店頭での販売促進を専門とする株式会社アルファ(本社:岡山県岡山市)が、全国の20歳から59歳までを対象に実施した「年末年始のお買い物に関する意識調査2026」の結果が公表されました。この調査によると、年末年始のお買い得情報の入手先として「店頭POP・店内表示」が最も多い結果となっています。有効回答数は666名です。
年末年始のお得情報をどこで入手しているかという質問に対して、「店頭POP・店内表示」と回答した人が30.9%で最多となり、次いで「折込チラシ・新聞」が26.9%、「店の公式アプリ・LINE」が22.5%という結果になりました。年代ごとに情報入手先の傾向は異なるものの、「店頭POP・店内表示」は20代から50代までの全年代において上位にランクインしており、特に40代と50代では1位を獲得しています。このことから、世代を問わず機能する情報接点であることが明らかになりました。
調査の主なトピックス
発見1:お得情報の入手先は「店頭」が最多で世代を越えて上位に位置
発見2:節約志向の中でも主流は「メリハリ消費」
発見3:「食費」は「お金をかけたい費用」の1位だが、「節約したい費用」でも上位にランクイン
調査結果の詳細
事前調査n=4,403名
節約意識について「高い」または「やや高い」と回答した層は合わせて65%に達しました。節約は特別な行動ではなく、多数の生活者にとって日常的な生活習慣として浸透していることがうかがえます。

年末年始の過ごし方については、「自宅でゆっくり過ごす」が63%で圧倒的な1位となりました。年末年始の消費では外出型の消費だけでなく、自宅で楽しむ「おうち需要」を捉える売り場提案も効果的であると考えられます。

利用する店舗については、年末と年始のどちらの時期もスーパーマーケットの利用率が突出して1位となっています。年始はショッピングモール以外の店舗において利用率が低下し、期間中に買い物をしない層も年末と比較して増加しています。
本調査n=666名
節約志向の層は7割を超えていますが、その大部分は「メリハリ消費」を志向しています。全面的な値引きよりも、重要な場面での価値や特別感、満足感を高めるアプローチが消費を促進する可能性が高いと考えられます。

業態を問わず「メリハリ消費」層が最も多い割合を占めています。各項目を見ると、ディスカウントストアでは「とにかく節約層」の比率が相対的に高く、百貨店やショッピングモールでは「メリハリ層」の比率が高い傾向にあります。

お金をかけたい項目では「食費」が50.5%で突出しています。「ハレの日のごちそう」需要が年末年始の消費において中心的な位置を占めていることが分かります。

「食費」は、お金をかけたい項目でも1位となっていますが、節約したい項目でも26.5%で上位に入っています。「特別な商品には出費したいが、支出も抑えたい」という二つの心理が共存していると考えられます。

積極的に活用したいお得な手段としては、クーポンやポイント還元を活用したい意向が見られました。その場での値引きよりも、日常的に定着しているポイント加算型の方が満足感を得られる傾向にあります。

お買い得情報の入手先は「店頭POP・店内表示」が30.9%で1位となりました。デジタル化が進展する中でも、店頭を起点とした情報接触が根強く残っています。オンラインを併用する生活者が増加する中、店頭での気づきが購買行動の起点になっていることが分かります。

若年層ほどチラシ、アプリ、SNSの活用が多く、40代では店頭での訴求が効果的です。50代は情報収集への能動性が低下する傾向があるため、店頭で「気づかせる」仕掛け(目立つ陳列やPOP)がより重要になる可能性があります。

店舗選びの基準は「セール・割引の規模」が44.4%で最多となりましたが、「品揃えの豊富さ・鮮度」も38.7%で僅差で続いています。安さだけではなく、年末年始の特別な食事に対応できる品揃えも重視されていることが分かります。

子どもと同居している(成人未満)世帯では「年末年始限定商品」「品揃え」「店内の雰囲気」を重視する割合が全体より高くなっています。子育て世帯にとって、おせちなどの季節限定商品や店内の雰囲気が来店動機として働いていることが分かります。

店舗に期待する取組みは「値引き・特売」が52.4%、「クーポン・ポイント還元」が38.9%、「増量・おまけ」が31.8%の順で支持されています。「分かりやすいお得感」が、年末年始の取り組みとして最も広く求められていることが分かります。

世帯人数が多いファミリー層ほど、買い物において「増量」だけでなく「体験」が期待されています。家族が多い分コストパフォーマンスを求める一方で、お子様への体験も同時に期待していることが明らかになりました。
調査結果からの考察

年末年始は「食」を軸としたメリハリ消費が中心にあり、店頭POPがその情報接点として最も強く機能しています。ハレの日のごちそうや年末年始ならではの商材をしっかりと打ち出し、店頭POPでの訴求を強化することが、消費者の「お金をかけたい」という気持ちと来店動機の両方を後押しするのではないかと考えられています。
担当者コメント
同社のマーケティング部・黒田光正氏は、「節約と支出を使い分けるメリハリ志向、そして「食」への強い思い入れは、年末年始ならではの消費心理だと考えています。世代で情報源が分かれる中でも店頭が共通の接点である今回の結果は、店頭での分かりやすい情報発信の価値をあらためて示すものだと受け止めています」とコメントしています。
調査概要
| 調査内容 | 年末年始のお買い物に関する意識調査2026 |
| 調査期間 | 2026年7月 |
| 調査対象 | 全国の20~59歳の男女 |
| 有効回答数 | 事前調査4,403名、本調査666名(事前調査回答者から抽出し、年代・買い物先を紐づけてクロス集計) |
| 調査方法 | ジャストシステム提供「Fastask」によるインターネットリサーチ |
調査結果の見方について
1. 複数回答の設問は、合計が100%を超える場合があります。
2. 構成比は小数第2位を四捨五入して表示しています。
3. 本調査は、2026年12月29日から2027年1月3日の年末年始についての「意向」を尋ねたものです。
出典元:株式会社アルファ



















