20〜40代女性の約6割がお気に入りアパレルショップのアプリを利用中、誕生日クーポンやセール情報に期待 - メグリ調査

2025年11月13日 2025年11月13日

コマースピック編集部　プレス配信チーム

アプリマーケティングプラットフォーム「MGRe（メグリ）」を開発・運営するメグリ株式会社が、20〜40代女性のアパレルショップアプリ利用に関する調査結果を発表しました。この調査では、店舗・EC両方を展開しているアパレルショップにお気に入りのショップがあり、そのショップで年1回以上定期的に購入している512名の女性を対象としています。

調査によると、約6割の女性がお気に入りショップのアプリを利用しており、その主な理由は「ショップの商品が好きだから」というブランドへの愛着が最大の動機となっていることが明らかになっています。

この記事の目次

1 調査結果ハイライト
2 お気に入りショップのアプリ、「現在利用中」が58.9%
3 アプリ利用の動機、第1位「そのショップの商品が好きだから」、第2位「ポイントやクーポンでお得に買い物ができるから」
4 半数以上が、「誕生日などにクーポンがもらえる」ことをアプリに期待
5 調査結果まとめ
6 アプリプラットフォーム「MGRe（メグリ）」について
- 6.1 MGReの特長
- 6.2 メグリ株式会社会社概要
7 調査概要

調査結果ハイライト

この調査は、以下のような方々におすすめの内容となっています。

「顧客エンゲージメントをもっと高めたい」と感じているアパレル企業のマーケティング担当者
「アプリの利用率が伸び悩んでいる」とお悩みの小売店経営者
「効果的なロイヤルティプログラムを構築したい」とお考えのCRM担当者

お気に入りショップのアプリ、「現在利用中」が58.9%

「あなたは『もっともお気に入りのアパレルショップ』が提供している会員向けアプリを利用していますか」という質問に対して、「アプリがあり、現在利用している」と回答した人は58.9%に達しています。また、「アプリがあり、過去利用していたが現在は利用していない」と回答した人は15.2%となっています。

詳細な回答結果は以下の通りです。

アプリがあり、現在利用している：58.9%
アプリがあり、過去利用していたが現在は利用していない：15.2%
アプリはあるが、一度も利用したことはない：11.7%
アプリはないが、あれば利用したいと思う：7.6%
アプリはなく、あっても利用しないと思う：3.1%
わからない/答えられない：3.5%

この結果から、多くの消費者がお気に入りのショップとの接点としてアプリを活用していることがわかります。

アプリ利用の動機、第1位「そのショップの商品が好きだから」、第2位「ポイントやクーポンでお得に買い物ができるから」

アプリを「現在利用している」または「あれば利用したいと思う」と回答した340名に対して、アプリを利用する理由を尋ねたところ、「そのショップの商品が好きだから」が71.8%と圧倒的多数を占めています。次いで「ポイントやクーポンでお得に買い物ができるから」が45.6%、「オンラインショップでの買い物がしやすくなるから」が24.4%という結果になっています。

詳細な回答結果は以下の通りです。

そのショップの商品が好きだから：71.8%
ポイントやクーポンでお得に買い物ができるから：45.6%
オンラインショップでの買い物がしやすくなるから：24.4%
会員限定の特別なサービスや特典があるから：22.9%
新しい商品情報やセール情報を受け取りたいから：21.2%
店舗でショップスタッフから利用を勧められたから：15.6%
そのショップに好きなスタッフがいるから：14.4%
ショップスタッフや購入者などのコーディネートを参考にしたいから：11.8%
好きなタレントやインフルエンサーがそのショップに関わっているから：11.5%
長年利用しているショップで愛着があるから：8.2%
その他：0.3%
特にない：1.2%
わからない/答えられない：0.3%

この結果から、アプリの利用動機としては「割引やポイント」といった実利的な理由よりも、「ブランドへの愛着」が強い影響を与えていることがわかります。つまり、アパレルショップのアプリは単なる買い物ツールではなく、ブランドとの関係性を深める重要な接点となっていることを示しています。

半数以上が、「誕生日などにクーポンがもらえる」ことをアプリに期待

アプリを利用経験がある、または利用意向がある418名に対して、アプリに期待することを尋ねたところ、「誕生日などにクーポンがもらえる」が53.3%と最も多く、次いで「セール情報を早く教えてくれる」が45.5%、「コーディネートの参考になる提案がある」が38.5%という結果になっています。

詳細な回答結果は以下の通りです：

誕生日などにクーポンがもらえる：53.3%
セール情報を早く教えてくれる：45.5%
コーディネートの参考になる提案がある：38.5%
新商品の情報を提供してくれる：33.3%
店舗やオンラインショップで使えるポイントが貯まる：29.4%
オンラインショップで買い物ができる：23.9%
会員限定のイベントに招待してもらえる：20.6%
商品をお気に入り登録して後で確認できる：16.0%
店舗の場所を検索できる：7.2%
新商品・限定品等の抽選応募や先行販売・予約に参加できる：4.5%
問い合わせや質問ができる窓口がある：3.8%
自分のコーディネートやショップ関連の情報を投稿できる：2.6%
来店予約ができる：1.7%
その他：0.7%
わからない/答えられない：1.4%

この結果から、ユーザーはパーソナライズされた特典や情報提供、ファッションのインスピレーションなど、より付加価値の高いサービスをアプリに期待していることがわかります。

調査結果まとめ

今回の調査では、店舗・EC両方を展開しているアパレルショップにお気に入りのショップがあり、最もお気に入りのアパレルショップで年1回以上定期的に購入している20～40代の女性512名を対象に、お気に入りのアパレルショップと会員向けアプリに関する調査が実施されています。

調査の結果、約6割の女性が現在お気に入りショップのアプリを利用していることが明らかになっています。アプリ利用の動機については、「そのショップの商品が好きだから」が71.8％を占め、「ポイントやクーポンでお得に買い物ができるから」の45.6％を大きく上回っています。さらに、アプリへの期待として「誕生日などにクーポンがもらえる」（53.3％）が最大の期待要素として挙げられています。

これらの結果から、アパレルショップの会員アプリは単に割引目的で使うものだけでなく、ブランドへの愛着を深める接点としても機能していることがわかります。消費者とブランドの関係性構築において、アプリが重要な役割を果たしていると言えるでしょう。

本調査の全体では、今回公表された結果以外に、他業種アプリの利用状況や、ファッションへのこだわり度別の詳細分析など、多角的な調査が行われています。また、アパレル企業のマーケティング担当者に役立つ具体的な示唆も含まれているとのことです。