
「ECサイトに定期販売システムを導入したいから、もっと詳しく知りたい」
「導入するのであれば、どのようなポイントを意識するべきなのか」
このようにお考えの方も多くいらっしゃると思います。そこで今回は、ECサイトに定期販売システムを導入する方法とポイントをご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
この記事の目次
定期販売システムとは
定期販売システムと聞いても、よくわからないという方もいらっしゃるでしょう。定期販売とは、健康食品やサプリメントといった消耗品などを定額料金で一定期間届けるビジネスモデルを指します。特にその店でしか入手できない商品である場合に効果的です。この定期販売と勘違いされやすいのが、頒布会やサブスクリプションです。それぞれ意味は異なりますので、違いを見ていきましょう。
定期販売では、健康食品やサプリメントといった消耗品が多いことに対して、頒布会は、お店側が商品を選び、セットにしてユーザーに届けるという仕組みとなります。また、定額販売は物であるのに対して、サブスクリプションは一定金額で利用できるサービスとなっています。サブスクリプションは一定金額を支払うことで、利用し放題ということも特徴です。
このように、定額販売と頒布会、サブスクリプションは意味合いがそれぞれ異なるのです。
定期販売システムの主な決済方法
主な決済方法としては、クレジットカード決済、口座振替決済、後払い決済が挙げられます。
・クレジットカード決済
クレジットカードのメリットは、ユーザーの負担が少ない点と、サービスの継続率が高いことです。一方デメリットとして、カードの有効期限切れが生じることが挙げられます。
クレジットカードにはそれぞれ有効期限があり、期限を超えてしまうと、ユーザーが更新しなければなりません。期限切れにより、エラーが発生してしまう恐れもあります。
・口座振替決済
口座振替決済のメリットは、サービスの継続率が高いことです。デメリットとして、非対面の手続きの場合、口座登録の手間がかかることではないでしょうか。
・後払い決済
後払い決済のメリットは、初回購入時に、サンプル商品を配りユーザーを獲得できることです。一方デメリットとしては、その都度支払う必要が生じるため、サービスの継続率が低くなってしまうことが挙げられます。
この決済方法の中でも、定期販売システムにはクレジットカード決済がおすすめといえます。メリットでもご紹介したように、最初に登録しておくだけで、あとは自動的に毎月決済されるからです。ユーザーの継続率も高くなり、売上に繋がるでしょう。
以上が定期販売システムと主な決済方法についてでした。
定期販売を行うメリット
ここまでで、定期販売についてご理解していただけたと思います。
では、そんな定期販売を行うことによって、どのようなメリットがあるのでしょうか。定期販売向けのカートシステムを、リピートカートや単品通販カートといいます。リピートカートを導入するメリットは、ECサイト側のメリットと、ユーザー側のメリットに分けられます。
そこで、ここからはそれぞれに分けて解説します。
お店側のメリット
1つ目は、機能面です。リピートカートには、定期販売の販売戦略をサポートする、以下のような機能があります。
- 定期販売サイクル設定機能
- クーポン機能
- メルマガ機能
- シナリオメール、ステップメール機能
- クロスセル、アップセル機能
定期販売サイクルを設定することで、商品の消費サイクルに合わせて、お客様に最適なタイミングで商品を届けられます。さらに、クーポン機能も搭載できます。初回特典、定期期間割引といった、定期購入ならではのクーポンを搭載できるのです。また、定期購入においては、メルマガの配信、アップセル、クロスセルも重要となります。定期商品のご案内や、今だけの特別感のあるキャンペーンを推進するなどがポイントとなります。
2つ目は、低コストと、少ない人件費で始められることです。大量の商品を揃えた総合通販サイトと比較しても、1つの商品の定期購入であれば、商品管理もしやすく、人件費を抑えながら低コストでの運営が可能となります。
3つ目は、売上が安定しやすく、長期的な収益が見込めることです。定期購入により、収益が増加しますので、売上が安定しやすいでしょう。長期的な収益も見込まれます。
ユーザー側のメリット
ユーザーにとっては、以下の4つが主なメリットとして挙げられます。
- 面倒な注文が不要
- 買い忘れる心配がない
- いつもよりお得に購入できる
- 在庫切れの心配がない
同じECサイトで注文を繰り返して購入する手間を省きたい方にとって、定期購入は最適です。一定期間で商品が届くので、買い忘れや在庫切れといった心配をせずに済みます。さらに、定期購入であれば、通常で買うよりもお得に購入できる点も魅力的ですね。
以上が定期販売を行うメリットでした。
定期販売向けカートシステムの導入パターンについて
では、そのような定期販売向けカートシステムを、どのようにECサイトに導入すれば良いか気になる方も多いでしょう。そこで、ここからは定期販売向けカートシステムの導入パターンについてご紹介します。
まずは、カートシステムのサイト構築機能ですべて構築するパターンです。多くの定期購入向けのカートシステムに搭載されたサイト構築機能・決済機能を利用して、はじめからECサイトを構築します。定期購入の運営に特化した機能を十分に活用できますし、1つのシステムでECサイトの運営が可能となります。
次に、LPのみで構築するパターンです。LPの下部に注文・届け先を入力できるフォームが設置され、ページの遷移をせずに決済を完了できます。途中離脱やカゴ落ち対策としても有効的でしょう。さらに、複数商品の販売にも対応していますので、幅広い業種での利用が可能となります。そのため、利便性の高さが評価されています。
最後に、CMSと連携して構築するパターンです。ECサイト自体は他のCMSで構築し、カート機能に通販カートシステムを導入します。自由度の高いサイトにしたい場合や、大規模なサイトにしたいという場合はこのパターンが適しているでしょう。
定期販売システム導入を成功させるポイント
定期販売システムを導入するのであれば、成功させたいですよね。本格的にこれから始められるという方に向けて、ここからは定期販売システム導入を成功させるポイントをご紹介します。
ずばり、成功させるためには、「商材選び」が重要です。
当たり前のことでもありますが、定期販売システムを導入したからといって必ず売れるというわけではありません。
それぞれの商品やサービスに適しているかを確認する必要があります。定期販売システムに適した商品には、以下が挙げられます。
- 定期的に購入する消耗品
- 重くて持ち運びが不便な消耗品
- 自社商品などのオリジナリティのある商品
- 日常的に消費する物や利用する物であること
- どこよりも安い金額であること
消耗品に関しては、例えばその地域のみ取れる貴重な素材や成分を使用した商品、というように特徴を持ち合わせていれば、より効果的でしょう。
一方、適していない商品は、食器、服、靴といった耐久品です。これらは毎月新しい物を買い換えることがないため、定期販売には向いていないのです。
まとめ
今回は、ECサイトに定期販売システムを導入する方法とポイントをご紹介しました。
定期販売システムの導入をお考えの方におすすめのサービスに、MakeShopの『定期購入オプション』があります。こちらのサービスは、簡単な操作で定期的に商品をお客様にお届けすることができ、商品の買い忘れによる機会損失を防げます。
気になる方は、ぜひ下記サイトにて詳細をご確認くださいませ。
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