
アライドアーキテクツ株式会社(本社:東京都渋谷区、取締役社長:村岡弥真人、証券コード:6081)は、万田発酵株式会社(本社:広島県尾道市)に対して、データプラットフォーム「Kaname.ax®」を用いたCEPsリスニング®(カテゴリーエントリーポイントリスニング)およびN1インタビューの設計・ファシリテーション支援を実施したことを発表しました。同社は、マーケティングコミュニケーション設計を通じて企業のマーケティングAXを支援しており、今回の支援により、インナーケア市場における万田発酵の戦略的な課題や自社のポジションを明確にし、顧客の声を基盤とした戦略立案の仕組み構築に寄与しています。
この記事の目次
若年層開拓における仮説未検証という課題
万田発酵は、主力製品である「万田酵素」をテレビ・新聞・折込チラシといったオフライン広告を軸に展開し、長期にわたってブランド構築を進めてきました。しかしながら、顧客層の中心は50〜60代であり、30〜40代の若年層への新規開拓が課題となっていました。このような状況下で、インナーケア市場を対象とした新製品「MANDA CARE PLUS」を市場投入し、若年層の獲得に本格的に乗り出しています。
その過程で、若年層へのアプローチとしてSNS・インフルエンサーマーケティングに取り組んだものの、リーチ数は獲得できてもコンバージョンにつながらないという問題に直面していました。コンテンツの視聴時間が短く、ランディングページへの流入後も序盤で離脱してしまうケースが多く確認されました。施策の精度をより高めるためには、ターゲット設定と訴求内容の仮説をデータによって裏付ける必要があったとのことです。
施策実施より先に顧客と市場の理解を優先し、CEPsリスニング®×N1インタビューを実施
このような状況を踏まえ、万田発酵は次の施策に進む前に、市場と顧客をデータに基づいて正しく理解することを優先する方針を決定しました。SNS上の大量の投稿データを専門的に分析するパートナーとして、アライドアーキテクツが支援を行うことになりました。
アライドアーキテクツはまず「Kaname.ax®」によるCEPsリスニング®を実施し、SNS上のリアルな投稿データを収集・分析することにより、インナーケア・発酵食品・発酵サプリメントといった関連市場全体の動向と、競合企業との相対的なポジショニングを明確化しました。その後、N1インタビューの設問設計からファシリテーションまでを一貫してサポートし、定期購入者とお試し購入者を対象として実際の購買経路や商品への期待値を詳しく把握しました。
データと顧客の声が仮説を裏付け、次の戦略へ進む根拠を取得
CEPsリスニング®の分析結果から、インナーケア×発酵というポジショニングの妥当性がデータとして証明されました。万田発酵が設定していた市場の方向性と、実際の消費者のニーズとの間に大きな乖離がないことが客観的に示され、次のステップに進むための根拠を得ることができました。また、健康食品において見過ごされがちな味に関する言及が一定数確認されたことも、発酵食品特有の新たなインサイトとなっています。
N1インタビューにおいては、エステティックサロンで酵素ドリンクを体験したことがきっかけとなり自ら検索し、複数回の広告接触を経て購入に至るという行動パターンが確認されるなど、仮説では把握できなかった顧客の実態が明らかになっています。
クライアント担当者コメント
今回の取り組みを通じて、自分たちが推進してきた方向性が市場のニーズと乖離していないことをデータで確認できたことは大きな成果でした。さらに、顧客の生の声が社内の共通言語として定着し、施策を検討する場で自然に引用されるようになったことも、調査の効果を実感できた点の一つです。
今回得られたインサイトは次の展開においても十分に活用できる内容だと捉えており、今後も継続的に調査を実施していく予定です。顧客の声を起点として戦略を組み立て続ける姿勢を維持することが、正しいマーケティングへの近道だと改めて確信しました。
(万田発酵株式会社 ダイレクトマーケティング部 齋藤氏)
CEPsリスニング®について
CEPsリスニング®は、「Kaname.ax®」に取り込んだSNSのUGCやECのレビューなどから特許出願中の独自AI技術を活用して顧客の声を分析し、商品・ブランドを購入・利用する際のきっかけ(CEPs:カテゴリーエントリーポイント)を導き出すサービスです。生活者の実際の体験や感想をCEPsを軸に分析することにより、生活者インサイトを発見・評価し、より効果的なマーケティング戦略の策定を可能にします。
Kaname.ax®について
「Kaname.ax®」は、蓄積された顧客の声(VOC)データからコミュニケーションの「起点となるインサイト」を発見し、企業のマーケティングコミュニケーション設計を支援するデータプラットフォームです。あらゆる"声"をデータ資産として蓄積し、AIによる高頻度なインサイト把握と成果学習によって精度を向上させ、経営の意思決定から現場での実行まで、市場変化に強い戦略・施策につなげます。
万田発酵株式会社 会社概要
| 代表者 | 代表取締役社長 松浦 良紀 |
|---|---|
| 所在地 | 広島県尾道市因島重井町5800-95 |
| 設立 | 1987年6月3日 |
| 事業内容 | 健康食品・化粧品・農業資材等の製造及び販売 |
アライドアーキテクツ株式会社 会社概要
| 代表者 | 代表取締役会長 田中 裕志 取締役社長 村岡 弥真人 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都渋谷区恵比寿一丁目19-15 ウノサワ東急ビル4階 |
| 設立 | 2005年8月30日 |
| 事業内容 | マーケティングAX支援事業 |
アライドアーキテクツ株式会社とは
アライドアーキテクツ株式会社は、データとクリエイティブの力でマーケティングコミュニケーションを設計することにより事業成果の向上に貢献するマーケティングAX支援企業です。2005年の創業以来培った6,000社以上のマーケティング支援実績とUGCをはじめとする顧客の声データ資産を活かし、独自開発のSaaS・SNS・AI技術とデジタル・AI人材を組み合わせた統合ソリューションによって、企業のマーケティングAX実現を加速しています。
※N1インタビューは、消費者1人に対して様々な質問をしていくインタビュー手法です。
※マーケティングAXは、マーケティング領域におけるAIトランスフォーメーションのことです。AI技術やデジタル・AI人材によって業務プロセスや手法を変革し、データとAIの活用によって人と企業の新しい関係性を創出することと定義されています。
※デジタル・AI人材は、主にAI技術、SaaS、SNSなどのデジタルマーケティングに関連する技術・手法に精通し、それらを活かした施策やサービスを実行できる人材(AIマーケティング戦略立案者、生成AIプロンプトエンジニア、SNS広告運用者、SNSアカウント運用者、エンジニア、Webデザイナー、クリエイティブ・ディレクター等)を指します。
出典元:アライドアーキテクツ株式会社











