コマースロボティクス、クラウド型BtoB受発注システム「コマロボ受発注」を2026年11月提供開始

株式会社コマースロボティクス(東京都港区、代表取締役:伊藤彰弘)は、2026年11月1日より、クラウド型のBtoB受発注システム「コマロボ受発注」のサービス提供を開始することを発表しました。
「コマロボ受発注」は、見積管理機能やWeb受発注機能、販売管理機能を搭載し、同社が提供するOMS・WMS「コマースロボ」と標準APIによって連携するクラウドサービスです。取引先企業からのWeb経由の注文情報を販売可能な在庫と照らし合わせて、在庫の引当処理を実施した後、倉庫に対する出荷指示まで一貫してつなげることができます。これにより、受発注システムと販売管理システム、倉庫管理システムの間で発生していた情報の再入力作業を排除し、卸売業やメーカー企業における受注業務から出荷業務までの工程を効率化することが可能になります。

開発の背景について
卸売業やメーカー企業における企業間取引においては、現在もFAXや電話、メールを通じた注文受付や、Excel形式での受注管理が広く行われている状況です。注文内容の転記作業や入力時のミス、取引先企業ごとに設定された異なる価格の管理などは、担当者への負担となるだけでなく、業務の属人化を引き起こす要因となっています。
Web受発注システムを導入した場合でも、受け付けた注文内容を販売管理システムや倉庫管理システムへ再度入力する作業が残っていれば、業務全体としての効率化は実現されません。また、在庫情報と連動していない発注画面の場合、欠品中の商品に対して注文が入ってしまい、後から取引先企業へ連絡する手間が発生するという課題もあります。
同社では、受発注システムと販売管理システム、倉庫管理システムをつなぐ際の課題として、次の3点を挙げています。
- 商品マスタや取引先マスタ、取引先別単価マスタを、受発注システムと販売管理システムで統一すること
- 受け付けた注文を、手作業を介さずに受注データや出荷指示データへ連携すること
- 販売可能な在庫情報を、発注画面にリアルタイムで反映すること
「コマロボ受発注」は、これら3つの課題をすべて標準機能によって解決することを目的として開発されました。
コマロボ受発注の4つの特長
買い手となる取引先の利用が無料
取引先企業に費用負担をかけることなく、Web発注への移行を促進することができます。
販売可能在庫と連動したWeb発注画面
取引先企業は専用のWeb画面を通じて、契約済みの価格で商品を注文することが可能です。発注画面には「コマースロボ」が管理している販売可能在庫の情報が反映されるため、欠品中の商品への注文や、受注後に在庫確認の連絡をする手間を削減できます。また、FAXや電話による注文受付と手入力作業の削減にもつながります。
受注から出荷指示までを標準APIで連携
受け付けた注文は、「コマースロボ」において在庫引当処理を実施し、そのまま倉庫への出荷指示として連携されます。商品マスタや取引先マスタ、取引先別単価マスタも連携するため、システム間での二重登録やCSVファイルの受け渡しが不要になります。
個別契約と継続契約の両方に対応した見積連動機能
個別契約においては、見積書から注文書の原稿を取引先企業へメールで送付し、承認された内容を受注データとして取り込むことができます。基本契約に基づく継続取引では、継続見積書の内容(商品情報や価格情報)が取引先企業の発注画面に反映される仕組みです。見積で合意した条件と実際の注文内容がずれることを防ぐことができます。
ECと卸売・法人販売を同じ在庫と倉庫で運用
楽天市場やAmazon、Shopifyなどを活用したEC販売と、卸売や法人向け販売の在庫を一元的に管理することができます。販路ごとに在庫を分けて管理することで起こる在庫差異や欠品を防止し、D2Cと卸売を両立するメーカー企業や、BtoB販売を開始するEC事業者の販路拡大を支援します。
適している企業について
「コマロボ受発注」は、特に出荷件数が多く、在庫管理が欠かせない企業に適したサービスです。
- 部品・消耗品メーカー:多品目かつ小口の繰り返し注文に対して、在庫を確認しながら即日出荷を行いたい企業
- チェーン店運営企業:各店舗からの発注を、物流センターや主要店舗から当日出荷したい企業
- 食品メーカー・卸:FAX中心の受注業務をWeb化し、取引先別の価格を正確に管理したい企業
- アパレル卸:品番やサイズ、カラー単位の在庫情報を、卸先とECで共有したい企業
- D2Cと卸売を両立するメーカー:自社ECと卸売の在庫管理や出荷業務を一つの倉庫で運用したい企業
料金と提供条件について
| 項目 | 内容 |
| サービス名 | コマロボ受発注 |
| 提供開始日 | 2026年11月1日 |
| 初期費用 | 30,000円(税抜) |
| 月額費用 | 30,000円~(税抜) ※買い手(取引先)の月額利用料:無料 |
| 社内ユーザー数 | 10名まで基本料金に含む 11名から@1,000円/月 |
| 取引先の発注画面利用料 | 無料 |
| 無料トライアル | 21日間 |
| 標準導入期間 | 約1カ月 |
※月額料金は利用条件によって異なります。
物流システムの技術を活用
株式会社コマースロボティクスは、EC向けのOMS・WMS「コマースロボ」と倉庫管理システム「Air Logi」を提供しています。両サービスを合わせた導入社数は約2,000社、2025年の年間出荷件数は合計で約6,000万件となっています。また、同社はOMS・WMSの業務自動化に関する特許を3件取得しています。
- 特許第6727675号(RPAを用いたノーコードのデータ処理技術)
- 特許第6644369号(バッチ形式に対応するピッキング指示データの作成技術)
- 特許第6886737号(荷主ごとのバッチルール設定による出荷指示の自動化技術)
「コマロボ受発注」では、EC物流の領域で培ってきた受注処理や在庫管理、出荷管理の技術を、卸売業やメーカー企業の企業間取引へ展開していくとのことです。
※導入社数と出荷件数は「コマースロボ」「Air Logi」の2サービス合計の数値であり、「コマロボ受発注」単体の実績ではありません。
今後の展開について
株式会社コマースロボティクスは今後、「コマロボ受発注」をBtoB取引向けの中核サービスとして位置づけ、機能の拡充を図っていく方針です。受発注システムと販売管理システム、在庫管理システム、倉庫管理システムをつなぐことで、企業間取引における二重入力と情報の分断を減らしていくとしています。
代表取締役のコメント
代表取締役の伊藤彰弘氏は次のようにコメントしています。
「当社はこれまで、EC事業者や物流企業における受注業務、在庫業務、出荷業務の効率化に取り組んでまいりました。一方で、卸売業やメーカー企業の企業間取引においては、FAXや電話による受注方法や、販売管理システムと倉庫管理システムの分断など、多くの手作業が残っている状況です。」
「受発注システムは、注文を受け付けるだけでは不十分だと考えています。受け付けた注文が在庫情報とつながり、そのまま出荷業務まで流れてはじめて、現場での手入力作業はなくなります。」
「特に、出荷件数が多く在庫管理が欠かせない卸売業やメーカー企業では、受注担当者が毎日FAXの注文を入力し、在庫を確認し、倉庫へ出荷を依頼する作業が繰り返されています。人手不足が深刻化する中で、この作業を人の手に頼り続けることは難しくなっています。」
「当社はOMS・WMSの業務自動化に関する特許を3件取得し、EC物流の現場で受注から出荷までの自動化を実現してきました。その仕組みを企業間取引でも使えるようにしたのが『コマロボ受発注』です。」
「『コマロボ受発注』で、年間数千万件の出荷を支えてきた物流システムの技術を企業間取引へ広げ、出荷とつながる受発注の当たり前をつくっていきます。」
株式会社コマースロボティクスについて
「ITでビジネスを簡単に」をミッションに掲げ、EC・物流向けシステム、クラウドERP、AI業務自動化サービスなどの開発と提供を行っています。同社が提供する製品の導入実績は2,000社(コマースロボ・Air Logiの2サービス合計、2026年時点)です。
会社概要
- 会社名:株式会社コマースロボティクス
- 所在地:東京都港区新橋5-10-5 PMO新橋Ⅱ 4階
- 代表者:代表取締役 伊藤彰弘
- 資本金:6億6,592万円(資本準備金含む)
- 事業内容:クラウドWMS「エアロジ(Air Logi)」、中小企業向けクラウドERP「eerp(イイアールピー)」、AIヘルプデスク「Fastdesk」等のクラウドサービスの開発・提供
提供サービス
- クラウドWMS(倉庫管理)「エアロジ」
- クラウドOMS(受注管理)「コマースロボ」
- 中小企業向けクラウドERP「eerp」
- AIお問合せツール「Fastdesk」
- 越境EC支援サービス「Airtrade」
出典元:株式会社コマースロボティクス
