
株式会社システムリサーチが運営する「創作品モールあるる」は、全国の20歳から60歳までのネット通販利用者を対象として、「ネット通販における金額変動による行動変化」に関するアンケート調査を実施しました。
調査の結果、オンライン通販で商品を購入する際に、金額によって行動が変化すると回答した人は合計89.0%に達することが明らかになりました。
さらに、商品価格が高額になるにつれてレビューの確認や比較検討といった"確認行動"が増加し、より慎重に判断する傾向が確認される結果となりました。こうした行動の背景には「失敗したくない」という心理が68.5%を占めており、行動が変化する価格帯については「10,000円以上」と回答した人が36.0%で最も多い結果となっています。
この記事の目次
商品金額が高額になるとレビュー確認66.4%、比較検討64.4%といった行動が増加
高額商品をオンラインで購入する際の具体的な行動については、以下のような回答が多く見られました。
レビューや口コミをより詳しく確認する:66.4%
複数の商品やサイトを比較する:64.4%
購入を一度保留する:49.0%
このように、過半数の消費者が「確認・比較」といった行動をとっていることが判明しました。
さらに、実物を店舗で確認する:44.5%といったオフラインでの確認行動も一定数見られ、価格が高額になるほど慎重な行動が増える傾向が明確になっています。
確認行動の背景には"失敗したくない"という心理が68.5%
こうした慎重な行動をとる理由としては、次のような回答が多く挙がっています。
失敗したくない:68.5%
価格に見合う価値か判断したい:65.1%
実物との差が不安:39.0%
高額商品になるほど「失敗への不安」が強まっており、その不安を解消するための手段として、レビューの確認や比較検討が行われていることが明らかとなりました。
行動が変化するのは「1万円以上」が目安
どの程度の金額から購買行動が変化するかという質問に対しては、以下のような結果となりました。
10,000円以上~30,000円未満:36.0%
3,000円以上~10,000円未満:34.3%
この結果から、「1万円以上」が購買行動における一つの分岐点となることが示されています。
どのような条件があれば購入されるのか
それでは、どのような条件が整えば高額商品でもオンラインで購入されるのでしょうか。
調査結果によると、以下のような回答が上位に挙げられています。
レビュー数・評価が十分にある:56.9%
詳細なサイズ・仕様情報が掲載されている:51.0%
ブランドや販売元の信頼性が高い:49.3%
返品・交換保証がある:46.9%
このように、消費者が購入を判断するための「判断材料」が重要視されていることがわかります。
購入を左右するのは"判断材料の有無"
今回実施された調査から、高額商品の購買行動は価格そのものではなく、「判断できるだけの情報が提供されているかどうか」によって大きく左右されている可能性が示される結果となりました。
消費者は商品が高額になるほど慎重な姿勢を示しますが、その不安はレビューや詳細情報、比較材料といった要素によって解消される傾向があります。
ECサイトにおいては、情報の質と量を充実させることが、高額商品の購入ハードルを低減させる重要な要素になると考えられます。
調査概要
調査対象:全国の20~60代のネット通販利用者
調査期間:2026年4月28日
調査機関:クラウドソーシングサイト
調査方法:各質問項目の回答割合を算出
有効回答数:300名
出典元:株式会社システムリサーチ「創作品モールあるる」











