「世界中のコマース事業者をヒーローにすること」をミッションに掲げShopify特化グロース支援サービスを提供する株式会社StoreHero(本社:東京都渋谷区、代表取締役:黒瀬淳一、以下StoreHero)はShopify×グロースに関するアンケートを70名(うちShopify利用者55名)に実施しました。
StoreHeroでは、2023年2月9日〜2023年3月5日でShopifyのグロース活用についてのアンケートを実施しました。
- 販売する商材
今回アンケートに回答していただいた方が販売されている商材の分布です。

オンラインコマース全体の市場規模と比較すると生活雑貨、家具、インテリア、寝具の割合が小さいようです
(参考:令和3年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査))。
- Shopifyでの平均月商
以下は直近3ヶ月のShopifyでの平均月商です。今回のアンケートに回答いただいたShopify利用者の15%ほどが月商1000万円以上でした。

Shopifyが日本で本格的に普及したのが、直近2〜3年ですが、まだまだ成長途上の事業者さんが多いようです。
今後、グロースに成功して規模を拡大する事業者さんが増えることを期待したいです。
- マーケットプレイスの利用状況
Amazon、楽天などのマーケットプレイスの利用状況です(Shopify利用者に限らない)。半数以上の方がマーケットプレイスを活用されています。

ちなみにShopify利用中の55名中33名はマーケットプレイスも利用されていました。
Shopifyを運営しながら半分以上の方がマーケットプレイスの運営もされているとのことで、運用負荷がどうなっているか気になるところです。
- 実店舗の運営状況
続いては、実店舗の運営状況です。70名中28名が実店舗も活用され(42名は運営していない)、PopUpや卸売などを中心に運営されているようでした。

以下は、Shopify POSの利用状況です。Shopify POSは、まだあまり利用されていないようでした。北米などと比べると日本のShopify POSの普及はこれからのようです。

- 実施したことのあるグロース施策
以下のグラフは、Shopify利用者が実施したことのあるグロース施策です。

上位は、SNS運用、広告運用、メルマガ・自動メール、LP作成・改善と、比較的短期的な売上獲得施策が多く並んでいます。
一方で、記事コンテンツ、PR活動・メディア開拓、ブランディングなど、結果が出るまでに時間がかかる施策はあまり実施されていないようです。
- 効果のあったグロース施策
実施したことのあるグロース施策に続いて、こちらは効果のあったグロース施策です。

当然、実施の多い施策ほど、効果のあった施策も多くなりますが、実施したことのある施策で1位だったSNS運用が、効果のあった施策では広告運用に抜かれて2位です。
表にはしていませんが、広告運用を実施している方の中で、記事コンテンツも実施されている方が何名かいらっしゃり、全員が広告運用で効果が出ています。サンプルが少ないため結論は出せませんが、短期的な成果を出すためにも、見込み客作りからしっかり実施する必要があることを示しているのではないでしょうか。
- 運営体制
Shopify利用者の運営人数は半数近くが1名で、2〜5名と合わせると80%を超えました。多くが少人数で運営されていることが伺えました。

また、以下はShopifyの運営に関しての外部委託状況のグラフです。半数以上の方は外部委託されていません。

ちなみに、Shopify利用者のうち、1名で運営し、外部委託もしていない場合は、全員がShopifyの月商は0〜500万円でした。最初は少人数運営で売上を積み上げ、勝ち筋が見つかれば、徐々に外部委託含め、チームメンバーを増やしていくことが多いようです。
- グロース課題
Shopify利用者のグロース課題の上位は、施策をやりきれていない、効果計測ができていない、グロース施策を推進できる人材がいないことでした。

少ない人数で複数のチャネルを運営しているために、施策をやりきれていないのだと想像できます。
- まとめ
Shopifyのグロース活用についてのアンケート結果から、Shopify×グロースについての課題が確認できました。
StoreHeroでは、Shopifyを活用したグロース支援サービスを通じて、グロース課題を抱える事業者さんに伴奏して取り組んでいます。今後も、より積極的にShopify×グロースの分野で貢献していきたいと思います。
【株式会社StoreHero】
URL:https://storehero.io/ja/
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