しるし株式会社(本社:東京都渋谷区、代表:長井 秀興)は、Amazonや楽天市場など大型ECモールでの転売検知システムで特許を取得したことをお知らせいたします。

■特許取得の背景
これまで店舗販売に強みを持っていた企業においても、コロナ禍での消費者の購買行動の変化を経て、ECに新たな販路を広げつつあります。一方で、大型ECモールでは転売が多く値崩れや、悪質な顧客対応および品質管理により低評価がブランドページに蓄積され、ユーザーに表示されます。大型ECモールは購入チャネルとしてだけではなく、商品リサーチのメディアとして消費者に利用されるため、実店舗での売上に悪影響が生じておりました。
特許を取得した技術を用いた転売検知システムにより、デジタルシェルフにおける適切な販売状態(価格・LP・レビュー・コメント・配送など)を保持し、ブランド体験が毀損されることを防ぎます。
■特許に関する概要
発明の名称:監視システム、監視方法、及びコンピュータプログラム
特許番号:特許7026307
特許権者:しるし株式会社

※しるし社で活用されている転売検知および防止ダッシュボードの一部
今後も弊社は、店舗販売に強みを持ちながらも、そのブランドの魅力をECにおいても広く訴求したい企業様に対し、ブランド戦略に基づいた「ECのグロースパートナー」として新たなサービスを開発してまいります。
- 転売検知システムを使用したブランド毀損防止事例:株式会社ヴィークレア「&honey」

「&honey」は、株式会社ヴィークレアが企画・開発・販売を行う、人気ヘアケアブランドです。
この度の転売検知システムの導入により800件以上の転売を防止、ブランド毀損を阻止することでECモールにおいてはもちろん、実店舗の販売への好影響が確認されました。
なお、転売防止対策前のECモールにおけるレビュー例としては「一般的な販売価格に対して、上乗せし過ぎだと思う(価格に対する不満)」や「異なる商品が届きました。(商品違いによる被害)」など、販売価格や商品間違いに関するクレームが散見されました。
転売検知システムの導入により、転売対応数が増加、それに伴い低評価レビューが減少し、実店舗のシリーズ全体売上に対しても好影響が確認されました。

※シリーズ売上:ドラッグストアにおける&honeyシリーズの販売実績
【しるし株式会社 代表取締役 長井 秀興 コメント】
ブランドを成長させるには、目の前の収益も当然重要ですが、ブランドエクイティ(ブランドの資産)を毀損させずに強化していくことが、本質的な貢献だと考えています。
ECモールは誰もが簡単に出品できる性質があることから、ブランドが管理しきれず、転売による値崩れや、悪質な顧客対応および品質管理により、ブランド毀損につながります。
本システムを活用することにより、ブランドエクイティの毀損を防ぎ、販路を問わず、ブランドの収益成長に貢献することが可能になります。
ブランド毀損を防ぐ取り組みとして、転売対策に加え、模倣品検知システムの開発や模倣品対策にも注力しております。
将来的には、プラットフォームを問わず、一貫したブランド体験を届けられる世界の実現を目指します。
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