
Momentum株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:細井 康平、以下「モメンタム」と称します)が、Google、Yahoo、SNSなどの主要広告媒体に向けた新たなアドフラウド対策サービス「HYTRA HORNET」を発表しました。
※1 アドフラウド: Web広告における詐欺や不正行為のことを指し、通常は広告の表示やクリック数に応じて報酬が支払われますが、アドフラウドは不必要な表示やクリックを生じさせ、報酬を不正に得る行為です。
■開発の背景
モメンタムは、ブランド毀損リスクやアドフラウドへの懸念を解消するために、過去に「HYTRA DASHBOARD」というツールを展開し、アドベリフィケーションにおける重要な役割を担ってきました。
最近では、生成AIの急速な進展に伴い、ボットや不正ユーザーによる広告クリックが増加し、広告コストの不正利用が業界全体において深刻な問題となっています。こうした状況を背景に、モメンタムは従来の解析技術を駆使し、アドフラウド対策を目的とする新サービス「HYTRA HORNET」を開発しました。このサービスは、広告費の無駄を削減し、広告の価値を最大限に引き出す環境を提供します。
※2 ブランド毀損: 不適切な場所に広告が表示されることによって、広告主のブランドイメージが損なわれる現象です。
■「HYTRA HORNET」の特徴
「HYTRA HORNET」は、主要なメディアプラットフォーム(Google、Yahoo、SNSなど)におけるアドフラウド対策を実現する解析型ツールです。
・特徴1:モメンタムの高精度な検知技術
モメンタムは長年にわたり、DSPやアドネットワーク向けに「HYTRA API」を展開し、豊富なトラフィックデータを解析してきました。その技術と経験を活かし、不正なトラフィックの検知精度を最大限に引き上げることができます。
また、AI技術を駆使してサイト訪問者の行動パターンを詳細に解析し、不正なボットと実際のユーザーを高精度で識別します。このアプローチにより、アドフラウドの検出率が向上し、広告配信機会の損失を最小限に抑えることが可能です。
※3 HYTRA API: DSPやアドネットワーク等の広告配信業者向けリスク対策サービスで、広告入札前にアドフラウドやブランド毀損のリスクを防止します。

・特徴2:容易な導入、高コストパフォーマンスの対策
「HYTRA HORNET」は、モメンタムのHYTRA APIで利用しているサーバーインフラを活用することでコストを抑えた価格設定を実現しています。これにより、導入のハードルが大きく下がり、ユーザーは手軽にアドフラウド対策を始めることができます。
タグ設置もシンプルで、タグマネージャーに対応しているため、導入時の負担が少なく、スムーズな運用開始が可能です。
■Momentum株式会社の企業概要
モメンタムは、日本語特化の言語解析技術と独自のデータを活用し、アドフラウド検知技術を提供する企業として、デジタル広告市場の健全性を推進するアドベリフィケーションソリューションを展開しています。
国内の広告代理店や広告プラットフォームで広く利用されており、代理店向けの「Agency Certification Program(ACP)」や広告プラットフォーム向けの「Platform Certification Program(PCP)」にも多くの日本を代表する企業が参加しています。
モメンタムは「無価値な広告をゼロにする」というミッションを掲げ、デジタル広告市場の健全な発展に貢献しています。
出典元: Momentum株式会社