
株式会社ラクスが提供するメールマーケティングサービス「楽楽メールマーケティング」(旧称:配配メール)が、メールマガジンに関する最新の利用実態調査を実施しました。本調査は、一般のメール受信者を対象に、「メルマガを読む時間帯」「メルマガで興味を持った際の行動」「Gmail/OutlookのAI機能の利用状況」などについて、2025年12月にインターネットリサーチで行われたものです。
この記事の目次
調査結果のポイント
今回の調査で明らかになった主なポイントは以下の通りです。
- メルマガをきっかけに商品購入などを行った経験がある人は約4割となっています
- メルマガで興味を持った内容については「検索エンジンで調べる」人が約6割に達しています
- メールチェックの時間帯は会社アドレスが「平日9~10時台」、プライベートアドレスが「平日19~20時台」が最多となっています
- メルマガ制作におけるAI活用について、過半数が「特に気にならない」と回答しています
- Gmail/OutlookのAI機能については、6割の人が「一度も使ったことがない」と回答しています
調査の実施概要
本調査は、2025年12月にインターネットリサーチの手法で実施されました。調査対象は電子メールを受信している20代から60代までの男女で、調査エリアは全国、有効回答数は500件となっています。
メルマガ経由の購入経験は約4割
調査の結果、メルマガをきっかけとして商品やサービスの購入、あるいは資料請求・商談を行った経験がある人の割合は、企業向け(BtoB)の商品・サービスで42.0%、消費者向け(BtoC)の商品・サービスで35.6%に達することが明らかになりました。この結果から、メルマガは売上創出において有効な手段であることが示されています。
メルマガは、一度接点を持った見込み顧客に対して継続的かつ直接的にアプローチできる特徴があります。外部プラットフォームの仕様変更などに左右されにくいチャネルとして、売上の安定的な基盤となっていると言えます。
約6割が検索エンジンで情報を調査
「メールマガジンで興味深い商品やサービス、トピックを見つけた際、その後にどのような行動をとることが多いですか」という質問に対して、「メールマガジン内のリンクを直接クリックして詳細を見る」という回答は19.2%にとどまりました。一方で、「検索エンジンで調べる」という回答が59.6%と圧倒的多数を占めています。
また、「生成AIで調べる」(19.0%)や「SNSで調べる」(14.6%)といった回答も無視できない規模となっており、チャネルを横断した情報露出の重要性が浮き彫りになった形です。
メルマガで興味を喚起できたとしても、検索時に企業の情報が適切に表示されない場合、機会損失のリスクが存在します。メルマガ配信と並行して、「検索された際に企業のサイトが上位に表示される状態」を構築しておくことが不可欠となります。
また、こうした複雑化するユーザー行動を前提として、フォームに「知ったきっかけ」の選択項目を設けるなど、間接的な成果も可視化できる仕組みを整えることが重要となります。
メールチェックの時間帯は会社とプライベートで異なる傾向
会社アドレスに届いたメールをチェックする時間帯については、平日9~10時台が突出しており、始業直後のメールチェックが習慣化していることがうかがえる結果となりました。
ただし、始業直後は多忙であることが想定され、流し読みや離脱が起きやすいことも推測されます。開封だけでなくその先のクリックやコンバージョンにつながっているかを分析し、目的に応じた配信時間の最適化が重要となります。
プライベート用アドレスのメールをチェックする時間帯については、平日・土日ともに「19~20時台」が最も多く、次いで「21時以降」となっています。仕事や家事が一段落した夜の「自分時間」にメールを開く傾向が顕著に見られます。
日中の隙間時間と比較すると、この時間帯はじっくりとコンテンツを閲覧する余裕があると考えられます。視覚的な訴求力を高めたクリエイティブや限定オファーを盛り込むことで、購買意欲の向上が期待できるゴールデンタイムと言えるでしょう。
AI活用については過半数が許容的な姿勢
「メールマガジンのコンテンツ制作にAIが活用されることについてどう感じますか」という質問に対しては、「特に気にならない」が51.0%と最多となり、続いて「抵抗感を覚えるが、内容次第では許容できる」が28.2%となりました。
AIを使用したかどうかということよりも、自分にとって有益な情報であるかを重視する傾向にあることがわかります。文章作成に時間を要している状況であれば、AIを活用して効率化を図り、その分「有益性の担保」に注力することが、ユーザーの満足度を最大化させる有効な戦略となるでしょう。
メールツールのAI機能利用はまだ限定的
GmailもしくはOutlookを利用していると回答したユーザーを対象にAI機能の利用状況を調査したところ、「一度も使ったことがない」という回答が62.6%で最多となりました。
現在、主要なメールツールにはAI機能が次々と標準搭載されています。例えば、GmailではGeminiによる長文スレッドの要約や返信文のドラフト作成、過去のメールからの情報検索が可能となっています。また、OutlookでもCopilotを活用した下書き生成やメールスレッドの要約、受信トレイの整理といった機能が提供されています。
このようにAI機能の実装が進んでいる一方で、日常的な活用に至っているユーザーはまだ限定的であることが明らかになりました。
GmailやOutlookにおけるAI機能を一度でも利用したことがあるユーザーを対象に、その用途を質問したところ、「過去のメールから情報を検索」(42.7%)と「受信したメールの要約」(41.5%)が上位を占めました。
配信側にとってこの傾向は、メルマガが「全文読まれる」のではなく「AIによって要約・取捨選択される」可能性が高まっていることを示唆しています。AIが要約しても意図が正しく伝わるような簡潔で構造化された本文や、具体的なキーワードを含んだ件名が、これまで以上に重要となります。
現状ではAI機能の利用率が低いため、配信を控えるなど過度に恐れる必要はありませんが、今後の動向には注目して変化に対応できる準備を整えておくべきフェーズです。例えば、AIが情報を整理しやすいクリアな文章構成を心がけることは、現代の多忙な読者にとっても読みやすいメールにつながります。次世代の配信スタンダードに向けた一歩として、今から取り組むべきだと言えます。
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出典元:株式会社ラクス プレスリリース












