
ランディングページ(LP)はPDCAの回し方がポイントとなります。しかし「具体的な方法がわからない」「ランディングページを改善する方法を知りたい」など、ランディングページの制作、運用について悩まれている方もいるのではないでしょうか。今回は、PDCAサイクルを回す意義について、商品LPの作り方(Plan、Do)、効果検証と修正の方法(Check、Act)などについて解説します。
この記事の目次
PDCAサイクルを回す意義
PDCAとは「Plan=計画」「Do=実行」「Check=確認」「Act=改善」の4つの要素が含まれています。LP運用などのマーケティングにおいてPDCAサイクルを回すことが大切です。
Plan
コンテンツマーケティングにおけるPLANは、提供するコンテンツの最適化する内容を決めるため、ユーザー視点でコンテンツ案を検討します。このときに提供する情報に不足している部分はないか、内容がわかりやすくなっているかを確認しなければなりません。
コンテンツ案のイメージが確認できれば、企画の骨子に落とし込む作業に入ります。つまり、企画の骨子は、コンテンツづくりのベースとなるものです。
Do
企画の骨子を作成すると、次に骨子に沿って文言やビジュアルを検討します。ユーザーは、求めるコンテンツの内容でなかった場合や疑問を感じると、そのサイトから離脱する可能性が高くなります。
そのため、常にターゲット目線でどう感じるかを意識する必要があるのです。たとえば、ユーザーが知りたい情報を網羅的に伝えること、誤字脱字をなくし冗長表現は修正するなど、読みやすいコンテンツ内容にすることが大切です。
なお、外部のデザイナーやライターに依頼する際は、事前に骨子を共有しておくことが重要となります。
各段階で進捗状況を確認しながら、納品する期日も設定しておくとよいでしょう。このときに具体的な目標も設定する必要があります。どのくらいで成果が出るのか、数字として表れるのかを分析することも大切です。
Check
骨子に沿って文言やビジュアルを検討した後は、企画したコンテンツ配信し、分析と結果を可視化することがポイントです。主な指標は、以下のとおりです。
- UU(ユニークユーザー数):特定のサイトやページに訪れたユーザー数。
- アクセス数:特定のサイトやページに訪れた回数。一人のユーザーが複数回訪れると、回数分カウントされます。
- PV(ページビュー):特定のページが表示された回数。一度の訪問で複数ページ閲覧する場合は数が増えます。
- 離脱率:サイト訪問後、ブラウザを閉じたり別サイトに移動したりする割合です。分析ツールで何ページ目で離脱したか、ページのどこで離脱したかまで調べることも可能です。
- 記事更新数:ブログなど、情報発信ツール上でのコンテンツの更新回数を指します。
立ち上げ当初の指標として使用されることが多いです。
網羅的に調べられる分析ツールとして、無料のGoogleアナリティクスが多く利用されています。
▼Googleアナリティクス
https://analytics.google.com/analytics/web/provision/#/provision
サイトのページ単位や顧客の行動履歴など、より詳しく調べるには、ヒートマップツールを導入するのも一つの方法です。ユーザーの動きを分析し、サーモグラフィーのように色付け・可視化できるツールです。
▼ヒートマップツール 賢瓦(ケンガ)
https://kenga.tech/r-qdgkjziptudcmngd
Act
分析結果やヒートマップツールなどから得た情報から、どのような課題が見つかったのかを検討します。改善策には、複数の仮説を立てて成果指標や目標などとかけ離れていないかもチェックしましょう。複数のLPを作成したケースでは、どのLPがより効果的であるのかを検証する必要があります。
商品LPの作り方(Plan、Do)
1.目的を明確にする
LP作成は、あらかじめ目的を明確にすることが大切です。たとえば、商品を購入してもらう、資料請求をしてもらう、サービスを利用してもらうなどがあります。商品販売が目的の場合には、実際の商品画像や必要な情報を網羅的に伝えなければなりません。
一方、資料請求については商品販売よりもユーザーからのハードルは低くなるため、簡易的な作りの場合も多いです。
2.ペルソナ分析
目的を明確にすると、LPに訪問してもらうターゲットとしてペルソナ分析を行う必要があります。ペルソナは、年齢、性別、居住地、職業、年収などを細かく設定した架空の人物モデルです。
ペルソナを設定してから、LPのデザインや訴求方法などを決めていきます。LPは作成すると完了ではありません。運用しながら改善していくことが不可欠です。そのため、あらかじめペルソナを設定することが訴求軸のぶれを防ぎます。
3.LPの構成
ユーザーに訪問してもらうためには、魅力的なLPにしなければなりません。商品や目的に応じてアクションしてもらうためには、LPの構成を考える必要があります。構成は、ファーストビュー、ボディコピー、クロージングの3つに分けるのが一般的です。
4.コンテンツ作成
ファーストビューは、LPの中でも最初に目に入る部分なので重要な役割をしています。キャッチコピーやアイキャッチ、権威づけをしっかり示すことが大切です。
ボディコピーは、LPの中で多くの割合を占めています。商品のメリットや共感を得られるベネフィットなどがポイントになります。たとえば、口コミや実績などです。
クロージングは、商品やサービスを購入してもらう部分になります。ユーザーからアクションしてもらうためのCTAや資料請求、問い合わせなどの部分です。
5.デザイン
コンテンツが完成するとデザインに入ります。デザインによってユーザーからのアクションが左右される場合もあり、非常に重要な部分です。写真やフォントを見やすくすることや、色の変化を工夫することも必要でしょう。
6.コーディング作業
プログラミングコードを記述する作業に入ります。サーバーやURL、メールアドレスの選定などが必要になります。
「商品LPの作り方やポイント」の詳細は、以下のコラムを参考にしてみてください。
LPの参考サイトは、以下のサイトを参考にしてみてください。
▼LPアーカイブ
https://rdlp.jp/lp-archive/
効果検証と修正の方法(Check、Act)
LPOの重要性
多数のユーザーがサイトに訪問したとしても、購入に至る確率が低い場合には、費用対効果を得ることができません。そのため、常にアップグレードしながらLPを作成する必要があるのです。つまり、コンバージョン率の高い訴求を目的としたランディングページの最適化(LPO)が重要になります。
しかし、LPOには守るべき手順があります。
LPの効果検証と修正の方法
まずは、現状の効果測定・分析を行います。CV数が少ない場合は、セッション数が不足しているのか、CVRに問題があるのかなど、どこに問題があるのかを現状の効果測定・分析を行い、課題を見つけていきます。
次に課題の対策を行なっていきます。LPのデザインや内容を修正し、ユーザー視点で改善していくことが大切です。課題の対策は必ずしも正解とは限らないため、課題対策の結果についても検証しなければなりません。課題自体のズレはないか、改善・対策が適切であったのかなどをチェックします。
LPOの目的は、CVの最大化です。最終目的はぶれないように分析の結果に対しても改善していきます。
LPを効果検証と修正する際のポイント
ファーストビュー
LPの修正ポイントとしてもっとも重要なのが「ファーストビュー」です。なかでもキャッチコピー、画像、申し込み・購入ボタンの3つの要素があります。
キャッピコピーは、特徴よりもメリットを伝えることが重要です。
ファーストビューの画像は、シンプルな商品写真を使うと効果が高まります。商品ではなく、サービスを伝えるには、利用イメージがわく画像が適しています。
ファーストビュー以外の画像は「キャプション」を入れると効果的です。申し込みボタンについては、ボタンのデザインや色、位置、文言を変えるなどの工夫が必要となります。
購入・申し込みフォームは、入力の手間をなくし、エラーの箇所をわかりやすくするなど、ユーザーにストレスがないように操作性を意識しましょう。
権威づけ
「取引先実績」や「お客様満足度」などの権威づけをファーストビューで行うことも大切です。
コンテンツの構成
ヒートマップツールなどを用いて、内容の改善や項目を増やすなど、充実させる必要があります。
LPの表示速度
表示速度が遅いとユーザーがサイトから離脱する可能性があります。画像サイズを1枚100~200KB程度など、表示速度を意識した容量の大きさにしましょう。
LPの表示速度を劇的に改善できるシステムもあります
▼Hypersonic
https://rdlp.jp/hypersonic
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