RoktがmParticleに3億米ドルを投資してECと広告を革新へ　リアルタイムデータ活用を加速

EコマーステクノロジーのリーダーであるRokt（ロクト）が、2025年1月16日にデータプラットフォームのパイオニアであるmParticleへの3億米ドルの投資を発表しました。この新たな提携により、EC、広告、顧客体験におけるリアルタイムでの関連性を引き出すための革新的ソリューションが実現される予定です。Roktは、ECでの購入完了時の関連性向上に関する専門知識と、mParticleのリアルタイムCDPの統合によって、顧客データの真の価値を引き出せると見込んでいます。この結果、RoktはCDPへの総投資額を倍増させ、mParticleの製品開発も加速させる計画です。

Rokt CEO 兼 共同創業者ブルース・ブキャナンのコメント

「過去数十億件のEコマーストランザクションを通じて、RoktとmParticleを活用する顧客のビジネス成果が最大50%向上する様子を観察してきました。この統合により、全てのクライアントに対して顕著なパフォーマンス向上をもたらすことができるでしょう。mParticleチームと連携して、我々のビジョンを加速させ、重要な瞬間の価値を最大化していきます。」

mParticle by Rokt CEO 兼 共同創業者マイケル・カッツのコメント

「mParticleの使命は、顧客データ管理の複雑さを解消し、マルチチャネルブランドがどのデバイスでも顧客と意味ある接続を築けるようにすることです。mParticleとRoktの機能が統合することで、両社の強みを活かした新しいソリューションが生まれ、ブランドはリアルタイムでデータを活用して即座にビジネス成果を上げると同時に、顧客データ資産を完全に管理できるようになります。」

統合後、両企業はデータプライバシーとコンプライアンスに関する基準を設けることを約束し、ブランドがファーストパーティデータを完全に管理できる状況を維持します。また、この統合の一環として、mParticleの創業者たちが引き続き事業に関与し、3名は全てRoktの経営陣に加わる予定です。

Roktは、前年同期比で40%以上の収益成長を達成し、売上は6億米ドルに達しました。2024年には、広告主が広告費用対効果を最大化するための新たな生成AIツール「ACE」のローンチを発表。また、ジャクリーン・パーセル氏を最高財務責任者（CFO）、クレア・サウシー氏を最高プロダクト開発責任者（CPDO）として迎え入れることなどが行われ、直近の年間を通じてRoktの成長と革新を促進するこの統合発表は、今後の事業拡大の象徴とも言えるでしょう。

Roktについて

Roktは、グローバルなEコマースリーダーとして、顧客による購入という重要なタイミングに関連性をもたらすことで企業のさらなる価値創造をサポートしています。11年にわたるRoktのAIプラットフォームとネットワークは、主要企業に利用され、全世界で年間数十億件のトランザクションの最適化を実現しています。Roktの本社はニューヨーク市にあり、北米、ヨーロッパ、日本を含むアジア太平洋地域で事業を展開しています。

mParticleについて

mParticleは、マルチチャネルの消費者ブランドに選ばれるプラットフォームで、様々なデバイスや画面で重要な瞬間にインテリジェントで適応力のある顧客体験を提供しています。mParticleの予測機能により、マーケティングチームは高い効果を上げられ、データチームはコンポーザビリティとデータガバナンスの要件も満たすことができます。2013年に設立され、本社はニューヨーク市に位置しています。