TikTokで購入につながるコンテンツの特徴とは?PLAN-Bが500名に調査実施

ソーシャルコマース支援事業を手がける株式会社PLAN-Bが、TikTokにおいて購入を促すコンテンツの傾向を明らかにするため、「TikTokで購入につながるコンテンツ調査」を実施しました。

近年、TikTokは商品認知のみならず、購買行動を促すプラットフォームとしての存在感を増しています。TikTok Shopのサービス開始に伴い、商品との接点から購入完了までをTikTok内で完結できる環境が整備されつつあります。

実際、以前実施された調査では、TikTokを使用している全国1,616名の10代から60代のユーザーのうち、36.1%が「TikTokで知った商品を購入した経験がある」と回答しています。

では、購入につながるコンテンツにはどのような特性があるのでしょうか。今回の調査では、TikTokで見つけた商品を購入した経験を持つ500名を対象に、購入理由やコンテンツの種類、クリエイターとの関係性について調査し、購入を促したコンテンツの特徴が分析されました。

前回の調査では「TikTokで知った商品はどのように購入を検討し、どこで購入されるのか」をテーマに、購入前の情報収集行動や最終的な購入場所についての調査が行われました。今回の調査とあわせて参照することができます。

調査サマリー

  • 購入理由として「商品が自分に合いそうだと感じた」が44.4%で最多となりました。商品の魅力だけでなく、「自分が使ったらどうか」と自分ごととして捉えられることが、購入の後押しをする要素の一つと考えられます。
  • 購入者の68.4%が、以前から見たことのあるクリエイターの投稿をきっかけに購入しています。複数回の接触を通じて生まれる親近感や信頼関係が、購入判断に影響している可能性が示唆されます。

調査結果

購入の決め手は「自分に合いそう」「コンテンツ内容が信頼できた」

購入理由調査結果

まず、TikTokで知って購入した商品について、その商品を購入した理由が調査されたところ、「商品が自分に合いそうだと感じた」が44.4%で最も多く、次いで「コンテンツ内容が信頼できた」が33.8%、「特徴や使用シーンがわかりやすかった」が33.0%という結果になりました。

価格や話題性だけでなく、「自分に合う」と実感できることや、発信内容への信頼感が、購入を検討する際の重要な要素となっていることが明らかになりました。

TikTokで購買につなげるには、実際の使用シーンや使用感を具体的に伝え、どのような人に適した商品なのかを明確に示し、ユーザーが自分ごととして判断できるコンテンツを設計することがポイントと言えます。

購入につながったコンテンツはショート動画が中心。ライブ配信は比較・検討を支える役割

コンテンツ形式調査結果

続いて、購入のきっかけとなったコンテンツの形式が調査されたところ、「ショート動画」が42.8%で最も多く、購入につながる重要な接点となっていることがわかります。次いで「ショート動画とライブ配信の両方」が24.6%となり、複数の形式のコンテンツに触れながら商品への理解を深めているケースも一定数あると考えられます。

また、ライブ配信をきっかけに購入した人では、「説明で他商品との違いが理解できた」が44.0%、「特徴を知り自分に合うか判断できた」が36.6%、「質問回答で不安が解消された」が35.0%といった理由が上位に挙がり、商品の魅力だけでなく比較・検討段階での具体的な情報が重視されていることが示されました。

ライブ配信を活用する際には、商品の特徴を紹介するだけでなく、他商品との違いや使用シーン、どのような人に向いている商品なのかなど、購入を迷うポイントを解消する情報を提供することが重要であると考えられます。

約7割が「以前から見ていたクリエイター」の投稿をきっかけに購入

クリエイターとの関係性調査結果

TikTokで見て購入した商品を紹介していたクリエイターとの関係性について調査されたところ、「何度か見たことがあるクリエイター」が35.6%で最も多く、次いで「普段からよく見ているクリエイター」が32.8%となりました。両者を合計すると、購入者の68.4%が、「以前から投稿を見ていたクリエイター」の紹介をきっかけに商品を購入していることが明らかになりました。

TikTokでは、ユーザーの興味関心に応じた投稿が表示されるため、同じクリエイターの投稿に複数回接触する機会が生まれやすいと考えられます。こうした継続的な接触を通じてクリエイターや発信内容への理解が深まることも、購入につながる要素の一つである可能性があります。

一方で、初めて見たクリエイターの投稿から購入に至るケースも一定数見られました。おすすめフィードを通じて、これまで知らなかった商品やクリエイターと出会う機会が生まれやすく、新たな出会いがそのまま購買につながる可能性がある点も、TikTokの特徴の一つと考えられます。

まとめ

今回の調査では、TikTokのコンテンツでは「自分に合うか」「他の商品と何が違うか」など、商品を具体的に理解し、購入を判断するための情報が重視される傾向が見られました。こうした結果から、TikTokで購買につなげる上では、ユーザーが商品を自分ごと化し、納得して購入を判断できる情報を届けることがポイントになるでしょう。

また、前回の調査では、TikTokで商品を知った人の約9割が購入前に追加で情報収集していることもわかっています。今回の結果も踏まえると、最初に商品と出会うコンテンツだけでなく、その後の検討段階でユーザーが必要とする情報まで意識したコンテンツ設計が求められます。

さらに、購入者の約7割は以前から見たことのあるクリエイターの投稿をきっかけにしており、購入理由でも「コンテンツ内容が信頼できた」が上位となりました。ここから、クリエイターを起用する際は、フォロワー数や再生数だけでなく、ターゲットとなる視聴者との親和性や普段の投稿への反応から、視聴者との関係性や信頼感まで確認することが重要だと考えられます。

こうした結果から、TikTokでは、「誰に伝えてもらうか」「何を伝えるか」に加え、商品との出会いから購入検討までのどの段階で情報を届けるかまで含めてコンテンツを設計することが、購買につなげるポイントになると考えられます。

監修者

細川遥平氏

株式会社PLAN-B MCN事業部 部長 細川 遥平氏

大阪大学理学部を卒業後、新卒でPLAN-Bへ入社されました。SEOアフィリエイト、ADアフィリエイトの事業に携わり、月間数千万規模の粗利を経験されました。2020年よりSNSアフィリエイト事業を企画、立ち上げ、以降6年間ソーシャルコマース領域に従事されています。

調査概要

TikTokで購入につながるコンテンツ調査 2026

調査期間: 2026年7月3日~4日

調査対象: TikTokで見つけた商品を購入したことがある10代~60代の男女 500名

調査方法: インターネットアンケート調査

※グラフの数字は小数点第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。

出典元:株式会社PLAN-B

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