し、サーキュラーエコノミーの実現に貢献していくとしています。

メルカリShopsの展開について

メルカリは、今後も「メルカリShops」を通じて、誰もが簡単にネットショップを開設できる環境を整備することで、「メルカリ」のユーザーに多様な選択肢からのお買い物体験を提供し、事業者のEC化支援と事業成長に積極的に取り組んでいく考えを示しています。

今後の展望

両社は今回の連携を足がかりに、さらなるサーキュラーエコノミーの実現に向けた取り組みを展開していくことが予想されます。リユース市場の拡大とともに、消費者の環境意識も高まる中、このような企業間連携は今後ますます重要性を増すでしょう。

「コジマRE.OUTLET駒生 メルカリ店」のオープンとメルカリインフォメーションの常設は、オンラインとオフラインを融合させた新しいビジネスモデルの一例として、他の企業や業界にも影響を与える可能性があります。両社の取り組みが、持続可能な社会の実現にどのように貢献していくのか、今後の展開に注目が集まります。

両社の企業概要

株式会社メルカリ

  • 本社:東京都港区
  • 代表取締役CEO:山田進太郎
  • 事業内容:フリマアプリ「メルカリ」、Eコマースプラットフォーム「メルカリShops」の運営など

株式会社コジマ

  • 本社:栃木県宇都宮市
  • 代表取締役社長:中澤裕二
  • 事業内容:家電量販店の運営

出典元:株式会社メルカリ プレスリリース

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