お酒のオンライン購入に関する調査、約6割が商品名で指名検索・20代の9割がカゴ落ち経験ありと判明

株式会社シナブル(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:小林 裕紀)が、オンラインショップで月に1回以上お酒を購入している20代から60代の男女を対象に、「お酒のオンライン購入とレコメンド機能」に関する実態調査を実施しました。
EC市場の拡大が進む近年において、お酒の購入においてもオンラインショップの利用が一般的になってきています。
以前実施された「酒類の購買行動と実店舗・オンラインの比較」に関する調査においては、オンラインでの購入には「実物を確認できない不安」などの心理的ハードルがあり、年代によってサイトに期待する体験が異なることが判明していました(調査対象者数:1,009名、実施時期:2026年9月)。
このような状況の中、豊富な商品ラインナップがあるがゆえに「自分にぴったりの商品が見つけにくい」「提案機能が十分でない」といった新しい課題も浮き彫りになっています。
利便性のみならず、個々の顧客に寄り添った購買体験の質が重視される現在、消費者はオンラインショップにどのような機能や体験を期待しているのでしょうか。
前回実施調査:「酒類の購買行動と実店舗・オンラインの比較」に関する調査
(10月21日配信済み)
本調査の主要な結果(株式会社シナブル実施/調査対象者数:1,009名)
【オンライン(EC)における購買行動と実態】
・指名買いの傾向:オンラインショップでお酒を探す際、約6割(59.2%)が「商品名」で指名検索を行っており、購入する商品が事前に決定している傾向が顕著に表れています
・カゴ落ち(離脱)の実態:カートに商品を追加したにもかかわらず購入を断念した経験がある方は、20代において約9割に達する結果となりました
・主なカート離脱の要因(※):購入を中断してしまう最大の理由は「他サイト・実店舗との価格比較」や「送料の高さ」でした
【レコメンド機能への評価と期待】
・現状の提案機能への不満:既存のレコメンド機能については「在庫切れ商品の表示」や「予算・利用シーンとのミスマッチ」など、提案の精度や文脈面での不満が見られます
・商品ページで重視する情報(※):世代により注目するポイントが分かれ、20代から40代は「口コミや受賞歴」、50代から60代は「値引き価格・送料無料」を重視する傾向が明らかになりました
・パーソナライズによる購買行動の変化(※):好みに完全にマッチしたお酒を提案してくれる専用ショップがあれば、約7割(68.9%)が「購入頻度や購入金額が増える」と回答しています

オンラインショップでのお酒の探し方、「商品名で直接検索」が約6割で最多に
まず初めに、20代から60代の方を対象とした「オンラインでのお酒の探し方」についての調査が実施されました。

株式会社シナブルによる調査結果によれば、最も多かった回答は『商品名で直接探す(59.2%)』となり、続いて『お酒の種類だけ決めて探す(36.2%)』『予算や価格帯に合わせて探す(29.9%)』という結果になりました(調査対象者数:1,009名、実施時期:2026年9月)。
約6割が「商品名」による直接検索を行っていることから、オンラインショップでの購入を検討する段階では、すでに特定の商品を決めている(指名買い)ケースが多いと推測されます。
また、「種類」や「予算・価格帯」で絞り込む層も一定数存在しており、事前に情報を収集済みであるか、日常的に愛飲しているお気に入りのお酒をリピート購入している様子が見受けられます。
それでは、このような目的意識の高い利用者は、実店舗ではなくオンラインショップを選択する理由(メリット)として、どのような点に魅力を感じているのでしょうか。
「お酒を購入する際にオンラインショップを利用するメリット」について質問したところ、年代別で以下のような回答結果が得られました。
株式会社シナブルの調査によれば、20代では「商品レビューの確認」や「店員を気にせずに選べる」といった、情報収集のしやすさと心理的な気軽さが上位にランクインしています。
一方、30代以降においては年代が上がるにつれて、「重いお酒を持ち帰る手間が省ける」や「価格の安さ」が支持を集める傾向が確認されました。
この結果から、若年層は商品選びの失敗を回避するための「納得感」や「自分が満足できるショッピング体験」という心理的なメリットを求めているのに対し、中高年齢層は体力的な負担の軽減やコストパフォーマンスといった「実質的なメリット」を重視していることがうかがえます。
「とりあえずカートに入れたまま放置」が20代では約9割、おすすめ機能に対する不満とは
オンラインならではのメリットが評価される一方で、実際に購入手続きに進んだ際に途中で離脱してしまうケースはどの程度存在するのでしょうか。
「ネットショッピングで、お酒をカートに追加したものの、最終的に購入せずにサイトを離れた経験があるか」と質問したところ、全体の傾向として、年代が若いほどカートに追加した後に離脱する割合が高いことが明らかになりました(調査対象者数:1,009名、実施時期:2026年9月)。
特に20代では『よくある』『たまにある』を合計した回答が約9割(88.9%)に達し、30代でも8割半ば(85.5%)にのぼりました。購入の直前で一旦サイトを離れる行動が、若年層においては日常的になっている様子が見て取れます。
一方、40代以降は、年代が上がるにつれて離脱経験のない割合が増加しており、高年齢層は購入の意思が固まってからカートへ追加している傾向が確認できます。
それでは、表示されるおすすめ機能にはどのような不足や不満が感じられているのでしょうか。
「お酒を購入する際、オンラインショップのおすすめ機能に不満・不足を感じる理由」について質問したところ、年代別で以下のような回答結果が得られました。

特に顕著な結果として、20代と60代においては、『在庫切れの商品が表示される』が上位にランクインしており、購買意欲を削ぐシステム上の課題が見受けられます。
一方、30代と40代においては『予算や利用シーンに合わない』、20代や30代においては『おすすめされる理由がわからない』という理由が多く見られ、自身のニーズや購入の文脈と提案内容とのズレに違和感を持っている方が多いことが示されています。
さらに、40代以降の中高年齢層になると『似た商品ばかりでマンネリ化している』『興味のない種類のお酒が表示される』といった不満も挙げられています。
これらの結果から、過去の購入履歴に依存した単調な提案や機械的な表示ではなく、その時々の目的や細かな嗜好を的確に捉えた、より精度の高いパーソナライズが求められていると考えられます。
つい目がいくのは「レビュー」と「受賞歴」、好みに合う「自分専用のECサイト」なら約7割が購入増加と回答
自動提案(おすすめ機能)に対しては様々な不満や課題が聞かれたものの、商品ページ内においては、どのような情報が購買意欲を引きつけているのでしょうか。
「お酒を購入する際、オンラインショップの商品ページで、つい目がいってしまう情報」を質問したところ、20代では『金賞などの受賞歴・専門家の評価』、30代や40代では『口コミ・レビュー』が上位を占め、第三者の評価やレビューなどを重視して、商品選びの失敗を防ごうとする心理がうかがえます(調査対象者数:1,009名、実施時期:2026年9月)。
一方、50代や60代では「値引き価格」「送料無料」「ポイント還元率」といったコストに関する項目が上位を占めました。
中高年齢層はすでに自身のお酒の好みが確立されているケースが多く、純粋に「いかにお得に購入できるか」に注力していると考えられます。
・商品をカートに追加した後で購入をやめた理由は何ですか(複数回答可)
・オンラインでお酒を購入する際、商品を探し始めてから決済を完了するまでに、一度にどのくらいの時間をかけることが多いですか
・お酒を購入する際、オンラインショップにどのような機能があれば嬉しいですか(複数回答可)
・どのようなタイミングや内容であれば、オンラインショップからのお知らせ(メールマガジン、プッシュ通知など)を開いてみたいと思いますか(複数回答可)
・もし、あなたの好みに完璧に合ったお酒を提案してくれる自分専用のオンラインショップがあった場合、購買行動はどう変化すると思いますか
まとめ:利便性の追求から『パーソナライズされた顧客体験』の提供へ
今回の株式会社シナブルによる調査では、年代によって求めるメリットや注視する情報が大きく異なる一方、現状のレコメンド機能には「在庫切れ」「的を射ない提案」といった不満が残ることがわかりました。
実際、好みに完璧にマッチした提案が受けられるなら約7割が「購入頻度・購入金額が増える」と回答しており、高精度なパーソナライズの実現が事業成長に直結することが示されました。
このようなオンライン特有の課題は、実際の導入現場ですでに解決が進んでいます。
シナブルが提供する『EC Intelligence』では、カートに残った商品だけでなく「お客様の嗜好に合う別の一本」まで提案するレコメンド機能や、顧客一人ひとりに合わせたセグメント配信・シナリオメールによって、「味が好みに合うか不安」「選ぶのに疲れる」といった障壁を乗り越え、リピート購入につなげている事例が生まれているとのことです。
分断されたデジタルマーケティングをひとつにする、統合型MA・CRMプラットフォーム『EC Intelligence』

株式会社シナブルが開発・提供する『EC Intelligence』は、独自開発の検索・レコメンドエンジンに、MA(メール・LINE・SMS・アプリ通知・DM)、CDP、Web接客、A/Bテストまでを1つに統合したクラウド型プラットフォームです。100万点以上の商品でも高速に検索・レコメンドでき、複雑なSQL操作なしで顧客データを統合・活用できます。
今回の調査で見えた「実店舗とオンラインの壁」も、この統合基盤で乗り越えることが可能とのことです。例えば、次のような活用方法があります。
オンラインでも「思わず手が伸びる」出会いを演出
実店舗で新しいお酒への挑戦を後押ししていた「季節・数量限定」「目を引くパッケージ」「POPの説明」といった魅力を、オンラインでも再現できます。顧客データに応じて、検索結果やサイト上におすすめ商品・限定品のバナーやポップアップを出し分け、「いつもの定番」以外との出会いを生み出します。
「送料の損した感」と「味への不安」をやわらげる
送料は今回、オンライン購入の壁の1位(31.1%)でした。「送料無料まであと500円です」と後押しするポップアップを、検索や閲覧の行動に連動して表示できます。あわせて、最も求められた「味わい・香りの詳細」やランキングといった判断材料を提示しながら、購入履歴や行動データから一人ひとりの嗜好に合う商品を提案します。膨大な商品からの「選ぶ疲れ」も軽減します。
年代ごとに異なる「リピートの決め手」に、自動で対応
若年層が重視する「最適なタイミングの案内・自分向けクーポン」も、シニア層が重視する「ポイント・送料無料」も、メールやLINEを一元管理し、顧客セグメントごとに自動で出し分けます。特定の顧客にだけクーポンを表示すれば、セール時でも利益率を維持できます。
その他、アンケート作成、サイト訪問者のリアルタイム分析、ブラウザ認証・OTP・IP制限などのセキュリティにも対応しています。
調査概要:「お酒のオンライン購入とレコメンド機能」に関する調査
【調査期間】2026年9月1日(火)から2026年9月2日(水)
【調査方法】PRIZMAによるインターネット調査
【調査人数】1,009人
【調査対象】調査回答時にオンラインショップでお酒を月1回以上購入する20代から60代の男女と回答したモニター
【調査元】株式会社シナブル
【モニター提供元】サクリサ
出典元:株式会社シナブル
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000059188.html
