
ナレッジホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:道川内 知)が、ChatGPTやGeminiといったAI検索サービスにおける回答の「出典(引用元)」確認に関する実態調査を実施しました。調査は全国の20〜59歳の男女308名を対象に行われ、その結果、AI検索における出典を「毎回確認する」と答えた利用者はわずか15.2%にとどまることが明らかになりました。また、出典を「まったく確認しない」利用者ほどAI検索に対する不信感が強い(44.8%)という、確認行動と信頼度が必ずしも比例しない興味深い傾向も浮き彫りになっています。
調査の概要
今回の調査は以下の条件で実施されています。
調査対象は全国の20代から50代までの男女(インターネット利用者)で、サンプル数は308名です。
調査時期は2026年7月で、調査方法はインターネットを用いたアンケート形式となっています。
Q1. AI検索の回答を見たあと、引用元・出典を確認する頻度(単一回答/n=308)
SECTION 01:出典を「毎回確認する」利用者はわずか15.2%
「AI検索サービスで回答を見た後、引用元・出典を確認する頻度はどの程度か」という質問に対し、「毎回確認する」と回答したのは全体の15.3%(47人)にとどまっています。「よく確認する」の26.3%と合わせても、頻繁に確認する層は合計41.6%となっています。一方で、「あまり確認しない」「まったく確認しない」を合わせた、ほとんど確認しない層も32.5%に達しており、AI検索を利用するユーザーの出典確認行動には明確な二極化が見られることが明らかになりました。
SECTION 02:出典確認の場面、トップは「詳しく知りたいとき」で51.3%
「引用元を確認するのはどういった場面か」という質問(複数回答可)では、最も多かったのが「詳しく知りたいと思ったとき」で51.3%(158人)となりました。続いて「AIの回答に違和感があったとき」が41.9%(129人)という結果となっています。医療・健康分野(25.3%)やお金・税金・法律分野(24.7%)といった専門性が求められるジャンルよりも、知的好奇心の高まりや回答への疑問といった感情的な要因が、確認行動の主なトリガーとなっていることがわかります。
Q2. 引用元を確認するのはどのような場合か(複数回答/n=308)
SECTION 03:AI検索への信頼、67%が「条件付き」と回答
「AI検索の回答をどの程度信頼しているか」という設問では、「内容によっては信頼している」が42.5%(131人)で最も多い回答となりました。「出典を確認できれば信頼する」の24.7%と合わせると、約67%の利用者が条件付きでの信頼にとどまっていることがわかります。「出典を見なくてもほぼ信頼している」と無条件に信頼している利用者はわずか12.0%で、少数派であることが示されています。
Q3. AI検索の回答をどの程度信頼しているか(単一回答/n=308)
SECTION 04:「出典を確認しない人」ほどAIへの不信感が強い逆説的傾向
確認頻度と信頼度のクロス集計を行ったところ、出典を「まったく確認しない」層では、AIへの不信感(「あまり信頼していない/ほとんど信頼していない」の合計)が44.8%に達し、5つのグループの中で最も高い割合となりました。これに対し「半分くらい確認する」層の不信感はわずか12.5%で最も低く、確認頻度と信頼度が単純な比例関係にないことが鮮明になっています。
確認頻度別「AIの回答をあまり/ほとんど信頼していない」の合計比率(クロス集計/n=308)
さらに興味深いのは、「まったく確認しない」層において「出典を確認できれば信頼する」と回答した人が0%だった一方で、「半分くらい確認する」層では28.8%が同じ回答をしていた点です。この結果から、確認という行動が信頼を形成するプロセスとして機能しているか否かによって、AI検索に対する姿勢が大きく異なることが示唆されています。
同社の考察:出典を「見てもらえる」コンテンツ設計が重要に
今回の調査結果を受けて、同社ではAI検索経由で利用者と接点を持つ企業にとって、AIに引用されることがゴールではなく、その先の出典元ページに訪問したユーザーを納得させられる情報設計が問われていると指摘しています。「詳しく知りたいとき」や「回答に違和感があったとき」に出典がクリックされやすいという結果は、AI引用後の着地ページにおけるE-E-A-T(専門性・経験・権威性・信頼性)や根拠の明示が、これまで以上に重要性を増していることを示しているとしています。
出典元:PR TIMES



















