バッグ購入時に重視するポイント調査、32.8%が「価格・コストパフォーマンス」を最重視 兵庫県鞄工業組合とNEXER Groupが実施

兵庫県豊岡の鞄産業を担う「兵庫県鞄工業組合」と株式会社NEXER Groupが、普段バッグを使用している全国の男女400名を対象に、「バッグ購入時に重視するポイント」に関する調査を実施しました。

価格重視の裏にある、長く使いたいという本音

日常的に持ち歩くバッグですが、いざ購入しようとすると、何を基準にして選べばよいのか迷ってしまう方も少なくないのではないでしょうか。

価格面を優先すべきか、デザイン性で決めるべきか。あるいは、長期間使用できる耐久性を第一に考えるべきか。

こうした背景から、今回は豊岡の鞄産業の「兵庫県鞄工業組合」と共同で、事前調査において「普段バッグを使用している」と答えた全国の男女400名に対して、「バッグ購入時に重視するポイント」についてアンケート調査が実施されました。

調査概要

調査手法:インターネットでのアンケート

調査期間:2026年6月22日~6月29日

調査対象者:事前調査で「普段バッグを使用している」と回答した全国の男女

有効回答:400サンプル

質問内容:

質問1:バッグを購入する際、最も重視するポイントはどれですか

質問2:その理由を教えてください

質問3:バッグを選ぶとしたら、どちらの考え方に近いですか

質問4:その理由を教えてください

質問5:過去に、安さだけを重視して選んだ結果、後悔したバッグ購入の経験はありますか

質問6:どのような点で後悔しましたか(複数選択可)

質問7:バッグを選ぶ際、「どこで・誰が・どのように作られたか(産地・職人・製法)」を気にしますか

質問8:その理由を教えてください

※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

最も重視するポイントは「価格・コストパフォーマンス」が32.8%でトップ

はじめに、バッグを購入する際に最も重視するポイントについて尋ねられました。

バッグ購入時に重視するポイント調査結果

調査の結果、最も多かったのは「価格・コストパフォーマンス」で32.8%でした。

続いて「機能性(収納力・使いやすさなど)」が28.8%となり、価格とほぼ同程度の結果となりました。3番目には「デザイン・見た目」が20.5%で続き、これら上位3項目で全体の約8割を占める結果となりました。

それぞれの回答を選んだ理由についても尋ねられたところ、以下のような声が寄せられました。

「価格・コストパフォーマンス」を選んだ方の意見

・鞄にあまりお金をかけたくないので、コスパの良い価格に見合った商品を見つけたい(30代・女性)

・子育てをしていると痛むのも早いから(20代・女性)

・費用を抑えたいので、安くて丈夫なものを選ぶ(40代・男性)

「機能性(収納力・使いやすさなど)」を選んだ方の意見

・収納力や使いやすさを重視しているから(30代・男性)

・ポケットがある方がいいから(20代・女性)

・容量が大きいもの、荷物に合うサイズのものを選ぶ(30代・女性)

「デザイン・見た目」を選んだ方の意見

・気に入ったデザインのカバンを持つ方が出かけるのが楽しくなるため(30代・女性)

・気に入ったものを長く使いたいから(20代・女性)

・おしゃれなデザインじゃないと持っている時に気になってしまうから(30代・男性)

「価格」を重視する方々は、単純に安いものを求めているわけではないことが分かります。「あまりお金はかけたくないが、価格に見合ったものを選びたい」という意見からは、価格だけでなく、品質や耐久性も含めた総合的な納得感を求めていることが読み取れます。

また、機能性やデザインを重視する方々も、日々の使いやすさや、持つことで気分が向上する感覚を大切にしていました。価格・機能・デザインは別々に考えるものではなく、バッグ選びではこれらのバランスが重視されているようです。

過半数が「多少高くても、長く使える上質なバッグを選ぶ」と回答

次に、バッグ選びの考え方について、2つの選択肢からより近いものを選んでもらいました。

バッグ選びの考え方調査結果

「多少高くても、長く使える上質なバッグを選ぶ」と答えた方は51.5%、「安くて手軽に買い替えられるバッグを選ぶ」と答えた方は48.5%という結果になりました。

わずかに上質派が上回る結果となりましたが、その差はほぼ拮抗しています。長く使用するか、気軽に買い替えるか。人々の価値観がきれいに二分される結果となりました。

それぞれの回答を選んだ理由についても聞かれたところ、以下のような意見が得られました。

「多少高くても、長く使える上質なバッグを選ぶ」と答えた方の意見

・上質なバッグは長持ちするから。こまめに買い替えるよりコスパが良いから(30代・女性)

・長く大切に使いたい(20代・男性)

・モチベーションが上がるから(30代・男性)

「安くて手軽に買い替えられるバッグを選ぶ」と答えた方の意見

・普段使いしていると、どうしても汚れるので、使えるまで使って、ダメになったら買い替えていきたい(30代・女性)

・痛むたびに買い換えられる方が良いから(20代・女性)

・上質なバッグでも汚れたり傷はついたりするから、見栄をはる必要性を感じないから(30代・男性)

長く使える上質なバッグを選択する方々は、耐久性や長期的なコストパフォーマンスだけでなく、愛着を持って使用できることにも価値を見出していることが分かります。

一方で、手軽に買い替えられるバッグを選ぶ方々は、日常使用による汚れや傷みを前提として、無理なく使い続けられることを重視しているようです。どちらの考え方にも、日々の生活に合ったバッグを選びたいという思いが表れています。

約3人に1人が、安さ重視の買い物で「後悔した経験がある」

続いて、過去に安さだけを重視して選び、後悔した経験があるかについて尋ねられました。

安さ重視での後悔経験調査結果

その結果、「ある」が32.8%、「ない」が67.3%でした。

約3人に1人が、安さを重視した買い物で後悔を感じた経験があることが明らかになりました。

さらに「ある」と答えた方に対して、どのような点で後悔したかが尋ねられました。

後悔した点の調査結果

最も多かったのは「すぐに壊れた・傷んだ」で77.1%でした。

次いで「使い勝手が悪かった」が35.1%、「素材が安っぽく見えた」が32.8%と続きました。

すぐに壊れる、使いにくい、見た目に安っぽさを感じるといった点は、購入時の価格だけでは判断しにくい部分です。安さは購入時の負担を軽減できる一方で、使い始めてから不満につながるケースもあります。

価格だけでなく、耐久性や使い勝手、素材の質感もあわせて確認することの重要性がうかがえます。

26.8%が産地・職人・製法を「気にする」と回答

最後に、バッグを選ぶ際に「どこで・誰が・どのように作られたか(産地・職人・製法)」を気にするかについて尋ねられました。

産地・職人・製法への関心調査結果

その結果、「とても気にする」が5.0%、「やや気にする」が21.8%でした。これらを合計すると、26.8%が産地や作り手、製法を気にしていることが分かりました。

一方、「あまり気にしない」は44.5%、「まったく気にしない」は28.8%で、合計すると73.3%となりました。

それぞれの回答を選んだ理由についても聞かれたところ、以下のような意見が寄せられました。

「気にする」と答えた方の意見

・後悔したので、そんなことがないようにしたい(20代・女性)

・どのようなこだわりがあるのかを知ることができることで商品の品質の高さを知れていいなと思ったから(30代・男性)

・こだわりのあるバッグを使いたいから(30代・女性)

「気にしない」と答えた方の意見

・それより耐久性やデザインの方が大事(30代・女性)

・産地や生産者がどうだろと、自分が気に入ったものを買うスタンスだから。極端な安物でない限り品質がそこまで悪い心配はないと思うから(30代・男性)

・自分が好きな鞄のほうがファッションにも合うから(30代・女性)

「気にしない」と答えた方の多くは、産地そのものに関心がないというよりも、耐久性やデザインなど、自分が実際に感じられる価値を優先しているようです。

一方、「気にする」と回答した方々は、産地や製法を品質や作り手のこだわりを知るための手がかりとして捉えていました。

バッグ選びでは、産地や作り手の情報よりも、まずは使いやすさや見た目を重視する方が多いものの、品質を見極める要素として重視する方も一定数いることがうかがえます。

まとめ

今回の調査では、バッグ選びで最も重視されるポイントは「価格・コストパフォーマンス」で、32.8%を占めることが明らかになりました。

一方で、安さを優先して選んだ結果、後悔した経験がある方も32.8%存在しました。そのうち77.1%は「すぐに壊れた・傷んだ」と回答しています。購入時に安く済んだとしても、長く使えなければ不満につながることがあるようです。

次にバッグを選ぶ際は、価格の数字だけでなく、どのくらい長く使用できるかにも目を向けてみることが大切です。産地や作り手、製法にも注目することで、品質を見極める手がかりになるかもしれません。

兵庫県鞄工業組合について

兵庫県鞄工業組合は、兵庫県豊岡地域一円として同業者の事業の発展を図るとともに、豊岡の鞄産業の品質・ブランドの維持向上を理念として活動しています。

豊岡鞄は、日本有数の鞄の産地である兵庫県豊岡市で生まれた地域ブランドです。1200年前の柳行李を起源に、その長い歴史の中で技術を磨き、確かな品質の鞄をつくり続けてきました。

所在地:〒668-0041 兵庫県豊岡市大磯町1-79

理事長:植村賢仁

出典元:兵庫県鞄工業組合

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