「日本製」小物への意識調査、54.8%が購入時にプラス評価と回答 兵庫県鞄工業組合とNEXER Group調査

兵庫県鞄工業組合と株式会社NEXER Groupが、「メイド・イン・ジャパン(国産)への意識」に関する共同アンケート調査を実施しました。本調査は、事前調査で「普段ファッション小物(バッグ・財布・ベルト・名刺入れなど)を使用している」と回答した全国の男女400名を対象に行われました。

バッグや財布、ベルト、名刺入れといった、日常的に手に取るファッション小物。これらを選ぶ際に「どこで作られたか」を気にする消費者はどれくらいいるのでしょうか。デザインや価格、機能性に注目が集まる一方で、「日本製(メイド・イン・ジャパン)」という表示に対して、安心感を覚える方も少なくないかもしれません。その"なんとなく"の印象は、実際の購入行動にどの程度影響を与えているのでしょうか。

調査概要

今回の「メイド・イン・ジャパン(国産)への意識に関するアンケート」は、インターネットを通じて実施されました。調査期間は2026年8月10日から8月18日まで、有効回答数は400サンプルとなっています。

質問内容は、バッグや財布などのファッション小物を選ぶ際の「日本製(メイド・イン・ジャパン)」への評価、日本製のファッション小物に対するイメージ、海外ブランドと国産ブランドが同じ価格帯だった場合の選択傾向、特定の地域・産地で職人が作る国産バッグ・革小物に対する魅力など、多角的な視点から消費者の意識が調査されました。

半数以上が「日本製」を小物選びでプラス評価

バッグや財布などのファッション小物を選ぶ際に、「日本製(メイド・イン・ジャパン)」であることがプラスに働くかどうかを尋ねたところ、「大きくプラスに働く」と回答した方が17.8%、「ややプラスに働く」と回答した方が37.0%という結果になりました。これらを合計すると、54.8%の方が「日本製」であることを小物選びにおいてプラス要素として評価していることがわかりました。

日本製への意識調査結果グラフ

一方で、「あまり影響しない」と回答した方は32.5%、「まったく影響しない」と回答した方は12.8%でした。ファッション小物を購入する際、日本製であることに好印象を持つ消費者が半数を超えており、デザインや価格だけでなく、品質に対する信頼感や国内製品を応援したいという気持ちも、選択理由の一つになっていることがうかがえます。

プラスに働くと回答した方からは、次のような理由が挙げられました。

・日本製を応援したい。(30代・女性)

・日本製である方が品質に信頼があるし、日本のものつくりに対する技術は優れていると思うから。(30代・男性)

・最近は海外製のものばかりなので。(30代・女性)

・職人芸を感じるから。(40代・女性)

・国内産は、贅沢な感じがするので、ご褒美的な感じで使いたいと思っています。(40代・女性)

日本製を応援したいという声のほか、品質への信頼感を挙げる声が多く見られました。また、日本のものづくりの技術や職人芸に価値を感じる方、国内産に特別感や贅沢感を抱く方も存在しています。「日本製」という表示は、単なる生産地の情報にとどまらず、安心感や品質への期待につながっていると言えるでしょう。

「品質が高い」イメージが7割超

続いて、「日本製(メイド・イン・ジャパン)」のファッション小物に対してどのようなイメージを持つかを複数回答形式で尋ねた結果が公表されました。

日本製ファッション小物のイメージ調査結果

最も多かった回答は「品質が高い」で70.8%に達しました。次いで、「つくりが丁寧・精巧」が70.0%、「安心・信頼できる」が55.3%、「長く使える・丈夫」が51.5%と続いています。

日本製のファッション小物には、品質の高さや丁寧な作りに対するイメージが強く持たれていることが明らかになりました。また、安心感や信頼感、長期間使用できる丈夫さも、日本製の魅力として認識されているようです。

具体的なイメージについても尋ねたところ、次のような回答が寄せられました。

・高品質で長く使える。(20代・男性)

・衛生的にもきれいに作られている。(20代・女性)

・綺麗でシンプル。(20代・男性)

・少し価格が高いイメージ。その分品質が良く、長く使えそう。(30代・女性)

・細かいところまで精密にできているというイメージがあります。(30代・女性)

・こだわりがありそう。特別感がある。(30代・女性)

高品質で長く使用できることや、細部まで精密に作られていることを挙げる声が見られました。また、価格はやや高めであるものの、その分品質が良く長期使用に耐えるという印象や、こだわり・特別感を感じるという声も挙がっています。日本製の小物は、価格だけで判断されるものではなく、丁寧さや信頼感を含めた価値として受け止められているようです。

同価格帯なら約8割が「国産ブランド」を選択

では、実際の購入場面ではどのような選択がなされるのでしょうか。バッグや財布を選ぶ際、「海外ブランド」と「国産ブランド」が同じ価格帯だった場合、どちらを選ぶ傾向があるかを質問した結果が公表されました。

国産ブランドと海外ブランドの選択傾向

その結果、「国産ブランド」を選ぶと回答した方が78.5%、「海外ブランド」を選ぶと回答した方が21.5%でした。同じ価格帯であれば、国産ブランドを選ぶ方が約8割に達することがわかります。

それぞれの選択理由についても調査が行われました。

国産ブランドを選ぶと回答した方からは、次のような理由が挙げられています。

・同じ価格ならデザインや色が次点で気になるが、やっぱり国産の方が安心感がある。(30代・女性)

・保証がちゃんとされているから。(30代・女性)

・何かあった際に問い合わせしやすい。(30代・男性)

・できるまでのストーリーやこだわりを感じたいので。(30代・女性)

・日本生まれで貢献したいから。(30代・男性)

一方、海外ブランドを選ぶと回答した方からは、以下のような理由が寄せられました。

・デザインが好み。(30代・女性)

・海外に憧れがあるため。(30代・女性)

・高級感があるから。(30代・男性)

・好みのブランドやデザインが多いから。(40代・女性)

国産ブランドを選ぶ方からは、安心感や保証の充実、問い合わせのしやすさを挙げる声が見られました。また、商品ができるまでのストーリーやこだわりに魅力を感じる方、日本発のブランドに貢献したいと考える方もいます。一方で、海外ブランドを選ぶ方からは、デザインの好みや憧れ、高級感を重視する声が挙がっています。

職人が作る国産バッグ・革小物に7割以上が魅力を感じる

最後に、特定の地域・産地で職人が作る「国産バッグ・革小物」に魅力を感じるかどうかを尋ねた結果が公表されました。

職人が作る国産バッグ・革小物への魅力

その結果、「とても魅力を感じる」が23.0%、「やや魅力を感じる」が52.5%となり、合計すると75.5%の方が職人が作る「国産バッグ・革小物」に魅力を感じると回答しました。一方で、「あまり魅力を感じない」は18.8%、「まったく魅力を感じない」は5.8%でした。

特定の地域や産地で職人が作る国産バッグ・革小物に対して、7割以上の方が魅力を感じていることが明らかになりました。

魅力を感じる理由については、次のような回答が寄せられています。

・品質が驚くほど高そう。(20代・男性)

・地域の特産品は、より品質へのこだわりや地域の特性が出ていたりするから魅力的。(30代・女性)

・そこでしか手に入らず、貴重なのと、丁寧に作られていて長持ちしそうだから。(30代・女性)

・縫製がしっかりしていて長持ちするから。(40代・男性)

・日本で作られてることで安心できる。(20代・男性)

品質の高さや縫製の丁寧さ、長期使用に耐える点に魅力を感じる声が見られました。また、その地域ならではの特性や、そこでしか手に入らない希少性を評価する方もいます。職人が作る国産バッグ・革小物は、単なる実用品ではなく、品質や背景にあるストーリーも含めて魅力として受け止められているようです。

まとめ

今回の調査では、54.8%の方が「日本製」であることはファッション小物選びにおいてプラスに働くと回答しました。また、「日本製の小物」に対しては、70.8%が「品質が高い」、70.0%が「つくりが丁寧・精巧」というイメージを持っていることがわかりました。

同じ価格帯であれば、78.5%の方が海外ブランドよりも国産ブランドを選ぶと回答しており、安心感や保証、問い合わせのしやすさも選択理由になっているようです。

さらに、職人が作る「国産バッグ・革小物」に魅力を感じる方は75.5%に達しました。国産小物は、品質や使いやすさだけでなく、職人の技術や産地のこだわりも含めて評価されていると言えるでしょう。

品質や耐久性はもちろん、産地や職人の技といった背景まで含めて、製品の価値を見つめ直したいと感じたときこそ、国産のバッグや革小物を選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

出典元: 兵庫県鞄工業組合と株式会社NEXER Group

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