株式会社NTTドコモのマーケティング分野における新規事業型子会社である株式会社DearOne(本社:東京都港区、代表取締役:河野 恭久、以下:DearOne)は、デジタル顧客体験アナリティクス(Digital Experience Analytics:DXA)プラットフォームの「Contentsquare」を提供する仏Contentsquare社(本社:パリ、読み:コンテンツスクエア、以下:Contentsquare)と、同プラットフォームの日本国内における導入・運用支援を担うソリューションパートナー契約を締結しました。

■Contentsquareとは
Contentsquareは、ブランドと消費者のデジタル接点であるウェブサイトとモバイルアプリそれぞれにおけるユーザーの行動を高い分解度で測定し、顧客の意図や感情を明らかにするDXAプラットフォームをクラウドサービスとして提供しています。カスタマージャーニー分析*1)からセッションリプレイ*2)まで顧客行動を一気通貫で分析できることに加え、分析自体を自動化するAIインサイト*3)機能も備えていることが大きな特徴です。すでに世界の主要なブランド運営企業1000社以上に導入されており、日本においても、三井住友カードやJCB、ソニー、楽天グループ、リクルート、キューサイ、オイシックスなど、さまざまな業種の大手ブランド運営者に採用されています。


■DearOneが提供するContentsquare導入・分析サービス
今回のソリューションパートナー契約締結により、DearOneはContentsquareの導入から分析の運用に関して、具体的には以下のようなサービスの提供が可能となりました。
●カスタマージャーニーの分析
訪問から離脱まで、サイト上またはモバイル端末で顧客がどのような体験をしているかを分析、可視化
●UI/UXの改善における優先順位の提案
コンバージョン率や収益などビジネスに与える影響を定量化することで、対応すべき課題・改善点に優先順位付けが可能
●AIが顧客の行動を分析してフラストレーションを感じている体験を特定し、機会損出を自動的に算出
カスタマージャーニーにおける障壁や異変、収益機会を発見・数値化し、AIで自動通知
●ヒートマップ
各ページにおけるユーザーの興味度合いを色で可視化
●API
拡張可能なAPIを活用し、サイト分析、VoC、パーソナライゼーションなどの各マーテックツールとの統合が可能
●分析運用
DearOneのアナリストがContentsquareを使って、ウェブサイトやモバイルアプリの顧客体験を分析し、KPI改善のための示唆だしを実施
■株式会社DearOne 代表取締役社長 河野 恭久 コメント

この度、デジタル顧客アナリティクスプラットフォームのContentsquareと、ソリューションパートナー契約が締結できたことを大変嬉しく思います。
当社はこれまで、アプリやWebサイト内のユーザー行動を可視化し、ロイヤルカスタマーを育成するための様々なマーテックツールをお客様に提供してきましたが、Contentsquareとのパートナー契約により、更に新規の顧客獲得にも貢献できる体制が整備でき、提供できるサービスの領域を広げることができました。
優れたUIデザインでユーザージャーニー全体を可視化することで、より良い顧客体験の提供、そして企業に対する信頼感の醸成をContentsquareと共に支援していきます。
■Contentsquare Japan合同会社 カントリーマネージャー 伊奈 憲一郎 コメント

この度のDearOneとのパートナーシップ締結を心待ちしていました。
新型コロナウィルスの流行を経て、モバイルアプリやWebサイトといったデジタル接点は、ブランド運営者にとって顧客の獲得とエンゲージメントの両面でますます重要なチャネルになっています。そのデジタル接点における顧客体験を向上させるため、当社は日本のブランド運営者の皆さまが求めるエコシステムの構築を進めていきます。グロースマーケティングを幅広く支援されているDearOneとの協業により、データ活用による一貫した顧客体験向上の支援ができるものと確信しています。
株式会社DearOne
URL:https://www.dearone.io/
■Contentsquare
URL:https://contentsquare.com/jp-jp/
注釈
*1)カスタマージャーニー分析:Contentsquare独自のドーナツ状の円グラフで、全カスタマージャーニーから集計されたデータを可視化。訪問者が訪問したページや訪問順に加え、動作のループや思いがけない離脱が発生した箇所など、最も頻度の高いジャーニーの異変をひと目で確認できます。また、特定のチャネルやキャンペーンから来訪した顧客や、購入に至った顧客・至らなかった顧客などをセグメント化して分析し、さらに詳細なインサイトを獲得することが可能です。
*2)セッションリプレイ:ウェブサイト上で来訪者の行動データ(クリックやホバーのほか、フラストレーションを示唆する動作など)を高精細に記録。事後にそのデータを画面に重ねて再構築することで、あたかもその来訪者の実際の操作を録画したかのように再生できるContentsquareの特徴的な機能です。お客さまが「なぜ」離脱したのかに答える示唆が得られます。
*3)AIインサイト:機械学習をベースにしたContentsquare独自の高度なスコアリングが、デジタル接点における顧客体験を分析し、顧客体験やコンバージョン、収益といった重要指標に対するインパクトが特に大きい改善機会を自動的に特定します。
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