
楽天グループ株式会社が運営するインターネット・ショッピングモール「楽天市場」は、ユーザーの購買行動分析データおよび一般消費者へのアンケート調査をもとに、今夏注目される消費行動や商品をまとめた「『楽天市場』2026年夏トレンド予測」を発表しました。
猛暑"新"対策~新時代の猛暑攻略グッズ~
記録的な暑さが当たり前となる中、楽天市場では生活者の暑さへの意識や対策の実態を把握するため、「2026年夏の行動および消費に関するアンケート調査」を実施しています。過去5年間における夏の暑さについての質問では、それ以前の6年前と比べて、全体の約9割が夏の暑さが増していると感じていることが明らかになりました。

また、「昨年の夏、ご自身の暑さ対策は十分でしたか」という質問に対して、4人に1人以上が「対策が不十分だった」と回答しています。その理由としては、「対策をしても、まだまだ暑い」「暑さ対策グッズが効かず、熱中症になってしまった」などの自由回答が多数寄せられており、年々深刻化する夏の暑さに適応した新たな対応や対策のあり方が求められていることがわかります。このような状況を背景に、真夏日、猛暑日、一部地域における酷暑日に対応することを支援する「猛暑攻略グッズ」の需要が増加することが予測されています。

装着して直接的に体を冷却し身を守る「ウェアラブル冷却武装」
楽天市場では夏の暑さ対策関連商品を多数取り扱っており、2025年の流通総額は約1.4倍に拡大しています。具体的には、「日傘」や「ネックリング」「ハンディファン」などの暑さ対策グッズが堅調な需要を維持する一方で、近年の過酷な環境下において、体に装着して直接冷却し体温調節ができる「ウェアラブル冷却武装」グッズが注目を集めています。例えば、頭部を冷やす「アイスハット」の流通総額は前年同期比約3.2倍、ファンを搭載し衣服内に風を送る「空調ウェア」の流通総額は前年同期比約1.6倍と大幅に伸長しています。そのほかにも服や帽子、ベビーカーシートなどの内部に水を循環させて直接的に体温上昇を抑える「水冷ウェア」関連アイテム商品が次々と登場し、猛暑を攻略するための最新グッズとして期待が寄せられています。
冷却効果・持続時間が強化された「進化系冷却グッズ」
アンケート調査において、暑さ対策グッズを選ぶ際に重視する点について、69.2%の人が「冷却効果の高さ」を、57.4%が「持続時間」を挙げています。楽天市場においても、従来の保冷剤や氷に代わり、持続時間と冷却性能を両立させた次世代アイテムとしてステンレス製の「保冷剤」が人気で、流通総額も前年同期比約14.6倍と大幅に伸長しています。そのほか、チタン製の「アイスキューブ」やペルチェ素子を搭載した「ネッククーラー」などの商品も登場しており、生活者がより高いレベルでの暑さ対策を求めていることがうかがえます。

マルチな用途を備えた「多機能+ファン」
楽天市場では、さまざまな用途の雑貨や小物にファンを付けた「多機能+ファン」が人気を集めています。多機能ファンの流通総額は前年同期比で約1.6倍に伸びており、中でも、かばんや服などに掛けて風を送る「腰掛けファン」が約5.6倍、「首掛けファン」が約1.5倍と、ハンズフリーで風を送って涼むことができる商品が注目されています。そのほか、「ファン付自撮り棒」や「ファン付日傘」など、他用途のアイテムに小型扇風機が付いている商品も登場しています。
ファッションコーディネートの一部として活躍する「避暑着」
ファッションコーディネートの一部として暑さ・日焼け防止対策商品を取り入れた「避暑着」を楽しむ動きも加速しています。楽天が運営するファッション通販サイト「Rakuten Fashion」では、ファッションブランドが取り扱う暑さ対策関連商品数が前年同期比で約1.7倍に急増しています。中でも、「アームカバー」は、日よけや室内では冷房対策にもなることに加え、重ね着のようにファッションアイテムとしても使えるデザイン性の高さに注目が集まっています。また楽天市場のファッションジャンルにおいても、「アームカバー」や「フェイスカバー」で「UVカット」や「冷感」など特殊素材を使った商品の流通総額が前年同期比で約1.4倍と、顕著に伸びています。
ペットの本格的な暑さ対策「ワンにゃんクーラー」
犬や猫などペットの暑さ対策を強化する傾向も出てきています。アンケート調査において、ペットを飼っている人を対象に「夏の暑さがペットに与える影響について不安を感じていますか」と質問したところ、8割以上の人が、夏の暑さがペットに与える影響を懸念していることがわかりました。また、「今シーズン、ご自身の暑さ対策に費やす予算感はどれくらいですか」および「ペットの暑さ対策に費やす予算感はどれくらいですか」という問いに対し、飼い主自身の暑さ対策の費用より、ペットの暑さ対策にかける費用の方が、より高い価格帯に集中していることが明らかになりました。楽天市場においても、ペットの暑さ対策関連商品の流通総額は前年同期比で約1.3倍に伸長しており、中でも、ペットが身に着ける「クールベスト」が前年同期比約1.5倍に伸長するなど、大切な家族であるペットを熱中症などから守りたいという意識の高まりが関連市場の急速な拡大をけん引しています。



夏の風物"新"グルメ~夏の定番グルメアップデート~
アンケート調査において夏の定番グルメと聞いて思い付くものを調査したところ、「冷やし中華」「かき氷・アイスクリーム・シャーベット」「そうめん」の順で回答が上位に上がりました。手軽に調理でき、食欲が落ちがちな季節でも喉越し良く楽しめる麺類や、身体を冷やす冷たいスイーツが夏の定番グルメとして定着していることがわかります。また近年は、夏の定番グルメとして長年愛されてきたメニューも、猛暑やライフスタイルの変化に伴いその楽しみ方も幅広く進化しています。

食欲を刺激する「辛酸冷・麺」
楽天市場においても、例年夏場の「麺類」関連商品は年間を通じて最も需要が高まる傾向にあり、過去3年間の傾向を見ると、年間平均と比較して6月から7月にかけて麺類の流通総額は約1.5倍に伸長します。「冷やし中華」「そうめん」「そば」など定番の麺に加え、夏場の需要として宮崎県延岡市発祥の唐辛子とにんにくが効いた旨辛スープの「辛麺」の流通が前年同期比で約2.5倍、中国の酸味豊かな辛みのあるスープ「酸辣湯麺」が約1.8倍、冷たいスープや辛いタレで食べる「冷麺」が約1.1倍と、前年同期比でそれぞれ流通総額が伸長しており、これからの本格的な暑さに向けて、食欲を増進させる「辛い」「酸っぱい」「冷やし」と「麺」を掛け合わせた「辛酸冷・麺」の需要がさらに伸びることが予測されています。
流しそうめんや変わり種つゆなど様々な楽しみ方でエンタメ化する「たのしそうめん」
夏の食卓を彩る風物詩のひとつである「そうめん」は、食べ方や楽しみ方も多様化しています。夏場の需要として「大容量そうめん」が前年同期比約1.2倍と好調です。また、食卓をエンターテインメント化する「流しそうめん機」も前年同期比約1.2倍と伸長しており、子どもや家族で楽しむ商品や一人用、持ち運べるタイプなど、多種多様な流しそうめん機が登場しています。調査では、夏休みがある子どもを育てているユーザーの39.0%が、夏休みの困りごととして「食事を作る回数が増える」と回答しており、子どもが屋内で手軽に食事を楽しめるグッズとして「流しそうめん機」が購入される傾向にあることが推察されます。そのほか、変わり種のつゆや夏の終わりに余ったそうめんをアレンジするレシピが、楽天が運営するレシピサイト「楽天レシピ」やSNS等で多数投稿されており、「そうめん界隈」の盛り上がりは継続しそうです。

解凍時間によって様々な食感が楽しめる「ひんやりとろ変スイーツ」
調査において、暑さ対策に効果的だと思うグルメを調査したところ、6割以上が「ひんやりスイーツ(アイスクリーム、かき氷、ゼリーなど)」と回答しました。中でも、今夏はひんやりとした食感と新しい味わいを掛け合わせ、解凍時間によって様々な食感が楽しめる「ひんやりとろ変スイーツ」に注目です。楽天市場では、生クリームを大福に閉じ込め、冷凍で届く「生クリーム大福」が前年同期比約1.2倍と支持を集めているほか、今年は「くずアイス」や「冷やし大福」「チーズテリーヌ」といった新感覚のひんやりスイーツが注目株となっています。

意外な食材を凍らせるだけの「冷凍アレンジ」
楽天市場では、「冷やし焼き芋」や「アイス梅」「アイス干し柿」などが多数販売されており、中でも「冷やし焼き芋」の流通総額は前年同期約1.2倍に伸長しています。調査においても、バームクーヘンやクリームチーズ、トマト、バナナなど様々な食品や食材を凍らせて食べる楽しみ方が確認され、常温や冷蔵の食材を凍らせるだけの「冷凍アレンジ」をしてアイス感覚で楽しむ新しい食べ方が注目されています。
お店のようなふわふわ本格かき氷を楽しむ「いえなかかき氷専門店」
「かき氷機」の流通も前年同期比約1.1倍と引き続き好調です。従来の氷削り器にとどまらず、大人用にデザインされたタイプや冷凍フルーツをそのまま削れるタイプ、ふわふわの氷を作れる「進化系かき氷機」も登場しています。また、果実や野菜における素材本来の風味や色、香りを生かすため、加熱処理を最小限に抑えたプレミアムな「かき氷 生シロップ」の今後の人気にも注目で、自宅で専門店のようなクオリティを楽しむ需要が高まっています。

調査概要
「2026年夏の行動および消費に関するアンケート調査」は、全国20歳から60歳の男女1,000名を対象に、2026年4月30日から5月15日の期間、インターネット調査にて実施されました。調査機関は楽天グループ株式会社、調査実施機関は「Freeasy」です。
なお、真夏日は最高気温が30度以上の日、猛暑日は最高気温が35度以上の日を指します。2026年4月には気象庁が、最高気温が40度以上の日を酷暑日と命名しています。
出典元:楽天グループ株式会社












