
株式会社デジタルガレージ(東証プライム 4819、本社:東京都渋谷区、代表取締役 兼 社長執行役員 グループCEO:林 郁)と、その子会社である株式会社DGビジネステクノロジー(本社:東京都渋谷区、代表取締役 兼 社長執行役員:清水 和徳、以下:DGBT)は、生成AIの急速な普及によって引き起こされる購買プロセスの構造的変化に対応するため、エージェンティックコマース最適化トータルソリューション「DG Agentic One™」の提供を開始しました。
同サービスは、データのAI最適化(変換・生成)、GEO対策、AIエージェントの商取引規格(UCP/ACP等)への適応、ECカートシステムを一気通貫で提供するものとなっています。
サービス提供の背景
消費者の購買行動は、これまでの「検索エンジンやSNSを経由する購買」から、AIエージェントが情報探索から推薦・購入・決済までを一貫して実施する「エージェンティックコマース(Agentic Commerce)」へと急速にシフトしています。
グローバル市場においては「2030年までに世界のEコマース売上の約25%が、AIエージェントによって直接処理されるか、購買意思決定に大きな影響を受ける」という予測も公表されています。この予測を踏まえて国内EC市場において、より保守的に20%として試算した場合でも、2030年までに決済取扱高のうち約15.6兆円がAIエージェント経由へと移行する計算となり、AIに「選ばれる」ための施策は、EC事業者にとって最優先の戦略的課題となっているとのことです。

このような変化に伴い、EC事業者にはAIエージェントとの接続に必要な商取引プロトコル(UCP/ACP等)への対応や、AIに商品情報を正しく学習・理解させるための「データ構造化・意味情報付加」といった高度な技術水準が求められます。しかしながら、国内市場においては知見が十分に蓄積されておらず、具体策に着手できていない企業が大半を占めているのが実情です。
デジタルガレージグループのエージェンティックコマースへの取り組み
これまでもデジタルガレージグループでは、AIが自律的に連携する新たなEC時代を見据えた取り組みを推進してきました。その一環として、2026年1月にはマーケティングAI「DG AI Drive」の機能拡張として「AI検索最適化(GEO)支援」を始動させ、AI検索において自社商品が「選ばれ、推奨されるための対策」をいち早く提供してきたとのことです。
今回提供を開始するエージェンティックコマース最適化トータルソリューション「DG Agentic One」は、この取り組みをさらに進化させたものです。エージェンティックコマースに必要な機能を統合し、EC事業者の最適な環境構築を全方位で支援します。
「DG Agentic One」の概要
デジタルガレージとDGBTは本ソリューションにおいて、「DG Agentic One DataFeed」「DG Agentic One GEO」「DG Agentic One MCP」「DG Agentic One Commerce」「DG Agentic One Payment」を組み合わせ、エージェンティックコマースをワンストップで実現するトータルソリューションを提供します。
なお、「DG Agentic One」の独自技術・構造について特許出願中で、また商標登録も出願中とのことです。
DG Agentic One DataFeed
商品マスタ、レビュー、ブランド情報等のEC事業者保有既存情報に加えて、DGグループとして独自に収集するEC事業者に適したデータを合成し、AIが理解するために最適化されたデータを変換・生成します。AIにより深く理解・評価されるための意味情報付加、AIの参照元に合わせた適切なデータ構造化と連携を行い、エージェンティックコマースの基盤を整備します。
DG Agentic One GEO
ChatGPTやGoogle AI Overviews等の主要なAI検索において、自社商品が推奨されるよう対策を実施します。現状分析から戦略策定、対策実行までを一気通貫で支援し、ゼロクリック時代のサイト遷移に依存しない新たなブランド認知と購買動機を形成します。
DG Agentic One MCP
AIエージェントとECサイトの間をつなぐためのゲートウェイです。最新の商取引規格(UCP/ACP等)に適応する形で、商品や取引に関する情報の検索やカートの生成を実施し、AIによる商品の推奨から購入までをシームレスにつなげます。
DG Agentic One Commerce
これまでのECサイト(Human Present型)は、人間が閲覧するための「フロントエンド」と業務を司る「バックエンド」の二つに大別されましたが、本機能ではそこに「AIエージェント向けフロント」が加わり、大きく三つの構造になります。ECパッケージリリースから28年のEC構築の経験をもって、既存システムと既存業務を活かしたムダのない次世代移行を実現します。
DG Agentic One Payment(開発中)
デジタルガレージグループが保有する決済インフラを活用し、AI主導の安全な決済環境を提供します。AIとユーザーの会話を途切れさせることなく、セキュアでシームレスな購買体験を可能にします。
なお、デジタルガレージより過日発表されたステーブルコイン決済基盤「DG Stablecoin Payment Service™(DG SPS™)」とも連携し、ステーブルコイン決済を含むマルチ決済への対応を計画しているとのことです。
グループ連携と今後の展開
デジタルガレージグループは「DG Agentic One」の提供を通じて、AI時代の新たな競争軸であるGEOの先駆者として、EC事業者の売上最大化に貢献していくとしています。今後も国内外のプラットフォーマーと連携し、エージェンティックコマースが商取引の標準となる未来を目指すとともに、グループの強みである決済基盤を活かした安全な決済環境の開発も推進し、商品推奨から決済までを包括的に提供する新たな商取引インフラの構築を加速していくとのことです。
林 郁氏のコメント
株式会社デジタルガレージの代表取締役 兼 社長執行役員 グループCEOである林 郁氏は次のようにコメントしています。
「AIの進化は、単なる業務の効率化やCX改善にとどまらず、社会全体の購買行動や産業構造そのものを再定義しようとしています。そして、この『データ社会の第二幕』において最大の潮流となるのがエージェンティックコマースであると確信しています。当社グループはこれまでも、テクノロジーが次々と押し寄せるインターネットの波打ち際に立ち続け、新しいコンテクストを創出してきました。今後も、決済・金融インフラと最先端AIテクノロジーを架橋し、日本の産業全体がAI時代においてもグローバルで競争力を発揮できるよう、エコシステム全体の進化を牽引してまいります。」
清水 和徳氏のコメント
株式会社DGビジネステクノロジーの代表取締役 兼 社長執行役員である清水 和徳氏は次のようにコメントしています。
「『DG Agentic One』は、EC事業者の皆様が直面している『技術的ハードルの高さ』を解消し、AI時代を勝ち抜くための強力なエンジンとなる包括的プラットフォームです。AIに自社商品を正しく認知させるデータ構造化から、世界標準となる商取引プロトコルへの接続、そして安全な自動決済までをワンストップで提供します。2030年に国内で約15兆円規模へと拡大が予測されるエージェンティックコマース市場において、DGグループとして3兆円の流通額をお支えすることを目標としています。EC事業者の皆様が既存のシステム資産を活かして即座に参入できるよう、技術とサービスのあらゆる側面から全方位で支援するとともに、グローバルな技術トレンドをいち早く社会実装し、次世代の商取引インフラ構築を加速してまいります。」
出典元:株式会社デジタルガレージ プレスリリース



















