東南アジア・台湾で最大規模のEコマースプラットフォーム、Shopeeの日本法人であるショッピージャパン株式会社(本社:東京都港区 以下:ショッピージャパン)は、アパレル・化粧品を販売するEC担当者、経営者・役員109名に対し、アパレル・化粧品の越境ECの意識調査を実施いたしましたので、お知らせいたします。

  • 調査サマリー

  • 調査概要

調査概要:アパレル・化粧品の越境ECの意識調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2023年1月5日
有効回答:アパレル・化粧品を販売するEC担当者、経営者・役員109名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
出典元:「shopee」(URL:https://shopee.jp/

  • 国内販売の課題、「他社との競争が激化している」が66.1%で最多

 「Q1.お勤め先の国内販売の課題を教えてください。(複数回答)」(n=109)と質問したところ、「他社との競争が激化している」が66.1%、「コストの増加」が62.4%、「市場が二極化している」が38.5%という回答となりました。

Q1.お勤め先の国内販売の課題を教えてください。(複数回答)Q1.お勤め先の国内販売の課題を教えてください。(複数回答)

・他社との競争が激化している:66.1%
・コストの増加:62.4%
・市場が二極化している:38.5%

・少子化や市場の成熟により、市場全体の縮小が見込まれる:30.3%
・その他:0.0%
・特にない:1.8%
・わからない/答えられない:1.8%

  • 79.9%のEC担当者が、「旧正月」の海外の需要に向け販売を強化

 「Q2.あなたは「旧正月」の海外の需要に向けて、販売を強化していますか。」(n=109)と質問したところ、「はい」が79.9%、「いいえ」が20.2%という回答となりました。

Q2.あなたは「旧正月」の海外の需要に向けて、販売を強化していますか。Q2.あなたは「旧正月」の海外の需要に向けて、販売を強化していますか。

・はい:79.9%
・いいえ:20.2%

  • 「越境EC」を実施していると回答した人は77.0%も

 「Q3.あなたのお勤め先では「越境EC」を実施していますか。」(n=109)と質問したところ、「実施している」が77.0%、「実施していない」が20.2%という回答となりました。

Q3.あなたのお勤め先では「越境EC」を実施していますか。Q3.あなたのお勤め先では「越境EC」を実施していますか。

・実施している:77.0%・実施していない:20.2%
・わからない/答えられない:2.8%

  • 越境ECによるメリット、「日本文化・製品が受け入れられやすい国が多い」が64.3%で最多

 Q3で「実施している」と回答した方に、「Q4.越境ECを実施して感じているメリットを教えてください。(複数回答)」(n=84)と質問したところ、「日本文化・製品が受け入れられやすい国が多い」が64.3%、「今後更なる経済成長が見込める」が57.1%、「開拓できる市場が大きい」が54.8%という回答となりました。

Q4.越境ECを実施して感じているメリットを教えてください。(複数回答)Q4.越境ECを実施して感じているメリットを教えてください。(複数回答)

・日本文化・製品が受け入れられやすい国が多い:64.3%
・今後更なる経済成長が見込める:57.1%
・開拓できる市場が大きい:54.8%

・低リスク低コストでビジネス展開ができる:36.9%
・実地での販売のテストマーケティングになっている:26.2%
・その他:0.0%
・特にない:0.0%
・わからない/答えられない:0.0%

  • 他にも「需要が大きい」や「新規開拓につながる営業も兼ねた事例とヒントがある」などの声も

 Q4で「特にない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q5.Q4で回答した以外に、越境ECを実施して感じているメリットがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=84)と質問したところ、「需要が大きい」や「新規開拓につながる営業も兼ねた事例とヒントがある」など41の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>
・42歳:需要が大きい。
・57歳:新規開拓につながる営業も兼ねた事例とヒントがある。
・43歳:今まで獲得できなかった層を開拓できる。
・55歳:利益率の確保。
・37歳:旧正月の旅行需要を取り込んだ運輸サービスが使える。

  • 越境ECの実施エリア、第1位「シンガポール」、第2位「マレーシア」

 Q3で「実施している」と回答した方に、「Q6.越境ECを実施しているエリアを教えてください。」(n=84)と質問したところ、「シンガポール」が63.1%、「マレーシア」が58.3%、「タイ」が44.0%という回答となりました。

Q6.越境ECを実施しているエリアを教えてください。Q6.越境ECを実施しているエリアを教えてください。

・シンガポール:63.1%
・マレーシア:58.3%
・タイ:44.0%

・台湾:34.5%
・フィリピン:32.1%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:0.0%

  • 「越境EC」未実施のEC担当者の3人に1人が、越境ECによる販路拡大に意欲

 Q3で「実施していない」と回答した方に、「Q7.今後越境ECを利用し、さらに販路拡大をしていきたいと思いますか。」(n=22)と質問したところ、「非常にそう思う」が9.2%、「ややそう思う」が22.7%という回答となりました。

Q7.今後越境ECを利用し、さらに販路拡大をしていきたいと思いますか。Q7.今後越境ECを利用し、さらに販路拡大をしていきたいと思いますか。

・非常にそう思う:9.2%
・ややそう思う:22.7%

・あまりそう思わない:27.3%
・全くそう思わない:13.6%
・どちらともいえない:13.6%
・わからない/答えられない:13.6%

  • 越境ECの検討理由、「日本文化・製品が受け入れられやすい国が多いから」「低リスク低コストでビジネス展開ができるから」など

 Q7で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方に、「Q8.越境ECを検討している理由を教えてください。(複数回答)」(n=7)と質問したところ、「日本文化・製品が受け入れられやすい国が多いから」が71.4%、「低リスク低コストでビジネス展開ができるから」が71.4%という回答となりました。

Q8.越境ECを検討している理由を教えてください。(複数回答)Q8.越境ECを検討している理由を教えてください。(複数回答)

・日本文化・製品が受け入れられやすい国が多いから:71.4%
・低リスク低コストでビジネス展開ができるから:71.4%

・開拓できる市場が大きいから:57.1%
・今後更なる経済成長が見込めるから:57.1%
・実地での販売のテストマーケティングになっているから:42.9%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:0.0%

  • 越境ECの実施検討エリア、「シンガポール」「マレーシア」「フィリピン」が同率1位

 Q7で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方に、「Q9.越境ECを実施するならどんなエリアで実施したいかを教えてください。(複数回答)」(n=7)と質問したところ、「マレーシア」が42.9%、「シンガポール」が42.9%、「フィリピン」が42.9%という回答となりました。

Q9.越境ECを実施するならどんなエリアで実施したいかを教えてください。(複数回答)Q9.越境ECを実施するならどんなエリアで実施したいかを教えてください。(複数回答)

・マレーシア:42.9%
・シンガポール:42.9%
・フィリピン:42.9%

・タイ:28.6%
・台湾:28.6%
・その他:14.3%
 ー54歳:ベトナム
・わからない/答えられない:0.0%

  • 「越境EC」未実施の半数以上が、「東南アジアと台湾を中心としたECプラットフォーム」に興味

 Q3で「実施していない」と回答した方に、「Q10.東南アジアと台湾を中心とした、出店無料かつマーケティングサポートがあるECプラットフォームがあれば、利用したいですか。」(n=22)と質問したところ、「非常にそう思う」が13.7%、「ややそう思う」が36.4%という回答となりました。

Q10.東南アジアと台湾を中心とした、出店無料かつマーケティングサポートがあるECプラットフォームがあれば、利用したいですか。Q10.東南アジアと台湾を中心とした、出店無料かつマーケティングサポートがあるECプラットフォームがあれば、利用したいですか。

・非常にそう思う:13.7%
・ややそう思う:36.4%

・あまりそう思わない:22.7%
・全くそう思わない:13.6%
・わからない/答えられない:13.6%

  • まとめ

 今回は、アパレル・化粧品を販売するEC担当者、経営者・役員109名に対し、アパレル・化粧品の越境ECの意識調査を実施しました。

 アパレル・化粧品を販売する担当者の77.0%が「越境EC」を実施していると回答しており、越境ECによるメリットを伺うと「日本文化・製品が受け入れられやすい国が多い」が64.3%で最多でした。

 また、「越境EC」未実施の半数以上が「東南アジアと台湾を中心としたECプラットフォーム」に興味を示しており、アパレル・化粧品の販売においての越境EC需要の高まりが伺えました。

 日本製のアパレル・化粧品の海外人気が高まる今、来たる「旧正月」に向けた海外需要への販売強化を実施していることが分かりました。すでに越境ECを実施する担当者が多いことから、今後のさらなる需要の高まりに備え、専門サポートにより現地でのサービスを充実させることに注力する担当者が増えるのではないでしょうか。

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