技研商事インターナショナル株式会社(名古屋本社:愛知県名古屋市、東京本社:東京都新宿区、代表取締役:小嶌智海、以下「当社」といいます)は、2025年1月から新たに商圏やエリア特性の比較や把握を実現する商圏分析・エリアマーケティング用GIS(地図情報システム)「MarketAnalyzer🄬 Satellite」についてのバージョンアップを行う予定です。このアップデートにより、店舗のジオコーディング(座標付け)機能がオプションとして追加され、更には複数店舗の商圏データを一括集計できる機能や全店舗の傾向を二軸で分析可能な散布図作成機能が標準装備されることが発表されました。

この新たな機能追加により、中規模チェーン企業の店舗分析における「MarketAnalyzer🄬 Satellite」の利用価値が向上し、出店戦略や販促戦略の迅速な構築を支援することを目指しています。

■ 「MarketAnalyzer🄬 Satellite」バージョンアップの概要

「MarketAnalyzer🄬 Satellite」は、任意のWebブラウザを使用して、店舗の商圏データやエリア特性などを簡単にチェックできる商圏分析・エリアマーケティング用GISです。このツールは、高度な店舗分析を可能にするハイエンドGIS「MarketAnalyzer🄬 5」のエントリー版としても位置付けられています。

このツールは単独でも利用できますが、MarketAnalyzer🄬 5との連携によって、本部の分析専門家が「MarketAnalyzer🄬 5」で導き出した精緻な店舗分析データを、チェーン全体の店舗やその他の部署に効果的に共有できるデジタルトランスフォーメーション(DX)ツールとしても活用されることが期待されています。

<バージョンアップによる主な機能追加>

今回のバージョンアップにより、単体でも利用しやすくするために、複数店舗の分析に特化した3つの新機能が追加されることが決まっています。

(追加する3つの機能)

①ジオコーディング機能(座標付け) ※オプション機能

従来、店舗をMarketAnalyzer🄬 Satelliteにマッピングする際には、あらかじめ店舗の位置情報が付加されたMarketAnalyzer🄬 5からのインポートか、手動での登録が必要でした。新たに追加されるジオコーディング機能を活用することで、MarketAnalyzer🄬 5と連携していない店舗リストのデータも、簡単に一括インポートすることが可能になります。

ジオコーディングのイメージ

②統計データの一括集計 ※標準機能

MarketAnalyzer🄬 Satelliteに登録された複数店舗の商圏データを一括で集計し、分析画面で確認できる新機能が追加されます。この機能により、商圏データに基づく既存店舗全体のポジショニングや店舗評価が容易に実現できるようになります。

(分析可能なデータ項目)
夜間人口、昼間人口、商業人口など全22項目のデータが含まれます。

統計データのヒント

③ポイントマトリクス(散布図作成)機能 ※標準機能

上記の②で集計された商圏データを利用して、簡単に散布図を作成する新機能が追加されます。この機能によって、複数店舗を二つの要素で俯瞰的に理解でき、店舗の分類や評価がよりシンプルに行えるようになります。

ポイントマトリクスによる分析

出典元:技研商事インターナショナル株式会社 プレスリリース

コマースピックLINE公式アカウント

コマースピックメルマガ