エンジニア依存から脱却を実現する「futureshop」活用術【中堅ECが直面するECシステムの壁】

「テレビやSNSで商品に注目が集まったから、今すぐトップページに特設バナーを貼りたい」 「今週末限定のキャンペーンページを至急公開したい」
ECの現場において、売上を左右する大きな要因は「施策実行のスピード」です。しかし、日々の運営では「特設ページを構築したり、バナーを設置したりするだけでもエンジニアや外部のデザイン担当に修正を依頼しなければならない」「修正完了まで数日待ちとなり、売り時を逃してしまう」といったフラストレーションを抱えている事業者もいるかと思います。どんなに良い企画やマーケティング施策があっても、それを短期間でサイト上へ反映できなければ、機会損失を生み出してしまうことになります。
中堅ECが大規模ECシステムや海外製のECシステムを利用している場合、見えにくいコスト増や現場のストレスとなる「エンジニア依存」や「サポート対応の不安」から脱することが、成長スピードを加速させる第一歩となります。
本コラムでは、「現場のストレスを減らし、利益を増やしたい中堅EC」に当社として推奨している、国産SaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop(フューチャーショップ)」の独自CMS「コマースクリエイター【commerce creator】(以下、コマクリ)」を例に挙げながら、活用術とそれを根底で支える「サポート体制」の重要性について解説します。
立川 哲夫
株式会社 久(きゅう)
ブランドEC成長支援室 室長 兼 EC経営コンサルタント
15年以上にわたり、EC事業の再定義・刷新の支援経験を豊富に持つコンサルタント。
主な経歴として、大手EC総合支援企業において、10年以上にわたり経営幹部としてEC事業コンサルティングに関わりながら、企業のブランディング・マーケティング統括を担当。執行役員として東証グロース市場への上場も経験。その後、外資系コンサルティングファームにてECビジネスの変革支援にも関わる。
5冊のECマーケティング関連書籍の執筆・編集に関わり、EC事業戦略・売上アップの法則を凝縮し、知見の普及にも貢献。その他、日経クロストレンド・月刊ネット販売・日本ネット経済新聞などの業界メディアへの寄稿実績も多数。
株式会社久では、自社公式ECサイトの戦略見直し、ECシステム移行検討相談・リプレイス伴走支援に関わっている。
■久(自社ECのリプレイスを検討している企業様向けの相談ページ)
https://www.qinc.co.jp/service/futureshop/
現場で起こる「修正待ち」と「タイムラグ」による機会損失
ECサイトの運用において避けるべきは、「施策を思いついてから実行されるまでのタイムラグ」です。
従来のECシステムや一般的なWebサイト構築では、ページレイアウトの変更やバナーの追加を行う際、HTML/CSSやJavaScriptといった専門知識が必要とされるケースが少なくありません。その結果、社内のIT担当者や外部のエンジニアや制作会社に依頼することになり、以下のような「負のループ」が発生します。
- 依頼からサイト反映までに、数日〜数週間のロスタイムが発生する
- 依頼のたびに、エンジニア側の工数と費用が都度発生する
- 担当者が「依頼するのが面倒」と感じ、小さな改善施策を諦めてしまう
この構造が現場の対応力を落とし、事業成長のブレーキにつながります。
年商1億円から3億円、5億円へと成長する過程において必要なのは、エンジニアや外部デザイナーの対応までの時間を最小限にし「仮説を立てたら、その日のうちにサイトを改修し、顧客の反応を試す」という高速のPDCAサイクルです。

ページを「パーツ」で捉える。コマースクリエイターの特徴
この「修正待ち」を解消につなげる機能が、futureshopが提供する独自CMS「コマクリ」です。
コマクリの最大の特徴は、ECサイトを構成するすべての要素を「パーツ」単位で管理するシステム構造にあります。バナー、テキスト、商品一覧、会員向けメッセージなど、サイト上のあらゆる要素が独立した「パーツ」として扱われます。
現場の運用担当者は、管理画面上でこれらのパーツをドラッグ&ドロップで配置したり、パズルのように組み替えたりするだけで、自由自在にレイアウトを変更・改善できます。コードに直接触れる必要がないため、デザイン崩れのリスクを最小限に抑えながら、非エンジニアの担当者レベルで安全かつ迅速にページ構築・更新ができることで、外部委託費用や現場担当の対応時間といったコスト削減にもつながります。
現場での対応力を高める「コマクリ・ハック術」実践4選
では、具体的にコマクリをどのように活用すれば、売上最大化に直結する導線設計ができるのでしょうか。現場ですぐに実践できる4つの活用術をご紹介します。

①【導線のパーソナライズ】ログイン状態や会員ステージに応じた出し分け
全顧客に同じトップページを見せる時代は終わりました。コマクリでは、顧客の「ログイン状態」や「会員ステージ」に連動してパーツの表示・非表示をコントロールできます。
- 未ログイン・新規客:「新規会員登録で500ptプレゼント」のバナーを大きく表示
- 通常会員:「現在の保有ポイント数」や「おすすめのカテゴリ」を表示
- プラチナ会員(VIP会員):「シークレットセールの案内」や「先行予約ページ」への導線を表示し、 顧客属性に合わせた最適なオファーをピンポイントで提示することで、購入率と顧客体験UXを向上させます。
②【更新作業の大幅時短】共通パーツ化で「1か所の修正」を全ページに反映
送料や配送スケジュールの変更、年末年始の営業日案内、全ページに表示するキャンペーン告知、表記ルール変更に伴う文言修正――EC運営では、複数のページにまたがる同じ情報を一斉に更新しなければならない場面が頻繁に訪れます。ページごとに個別に修正していては作業時間がかさむうえ、「一部のページだけ古い情報のまま残っていた」という修正漏れがクレームや機会損失につながることもあります。
コマクリでは、ヘッダーのお知らせ欄や送料案内、バナーなどを「共通パーツ」として作成し、複数のページやレイアウトで使い回せます。元のパーツを1か所更新するだけで、そのパーツを配置したすべてのページに一括で反映されるため、更新作業の時間を大幅に短縮しながら修正ミスを防げます。
③【導線最適化】パーツ配置の即時テストによるUI/UX改善
「商品詳細ページの『カートに入れる』ボタン付近に、決済手段や送料の案内を入れたらCVRが上がるのではないか?」「レビューを上部に移動させたらどうか?」 こうした仮説も、コマクリなら数分でテストできます。現場主導でUI/UXの微修正を繰り返し、最も購買率の高い「勝ち筋導線」を見つけ出すことができます。
④【ブランド世界観の統一】レスポンシブ共通パーツ管理
PCとスマホで別々の修正を行う手間も不要です。レスポンシブデザインに対応したパーツ管理により、1つのパーツを更新すれば全デバイスへ一括反映されます。ブランド独自の洗練された世界観を維持したまま、運用の手間を大幅に削減可能です。
「現場の切実な要望」を形にする開発思想と、対応力を支えるサポート力
なぜfutureshopのコマクリは、ここまで現場の運用に根ざした細かい機能が充実しているのでしょうか。その理由は、フューチャーショップ社の開発思想と体制にあります。
同社ではサポート部門がお客様から日常的に要望を受け、開発部門と近い距離で連携しています。そのため、「ひとつのバナーの表示・非表示を細かく設定したい」といった、一部の店舗にしか使われないかもしれないニッチな機能であっても、「現場の要望を実現する」という思想のもとで実装されています。現場で成果を出しているEC担当者が欲しがっている機能をサポート部門が拾い上げて、利用企業の開発費用負担無しで実装される点は、大規模ECシステムや海外製システムでは対応しきれない国産システムならではの強みと言えます。
システムを使いこなすための「最大の壁」とは?
ECシステムに優れた機能が多数あっても、運用を続ける中では「新しい機能の使い方がわからない」「仕様変更に伴う改修で行き詰まった」といった壁にぶつかります。
社内に専門の技術者がいない組織にとって、新しい機能やアプリへの対応・サイトの保守・メンテナンスは依然としてハードルが高い業務です。
このとき、不明点を解決しようとシステム提供企業のカスタマーサポートに連絡しても、思うように解決に至らなかったり、解決に個別開発費用や時間がかかることで、結果的に「サポートの遅れが施策実行の遅れにつながってしまう」ケースがあります。
【当社の運営メンバーが体験した、ECシステムのサポートに不満を感じる事例】
- 緊急を要するのに、電話窓口がなくカスタマーサポートにつながらない
- 問い合わせフォームから連絡しても、折り返しの返信まで数日待たされる
- チャットボットやAI翻訳の回答が的外れで、意図が正しく伝わらない
- 契約プランによってサポート範囲が限定されている
- サポート担当者の対応が事務的で、技術的な相談に乗ってくれない
せっかく高機能なシステムを手に入れても、疑問を解消するサポート窓口が弱ければ、このサポート対応がネックとなりPDCAサイクルは止まってしまいます。
当社の運営メンバーも実感。futureshopのサポートが優れている理由
さまざまな海外製カートや導入実績が豊富な国産ECカートがある中でも、当社が中堅ECにfutureshopを推奨する理由は、コマクリの機能性に加え、対応スピードと的確さに定評がある「日本語での手厚いサポート体制」にあります。当社の運営メンバーも日々実感している特徴を紹介します。

1. 電話での応答率90%以上という安心感
契約プランに関わらず、無料で気軽に電話相談が可能です。効率化を優先して電話サポートを縮小するベンダーが多い中、トラブル時や「今すぐ解決して施策を進めたい」という現場にとって、すぐにシステムや他社事例に精通した人が応対してくれる窓口があることは大きな安心感につながります。
2. 属人化しない、質の高い問題解決力
専任担当制ではありませんが、フューチャーショップ社内での情報共有フローとナレッジ蓄積が徹底されており、どのスタッフが対応しても的確な回答が得られます。「できない」「難しいと思います」などと対応を打ち切るのではなく、即答が難しい場合でも一度持ち帰り、別の実現方法をしっかりと検討・提案してくれる姿勢が徹底されています。
3. EC経験の浅い担当者向けのフォロー体制
EC運営に不慣れな担当者様向けに、futureshopが主催・企画している無料のラーニングプログラムや勉強会・セミナーが豊富に用意されています。システムを提供するだけでなく、EC事業を成長させたい企業を育てようとする環境も整っています。
まとめ:運営ストレスを最小化し、利益を生み出す「両輪」が必須
中堅ECの成長スピードを加速させるためには、「現場担当者が自らシステムを改修・運営できる構造」と、「迷ったときにすぐに解決へ導いてくれるサポート力」の両輪が不可欠です。

大規模ECシステムや海外製ECシステムでは得られにくいこの両輪が、運営ストレスを最小限に抑え、ブランド価値を高めながら利益を増やすための基盤となることを念頭に「利用後」に後悔をしないECシステム選定の参考にしてください。
■久(自社ECのリプレイスを検討している企業様向けの相談ページ)
https://www.qinc.co.jp/service/futureshop/
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