Location AI、広告代理店向けプラットフォーム「LAP for Agencies」提供開始 人流データ活用で広告実施から効果測定まで一貫対応

Location AI株式会社(東京都渋谷区、代表取締役:小尾一介)は、人流の可視化とデータ化をダッシュボード形式で提供する「Location AI Platform®(LAP)」に、人流広告キャンペーンの実施機能を追加した広告代理店向けプラットフォーム「LAP for Agencies(エルエーピー・フォー・エージェンシーズ)」の提供を2026年7月15日より開始したことを発表しました。

同プラットフォームは、従来から活用されているLAPのエリア・マーケティング機能に加えて、広告代理店がセルフサービスで人流データを活用したスマートフォン向け広告キャンペーンを企画から実施、運用まで行うために必要な機能を一元的に提供するものです。チラシやポスティング、デジタルサイネージ、リテールメディアでの配信プランニング、各種メディア広告表示の効果による来訪計測などの機能も備えているとのことです。

人流分析から独自オーディエンスの生成、広告配信、効果計測までを一連のフローで実現することで、サードパーティCookieに依存しない、実世界の消費者行動を起点としたマーケティングを可能にするということです。同社は、人流データの可視化や活用にとどまらず、データをマーケティングやプロモーションの実行段階まで接続することで、広告主企業の実際の売上拡大という実利の創出を広告代理店とともに支援していく方針を示しています。

提供開始の背景

あらゆる企業や団体は、実世界を舞台に事業を展開しています。現在、位置情報技術の進化により、事業上重要な実世界における人々の動きをデータとして瞬時に把握することが可能になっています。さらに広告技術との組み合わせにより、把握した消費者のスマートフォンに直接メッセージを届け、自社のオンラインページや店舗へ誘導し、売上拡大につなげることまでが実現可能となりました。しかし、この変化が持つインパクトは、マーケティングの現場においてまだ十分に認識されていない状況であるとされています。

その背景には、サードパーティCookieの規制強化やプライバシー保護意識の高まりにより、従来のデジタル広告手法が大きな転換点を迎えていることがあります。消費活動の大部分は依然として実店舗をはじめとするリアルな場で行われており、実世界の消費者行動をマーケティングの起点とすることの価値はますます高まっています。

一方で、広告代理店においては、クライアント企業から人流データを活用した提案を求められる機会が増加しているものの、人流分析、オーディエンス生成、広告配信、効果計測がそれぞれ別のツールやベンダーに分断されており、企画から運用、成果報告までを自社内で完結させることが困難でした。LAP for Agenciesは、この実世界起点のマーケティングの仕組みを、広告代理店がセルフサービスで扱える形で提供し、広告主の実売上への貢献までを示せる環境を実現するものであるとのことです。

LAP for Agencies概要

LAP for Agenciesの主な特徴と広告代理店のメリット

人流分析から広告実施、来訪計測までを一気通貫で実現

LAPのダッシュボード上で、人流の可視化や分析機能に加えて、スマートフォン広告キャンペーンの設計、実施、モニタリング、配信結果の計測までを網羅したフルセットの広告実施・運用機能が搭載されています。人流分析から人流広告(Flow Ad)によるターゲットオーディエンスの設定、広告配信、来訪計測までを一つのプラットフォームで完結できるため、広告代理店の業務効率化と提案力強化を同時に実現するということです。

生成AIアシスタント(LLM)によるキャンペーン設計支援

人流データの分析結果をもとに、LAPに搭載された生成AIアシスタントがターゲット設定や最適なキャンペーン設計を支援します。専門的なデータ分析スキルや知識がなくても、データドリブンで精度の高い広告プランニングが可能になるとされています。

認知から購買、行動誘導まで多目的なキャンペーンに対応

人流広告は、店舗集客や認知拡大だけでなく、EC販促、アプリダウンロード、会員獲得など、幅広い目的のキャンペーンで効果を発揮します。実世界の行動データ(来訪履歴や生活圏など)に基づく独自のAdオーディエンス生成機能(オーディエンスビルダー)により、オンラインとオフラインを横断したマーケティングを可能にするということです。

チラシやサイネージ、テレビCMなどあらゆる広告媒体の効果計測に対応

スマートフォン向け広告だけでなく、折込チラシやポスティング、デジタルサイネージ(OOH・DOOH)、リテールメディア向けの広告キャンペーンについても、人流データを用いたプランニングと配布・配信後の来訪計測、効果測定に対応しています。来訪計測についてはあらゆる広告媒体に適用可能で、例えばデジタルサイネージへの広告掲出後や、テレビCMの放映エリアにおいて店舗への来訪者が何割増えたかを人流データで定量的に把握できます。これまで効果検証が難しかったオフライン広告やマス広告のROI可視化を実現するとのことです。

LAP for Agencies機能詳細

活用事例(想定ユースケース)

小売、外食、サービス業、観光における店舗集客や来訪促進

小売店、外食チェーン、保険ショップ、美容室、フィットネスクラブ、商業施設、自治体や観光業種などにおいて、店舗周辺や競合店舗、来訪エリアの人流分析に基づく的確なターゲティング広告を配信し、効率的な店舗集客や来訪促進を実現します。

消費財メーカーによる店頭販売促進

消費財メーカーが行う自社製品の取扱店舗への購買促進キャンペーンにおいて、取扱店舗の周辺や来訪者の生活圏の人流分析に基づく的確なターゲティング広告を配信し、効果的な店舗への集客と店頭での販売促進を実現します。

実世界データからのオンライン行動(EC・アプリ)への誘導

特定のエリアや施設への来訪履歴、生活圏といった実世界での行動データに基づく独自オーディエンスに対して人流広告を配信します。アプリのダウンロードやECサイトでの購入といったオンラインコンバージョンを促進し、オンラインとオフラインを横断したシームレスな販促(OMO)を実現します。

提供条件

  • サービス名:LAP for Agencies(広告代理店向け人流広告実施機能付きLAP)
  • 提供対象:広告代理店
  • システム利用ライセンス料:月額20万円(税別)
  • 人流データ利用料:広告配信実績(グロス予算)に対する連動(料率型)。料率はキャンペーンの案件規模(想定予算)に応じて個別に見積もり
  • 提供開始日:2026年7月15日

今後の展開

同社はLAP for Agenciesを通じて、広告業界における実世界データを活用した人流広告の普及を推進し、広告代理店とともに広告主の事業拡大に貢献していく方針です。今後も生成AIによる支援機能の拡充や対応マーケティング媒体のさらなる拡大を進め、実世界データ活用のスタンダードとなるプラットフォームを目指すとしています。

Location AI Platform®(LAP)について

LAPは、人流データを可視化・分析できるクラウド型の位置情報データ活用プラットフォームとして提供を開始し、店舗や施設、商圏、エリアの人流分析、来訪者属性の推計、競合比較などの目的で、小売、外食、不動産、自治体など幅広い業界で活用されています。

LAPは、人流データを分析・提供するだけの分析ツールにとどめることなく、分析結果をマーケティング施策の実行や効果検証にまでつなげ、ユーザー企業の実際の売上に答えを出すプラットフォームへと進化させています。今回のLAP for Agenciesの提供開始は、その進化を体現する取り組みの一つであるとされています。

Location AI株式会社について

Location AI株式会社は、実世界のデータである位置情報ビッグデータのAI分析に特化したAI技術開発会社です。独自のAI分析エンジンと生成AI技術を組み合わせた人流データ活用プラットフォームを自社開発し、企業や団体に提供しています。

主力サービスには、人流データ活用プラットフォームLocation AI Platform®、Webサービス人流アナリティクス®、訪日外国人の行動を可視化するインバウンドアナリティクス+があります。さらに、人流データを活用して企業のビジネス拡大を支援する人流広告(Flow Ad)や、訪日外国人向け広告配信サービスInbound Marketing Serviceなど、マーケティングソリューションも展開しています。実世界人流データをコアに事業活動での活用を実現する基盤を提供しています。

Location AIが提供する位置情報分析・広告配信データについて

同社の独自開発の解析エンジンLocation Engine™は、端末ID、緯度経度、タイムスタンプなどの位置情報データを地図や施設情報と連携して解析し、メッシュ型では困難なピンポイントで高精度な人流分析、および人流広告(Flow Ad)をはじめとする各種広告配信サービスを実現しています。

この分析・配信の適格性を担保するため、特定のキャリアや特定のアプリに依存せず、偏りのない複数のアプリから取得した位置情報データを用いている点が特徴です。対象となるデータは、スマートフォンアプリの利用者から明示的な取得の許諾を得たもののうち、分析および広告配信を目的とした第三者提供の許諾が得られているものに限られます。

取得したデータは、特定の個人を識別しない統計・集計データとして提供する人流分析と、来訪傾向などに基づき配信対象グループを作成する広告配信サービスの主に二つの用途で利用されます。いずれの用途でも安全性を最優先として運用されているとのことです。

会社概要

  • 社名:Location AI株式会社
  • 代表者:代表取締役 小尾 一介
  • 所在地:〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-2-9 小林ビル6F
  • 事業内容:位置情報データ解析エンジンLoacation Engine®の開発・運用と、人流データ活用プラットフォームLocation AI Platform®の開発・提供

出典元:Location AI株式会社

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