家具のD2CブランドKANADEMONOを展開する株式会社bydesign(本社:東京都目黒区、取締役社長:石川森生)は、2022年3月29日(火)新たな取り組みとして、SNSとネット通販プラットフォーム・ルームクリップ株式会社との協業により、住生活領域の事業者と連携したD2C構築プロジェクト「D2C ROOM LABO(ディーツーシー・ルーム・ラボ)」に参画することを発表しました。

D2C(Direct to Consumer)とは、事業者が企画・生産した製品を、小売店などの中間流通を挟まずに消費者に直接販売するモデルで、近年ネット通販プラットフォームやソーシャルメディアの浸透・進展によって注目を集めています。一方、事業者側にはノウハウがまだ少なく、住生活領域での事例は多くありません。
ルームクリップ社は「人と人、人と企業が繋がる住生活の新しい産業と文化を築く」というビジョンのもとで、SNSとネット通販プラットフォームを提供しており、昨年にはD2Cブランド運営の当社をグループ化しました(※)。「D2C ROOM LABO」で住領域の事業者とともにD2C構築に取り組み、より一層ビジョンの達成を目指して参ります。
「D2C ROOM LABO」とは、ルームクリップ社が持つSNSとネット通販プラットフォームを中心に、実例写真から分析されたトレンド情報や定量的なデータについての知見や、D2Cブランドを運営している当社のノウハウなどを活用し、住領域事業者と共にD2C構築を目指すプロジェクトです。

(D2C構築フロー)
第一弾として、創業136年の畳製品老舗企業、株式会社イケヒコ・コーポレーション(本社:福岡県三潴郡、代表取締役社長 猪口耕成)のD2C化支援プロジェクトを開始、インターネット上での情報と商品の流通を前提としたビジネスフロー構築を目指します。
まずは既存商品に「D2C化」を施し、D2Cに即した売り方として新たな見せ方にて畳製品3商品を2022年4月中に
発売開始します。続いて、4月発売商品の動向を踏まえ、新商品を共同開発し、2022年中の発売を目指します。

(4月発売商品 イメージ画像例)
■株式会社イケヒコ・コーポレーション 代表取締役社長 猪口耕成様のコメント
デジタル技術の進化により、あらゆる「垣根」が無くなり、「ダイレクト」に繋がる時代を迎えています。メーカーも消費者様と直接つながることで共にものづくりし、共に新しいライフスタイルを提案していく時代になると考えています。ただし、自社の能力だけでは多様化する消費者様のニーズを満たすことはできません。故に各企業が自社の強みを出し合いながら、連合を組むことでより大きなエコシスムを構築していくことが今後の勝ちパターンになっていくと考えています。新しいメーカー業のあり方を追求していきたいと思っております。
■ルームクリップ株式会社 代表 髙重 正彦のコメント
サービス開始から約10年が経ち、創業当時と比べるとユーザーのニーズはより多様化しています。既存のマス媒体だけでは、企業にとって適切な商品を適切なユーザーに届けるのが非常に困難な時代です。そんな中、RoomClipは家具やインテリアに興味があるユーザーが集まり、多様なニーズをもつユーザー同士をつなぐコミュニティとしても機能しています。「D2C ROOM LABO」は、そのコミュニティの力と、bydesignのもつD2Cのノウハウ、そして既存の製造業のみなさまが持つサプライチェーンや技術を繋ぎ合わせることで、多様なユーザーのニーズに応えられる新しい商品の作り方・届け方を実現することを目的としています。誰もが「自分の好みに合わせて住生活を変えられる」を実現できる世界に向けて、ソーシャル’メディア’からソーシャル’コマース’のプラットフォームへの進化を、より一層深めていきたいと考えています。
なお、本サービス開始に関するオンライン記者発表会を本日開催し、株式会社イケヒコ・コーポレーション 代表取締役社長の猪口氏より、現在の課題感や今回の取り組みの背景について、インテリアD2Cブランド「KANADEMONO」を運営する当社取締役社長/ルームクリップCEO室長石川森生より、D2Cの解説や成功のポイントについてを紹介しました。

【D2C ROOM LABO概要】
「D2C ROOM LABO」とは、ルームクリップ社が持つSNSとネット通販プラットフォームを中心に、実例写真から分析されたトレンド情報や定量的なデータについての知見や、D2Cブランドを運営している当社のノウハウなどを活用し、住領域事業者と共にD2C構築を目指していく、コンソーシアム型プロジェクトです。住まい領域の資産(日本固有の文化、技術、地場産業とのネットワークなど)を持ちながらも、生かし切れてない企業様をパートナーとして迎え、今後も取り組みを拡大していきたいと考えています。
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