マインドアイル、店舗配置データ活用プラットフォーム「Genba」無料お試し版を提供開始

マインドアイル株式会社が、スーパーやドラッグストア、量販店、百貨店といったリテール事業者に向けて、店舗内における「どこに何があるか」という配置情報をデータ化し業務活用を実現する配置データ活用プラットフォーム「Genba(現場)」の無料お試し版の提供を開始しました。

同プラットフォームは、商品や棚、売場、バックヤードといった「配置情報」をデータとして整備することにより、補充や棚卸し、商品探索、売場確認などのオペレーションを、これまで現場スタッフの経験や記憶に頼っていた状態から、より正確で再現性の高い状態へと変革することを目指しています。

プラットフォーム開発の背景

マインドアイル株式会社がリテール事業者向けの業務システムや店舗オペレーション支援に携わる中で、現場業務の大部分が「商品がどこにあるか」「どの棚や売場に紐づいているか」といった配置情報を基に実施されているにもかかわらず、その情報がシステムで扱えるデータとして十分に整備されていないケースが多いという課題に着目したとのことです。

小売店舗においては、数千から数万点もの商品を取り扱うことに加え、棚替えや季節変更、特売、売場変更などによって、商品の配置情報は日々変化していきます。そのため、商品や棚、売場、バックヤードなどの配置関係を継続的にデータ化するには大きな運用負荷が発生します。また、これまでは現場スタッフの経験や記憶、紙やExcel、口頭共有によって一定程度対応できていたことから、配置情報のデータ化は後回しにされやすい領域となっていました。

その一方で、品出しや在庫補充、ピッキング、棚卸し、売場確認、商品探索など、数多くの店舗オペレーションは配置情報を前提として行われています。配置情報がデータ化されていない状況では、これらの業務はベテランスタッフの経験や暗黙知に依存しやすく、経験の浅いスタッフやサポートスタッフが同じ品質と効率で対応することが困難になります。

今後、リテール現場においては人手不足への対応に加えて、スポットワーカーや多様なスタッフの早期戦力化、さらには生成AIをはじめとするAI技術の業務活用が重要となります。その前提として、現場の暗黙知として扱われてきた配置に関する情報をデータ化し、システムやAIが活用できる状態にする必要があります。Genbaは、こうした課題を背景として、店舗運用に合わせた配置情報のデータ化と活用を支援するプラットフォームとして開発が進められています。

Genbaのサービス概要

Genba概要

Genbaは、リテール現場の配置情報を定義、管理、活用するためのプラットフォームです。商品、棚、売場、バックヤードなど、店舗運用に必要な管理単位を自社の業務に合わせて定義し、それらの関係性をデータとして扱えるようにします。

Genbaの主な機能は、「管理単位の定義」「関係性の管理」「タスク化」の3つで構成されています。

Genba主な機能

「管理単位の定義」においては、商品、棚、売場、バックヤードなど、各社の店舗運用に合わせた管理単位を定義することができます。大まかな配置を管理したい場合は売り場エリアレベルで、より詳細な位置を管理したい場合は棚の段数レベルと、業態や企業によって異なる管理粒度に対応することで、既存のオペレーションに沿った配置情報のデータ化が実現可能です。

「関係性の管理」においては、商品がどの棚にあるか、棚はどの通路にあるかといったロケーション情報を登録できます。また、特売対象商品や作業対象商品など、業務目的に応じた商品リストも管理することができます。

「タスク化」においては、登録された関係性をもとに、品出しや補充、棚卸し、売場確認などの業務タスクとして扱えるようにすることを目指しています。例えば、バックヤードの商品を売場へ補充する作業を、配置情報に基づくタスクとして定義することで、現場スタッフが必要な作業を把握しやすくなります。

各データの登録は、Webブラウザから使用できる専用のWebコンソール上で、UIまたはテキストファイルから実施することができます。今後はデータ連携APIを提供し、Genba上に登録された配置情報を外部システムや業務アプリから活用できるようにする予定です。また、製品版では、ロケーション情報の更新やタスク実行を現場で行うためのアプリ提供も予定されています。

Genbaコンソール画面

無料お試し版について

今回提供される無料お試し版は、Genbaの基本コンセプトやコンソールの操作感を体験するためのものとなっています。

無料お試し版では、事前に定義された管理単位に対して、商品や棚、売場などの実データを最大30件まで登録することができます。これにより、店舗内の「どこに何があるか」をデータ化し、配置情報として扱う流れを確認することができます。

なお、無料お試し版は本格導入を前提とした正式版ではなく、Genbaの利用イメージを確認するための体験版となります。自社の店舗運用に合わせた管理単位の定義や、件数制限のない環境での検証を希望する企業向けには、個別にPoCの相談を受け付けているとのことです。

今後の展開予定

Genbaは、無料お試し版で得られたフィードバックをもとに、正式提供に向けて開発を進めていく予定です。

正式版では、Genba上の配置情報を外部システムや業務アプリから利用するためのデータ連携APIを提供する計画です。また、実店舗での利用を想定し、配置情報の登録や更新、配置情報に基づくタスク実行を現場で行うためのアプリ提供を予定しています。

あわせて、品出しや在庫補充、棚卸し、売場確認などの業務をタスクとして管理できる機能を拡充し、実店舗で利用できる構成を目指すとしています。

今後の展開

店舗PoCの受け付けについて

Genbaによる、実店舗で配置情報を活用した業務改善を検証したいリテール事業者向けにPoCで利用いただける正式版を先行提供しています。

PoCでは、実際の商品データ(最大3万SKU程度を対象)を用いて、1から2店舗規模での検証を想定しています。各社の店舗運用に合わせた管理単位や配置情報を定義し、品出しや在庫補充、棚卸し、商品探索などの店舗オペレーションへの適用を検証します。

会社概要

会社名: マインドアイル株式会社

所在地: 東京都千代田区神田美土代町1番地 WORK VILLA MITOSHIRO 003

代表者: 森田 太基

事業内容: リテール向けソリューション/サービスの開発と提供

出典元: マインドアイル株式会社

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