
株式会社ラクーンコマースが展開する卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」において、クレジットカード決済時の不正利用を防止するための対策として、株式会社アクルが開発した不正検知システム「ASUKA」と本人認証システム「ASUKA-3DS」が採用されました。同社は東京都中央区に本社を置き、代表取締役社長の和久井岳氏が運営を統括しています。
この記事の目次
導入に至った背景
スーパーデリバリーは、国内の製造メーカーと小売店舗やサービス業などの事業者をマッチングする卸・仕入れプラットフォームとして運営されています。国内向けのサービスだけでなく、グローバル展開として世界134か国への卸販売を可能にする越境ECサイト「SD export」も提供しており、アパレルや雑貨、家具、家電、食品といった幅広いカテゴリーで約200万点もの商品ラインナップを揃えています。
近年、日本国内においてクレジットカードの不正利用が重大な社会問題として深刻化しています。2025年におけるクレジットカードの番号盗用による被害総額は約475億円に到達したと、一般社団法人日本クレジット協会が発表した「クレジットカード不正利用被害の集計結果について」で報告されています。このような状況を受けて、経済産業省が公表した「クレジットカード・セキュリティガイドライン【6.0版】」においては、3-Dセキュア(3DS)の実装が必須要件として定められ、EC業界全体でセキュリティレベルの向上が強く求められるようになりました。
3DS導入における課題と解決策
しかしながら、3DSを導入する際には一つの大きな課題が存在します。それは、購入手続きの過程で追加的な認証操作が必要となるため、ユーザーの利便性が低下し、購入途中での離脱率が増加する可能性があるという点です。スーパーデリバリーでは、この課題に対して「強固なセキュリティ」と「円滑な購入体験」の両方を実現することを最優先課題として位置づけ、ユーザーの離脱を極力抑えながら3DSを実装できる株式会社アクルのASUKA-3DSを選定しました。
アクルは東京都港区に本社を構え、代表取締役社長の近藤修氏が経営を率いています。ASUKA-3DSは、リスクレベルが高いと判断された取引のみに対してEMV 3DS本人認証を適用するという柔軟性の高い仕組みを採用しており、モーダル型のユーザーインターフェースによって認証プロセスをスムーズに完了できる体験を提供するサービスとなっています。さらに、不正検知システムであるASUKAと連携させることで、プラットフォーム事業者として求められる高度な不正対策を実現することが可能になります。
ASUKAについて
ASUKAは、クレジットカード業界において必須とされる多様なセキュリティ対策を包括的に実現できるソリューションです。具体的には、クレジットマスターや大量アタックへの対策、第三者による不正利用を防ぐための属性・行動分析、不正配送先住所とのデータベース照合、3DSによる本人認証サービス、不正ログイン対策など、総合的なセキュリティ機能を備えています。このサービスは、物販ECサイトをはじめ、旅行関連商材やサービス商材を扱う事業者など、45,000サイト以上のカード加盟店において既に導入実績があります。
スーパーデリバリーのサービス概要
スーパーデリバリーは、製造メーカーと小売店舗やサービス業を営む事業者が商取引を行うための卸・仕入れプラットフォームです。商品掲載総数は200万点を超えており、メーカー側にとっては地域的な制約を超えて50万店舗への販路を拡大できるツールとしての効果を発揮しています。一方、小売店側にとっては3,300社を超える出展企業とインターネットを介して取引することができ、仕入先を大幅に拡大することが可能です。また、コスト削減や業務の手間の軽減、リスクの低減など、効率的な取引環境を実現しています。同サービスは第1回日本サービス大賞において地方創生大臣賞を受賞した実績があります。なお、記載されている数値データはすべて2026年1月末時点のものです。
今後の展開について
スーパーデリバリーは、今後もユーザーが安心して利用できる取引環境の整備を継続し、利便性と安全性の両面でサービス品質の向上に努めていくとしています。不正利用対策の強化により、メーカーと小売店双方にとってより信頼性の高いプラットフォームとして成長していくことが期待されます。
株式会社アクルの企業情報
株式会社アクルは、代表取締役社長の近藤修氏が率いる企業で、東京都港区三田2-7-13 TDS三田ビル6階に所在しています。事業内容としては、クレジットカード不正対策ソリューション、チャージバック保証、集客支援サービスなどを提供しています。
株式会社ラクーンコマースの企業情報
株式会社ラクーンコマースは、代表取締役社長の和久井岳氏が経営し、東京都中央区日本橋蛎殻町1丁目14番14号に本社を構えています。2018年11月に設立され、資本金は300,000千円です。
今回の不正検知システム導入により、スーパーデリバリーは事業者向けBtoB取引プラットフォームとして、より安全で信頼性の高いサービス提供を実現していきます。EC業界全体でセキュリティ強化が求められる中、先進的な不正対策技術の導入によって業界の健全な発展に貢献していくことが期待されています。
出典元:株式会社ラクーンコマース













