アドインテとSMNが協業、TVCM視聴×リアル購買データを連携する新ソリューション「テレデジ×リテールコネクト」を提供開始

2025年7月2日 2025年7月2日

コマースピック編集部　プレス配信チーム

流通小売企業および消費財メーカーにおけるマーケティングDX支援、リテールメディア開発・運用を行う株式会社アドインテ（京都府京都市、代表者十河慎治）は、SMN株式会社（東京都品川区、代表者原山直樹）が提供する「TVBridge」との協業により、TVCM視聴×デジタル広告配信×リアル流通購買計測をデータで繋ぐソリューション「テレデジ×リテールコネクト」を開発し、サービス提供を開始したことを発表しました。このソリューションにより、テレビCMの視聴層・非視聴層へのデジタル広告配信効果と購買行動の関連性を可視化することが可能になります。

この記事の目次

1 連携で実現すること
2 国内最大級のテレビ視聴データを活用する「TVBridge」について
3 株式会社アドインテについて
4 SMN株式会社について

連携で実現すること

アドインテはこれまで、リテールメディア開発・運用を通じて、流通小売企業の購買データを活用したデジタル広告や小売アプリ内広告・店内サイネージ広告の購買計測・効果可視化モデルを構築してきました。今回SMNとの協業により、アドインテが活用可能な業界最大規模の約1.6億購買IDと、SMNが提供する「TVBridge」の業界最大規模約1,300万台のコネクテッドテレビのテレビ視聴データに由来する視聴識別・広告ID（約2,500万ID）のデータが連携されることになります。

この連携により、TVCM視聴層/非視聴層へのリテールメディアを活用した各種デジタル広告配信を実施し、TVCMとデジタル広告をクロスした購買貢献分析を「テレデジ×リテールコネクト」というソリューションにて実現しているとのことです。

現代の生活者のメディア接触行動および購買行動は大きく変容し、オンライン・オフラインを自由に使いこなす時代になっています。同時に「広告（手段）」と「購買（目的）」がデータで繋げられる時代にもなっています。しかしながら、昨今の個人情報保護の観点から、当ソリューションでは一切個人情報との紐づけを行わない環境下での配信、分析サービスを提供しているとのことです。

アドインテは本取り組みを通じて、新時代のマーケティングコミュニケーションの組み立て、ファネルごとのリテールメディアの組み込み方、メディアアロケーション再構築といったマーケティング課題に役立つ最適解をあらゆる業界企業とともに創発すべく、サービス提供を進めていくとしています。

国内最大級のテレビ視聴データを活用する「TVBridge」について

「TVBridge」は、国内大手テレビメーカー4社が取得しているテレビ視聴データと、SMNが保有するデジタルメディアの接触データをもとにした広告配信を実現するデータ活用サービスです。コネクテッドテレビ約1,300万台分（2025年5月時点）のテレビ視聴データを活用し、様々なターゲティング手法を用いて効果的な広告施策を実現しています。

テレビ視聴データとは、ユーザーから広告用途への利用が許諾されているテレビ放送（全国の地上波、BS、CS）の視聴データを指します。このデータには、個人を特定する情報は含まれないため、プライバシーに配慮した形で活用されています。

「テレデジ×リテールコネクト」は、このTVBridgeのテレビ視聴データとアドインテの購買データを掛け合わせることで、テレビCMと購買行動の関連性を分析し、より効果的なマーケティング戦略の構築を支援するソリューションとなっています。

今後も両社は、データを活用した新たなマーケティングソリューションの開発と提供を通じて、企業のマーケティング活動の最適化と効率化を支援していく方針です。