マンガ形式の情報発信に関する調査、53.2%が「最後まで読みやすい」と回答 NEXER Groupとデジタル職人が共同調査

株式会社NEXER Groupとデジタル職人株式会社が共同で、マンガを活用したストーリー型コンテンツに関する調査を実施しました。全国の男女500名を対象にしたアンケート調査の結果、マンガ形式の情報発信に対する生活者の受け止め方が明らかになりました。
マンガ形式の情報発信、半数以上が読みやすさを実感
商品やサービスについて情報収集をする際、文字だけのページを途中で閉じてしまった経験を持つ方は少なくないでしょう。近年、企業のWebサイトや広告、SNSなどにおいて、マンガを使って商品の魅力や使い方を伝えるコンテンツが増加しています。
今回の調査では、こうしたマンガ形式の情報発信を生活者がどのように受け止めているかについて、2026年10月16日から10月23日の期間、インターネットでのアンケート形式で実施されました。
53.2%が最後まで読みやすいと回答
商品やサービスを知る際、マンガ形式で紹介されていると最後まで読みやすいと感じるかという質問に対して、「とても感じる」が13.6%、「やや感じる」が39.6%となり、合計で53.2%の方がマンガ形式の情報を最後まで読みやすいと感じていることがわかりました。

一方で、「あまり感じない」は21.4%、「まったく感じない」は25.4%という結果になっています。
読みやすいと感じると回答した方からは、「文字と絵で情報が分かりやすい」「物語として頭に入ってくるから」「イラストが入ると、会話形式になったり読み進めやすく感じるから」「視覚に訴えられるから」「難しい内容ほど漫画にするとわかりやすい」「説明が長いと読むのに疲れるから、イラストだとさっと読める」といった声が寄せられました。
イラストや会話を通じて視覚的に情報を捉えられることや、ストーリーに沿って内容を理解できることが、読みやすさにつながっていることがうかがえます。
一方、読みやすさを感じないと回答した方からは、「漫画の長さによる。長いと読むのが面倒くさい」「欲しい情報にたどり着くまで時間がかかる印象があります」「登場人物のやり取りが多くなり商品やサービスの特徴を知るまでに時間がかかると感じるから」「マンガ形式では実物が想像できないから」といった意見が寄せられました。
マンガ形式で情報を発信する際には、イラストやストーリーを活用するだけでなく、伝えたい内容を整理し、知りたい情報にスムーズにたどり着ける構成にすることも重要になると考えられます。
商品の使い方や利用方法が特に理解しやすい
マンガ形式で紹介されていると最後まで読みやすいと感じる方に対して、特に理解しやすいと感じる内容を質問したところ、最も多かったのは「商品の使い方・利用方法」で37.6%でした。次いで「サービスの利用イメージ」が27.8%、「複雑な仕組みや専門的な知識」が13.5%と続いています。

上位2項目を合わせると65.4%にのぼり、商品の使い方やサービスを利用する場面など、具体的なイメージを伴う情報がマンガ形式で理解しやすいと感じられていることがわかります。
商品の使い方については、実際の手順や操作の流れをイラストで確認できると、文章だけで読むよりもイメージしやすくなります。また、サービスの利用イメージについても、登場人物の行動や会話を通じて利用の流れを追えるため、自分が使う場面を思い浮かべやすくなると考えられます。
60.2%が登場人物の体験で共感しやすいと回答
文章だけでは理解しにくい内容でも、登場人物の体験として描かれると共感しやすいと思うかという質問に対して、「とても思う」が16.6%、「やや思う」が43.6%と、合わせて60.2%が登場人物の体験として描かれると共感しやすいと回答しました。

一方で、「あまり思わない」は20.0%、「まったく思わない」は19.8%となっています。
最初の設問で、マンガ形式の情報を「最後まで読みやすい」と感じると回答した方は53.2%でしたが、今回の結果はそれを7ポイント上回っており、マンガ形式は読みやすさだけでなく、登場人物の体験を通じて共感を促す点でも役立つ可能性がうかがえます。
共感しやすいと感じる方からは、「活字だと個人の想像力に任せてるとこあるから」「キャラだと取っ付きやすいから」「漫画のイラストから登場人物の表情などの変化などでより心情も伝わりやすい」「体験は経験した人がいるからリアルに伝わりやすい」「臨場感が伝わるから」「自分に置き換えて想像しやすいから」といった声が寄せられました。
マンガでは、登場人物の表情やしぐさ、会話などを通じて気持ちや状況が描かれるため、文章だけでは想像しにくい場面も具体的にイメージしやすくなるようです。また、登場人物の体験を追うことで、自分の経験と重ね合わせながら内容を理解できることも、共感につながっていると考えられます。
一方で、共感しやすいと思わないと回答した方からは、「文章のほうが理解しやすいから」「同じ体験が自分にないことがあるから」「文章のほうが馴染んでいるから」「状況や考え方と一致するとは限らないため」「回りくどいので普通に情報が欲しい」といった意見もありました。
登場人物の体験が自分の状況や価値観と異なる場合には、共感しにくいこともあり、情報の受け取り方には個人差があることがわかります。マンガ形式で共感を促すには、登場人物の表情や心情を丁寧に描くだけでなく、読み手が自分の経験や身近な場面と重ね合わせられるストーリーを考えることも大切だといえそうです。
広告や商品紹介での活用が最も効果的
企業がマンガを活用するなら、最も効果的だと思う場面について質問したところ、最も多かったのは「広告・商品やサービスの紹介」で28.6%でした。次いで「商品やサービスの利用マニュアル」が20.0%、「顧客の体験談・導入事例の紹介」が11.4%と続いています。

「広告・商品やサービスの紹介」と回答した方からは、「商品や商品利用のイメージがより湧きやすくなり、入口として向いていると感じるため」「広告にあまり興味がない人にも目を向けてもらいやすいから」「まず見てもらうことが大事だから」といった声が寄せられました。
マンガならではのイラストやストーリーが、商品やサービスを知るきっかけとなり、幅広い人に情報を届ける手段として期待されているようです。
「商品やサービスの利用マニュアル」と回答した方からは、「利用してるイメージが湧きやすい」「視覚的にとらえる方が理解が早そうに思います」「マニュアルの文章は難しいことがあるので。漫画形式のほうがとっつきやすいので」といった意見が寄せられました。利用する場面をイメージしやすいことや、文章だけでは難しく感じる説明も理解しやすくなることが評価されています。
「顧客の体験談・導入事例の紹介」と回答した方からは、「顧客の体験談は活字だとわかりづらい」「身近に感じやすいので」「自分の会社は顧客にどのように役立つかというのを分かりやすく表現できれば、他の顧客にも広めやすいとは思う。ただあまりにも漫画っぽすぎるとデフォルメしすぎて軽くなってしまう面もあると思う」といった声が寄せられました。
実際の活用場面を具体的に描くことで、内容を身近に感じやすくなるという意見が寄せられています。
このように、マンガは商品やサービスを知るきっかけづくりから、使い方の説明、導入事例の紹介まで、さまざまな場面で活用できることがわかります。伝えたい内容に合わせてストーリーやイラストを工夫することで、読み手の関心を引きながら、情報をわかりやすく届けられるのではないでしょうか。
読んでみたいと感じるマンガの特徴
商品やサービスをマンガで紹介するなら、どのような内容や工夫があると「読んでみたい」「分かりやすい」と感じるかを具体的に質問したところ、以下のような回答が寄せられました。
「適度な長さで絵に癖がないと読んでみたいと思う」「悩みに共感ポイントが高いと商品と繋がる」「商品が初めて登場するコマにて、実物の写真と漫画絵を並べて表示されると、より分かりやすく感じる。適度に簡略化された漫画絵や漫画で使い方が分かりやすくなりつつ、写真が並べられていることで自分が実物を使うイメージも湧きやすく感じる」「読みやすい。文字が少ない。難しい言葉を使っていない。専門用語などの説明をわかりやすくしている」「『こういう使い方はしないで』『こんな使い方もできるよ』等、取扱説明書+αがあれば読んでみたい」といった意見が寄せられました。
回答には、「適度な長さ」「文字が少ない」「専門用語などの説明をわかりやすくしている」といった、読みやすさや理解のしやすさを重視する声が寄せられました。また、商品への悩みや関心に共感できるストーリーも、読んでみたいと思うきっかけになるようです。
さらに、実物の写真とマンガのイラストを組み合わせる工夫や、基本的な使い方だけでなく、注意点や応用方法も紹介してほしいという意見もありました。マンガならではの親しみやすさを生かしながら、具体的な情報も盛り込むことで、商品の特徴や使い方をよりイメージしやすくなりそうです。
商品やサービスを紹介するマンガでは、楽しく読めることに加え、商品の特徴や使い方がしっかり伝わることも大切です。読み手が興味を持てるストーリーに、必要な情報をわかりやすく盛り込むことで、「読んでみたい」「分かりやすい」と感じてもらえるコンテンツにつながるでしょう。
まとめ
今回の調査では、マンガ形式の情報を「最後まで読みやすい」と感じる方が53.2%、登場人物の体験として描かれると「共感しやすい」と考える方が60.2%にのぼりました。また、マンガで特に理解しやすい内容としては「商品の使い方・利用方法」が最も多く、具体的な利用場面を伝える際にもマンガが役立つことがうかがえます。
マンガは、イラストやストーリーを通じて商品の特徴や使い方をわかりやすく伝え、読み手が自分の状況と重ね合わせながら理解できる点が魅力です。読み手の関心や疑問に寄り添い、必要な情報を整理して伝えることで、より伝わりやすいコンテンツにつながるでしょう。
商品やサービスの魅力を十分に伝えきれていないと感じている企業は、情報発信の方法のひとつとして、マンガを活用したコンテンツ制作を検討してみてはいかがでしょうか。
調査概要は以下の通りです。
調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2026年10月16日から10月23日
調査対象者:全国の男女
有効回答:500サンプル
出典元:株式会社NEXER Groupとデジタル職人株式会社による調査
デジタル職人株式会社(https://digishoku.co.jp/blog/)
