株式会社エルテックス(本社:神奈川県横浜市保土ヶ谷区、代表取締役社長 森 久尚)が、通販システムの構築やECサイトの支援を行っている中、この度「消費者の行動や意識」に関する最新調査結果を公開しました。

第24回目の通信販売に関する定期調査

エルテックスは、ECサイトや通販システムの【統合構築】を強化し、「通信販売に関する【消費者調査】2024年」を実施しました。調査は、通信販売利用時の消費者の「消費行動や利用傾向」を詳しく分析したものです。

この調査の目的は、通販業界の主要な顧客の未来を見据え、一般消費者の行動や意識を把握し、ECや通販関連のソリューションサービスの改善に役立て、顧客企業へのサービス向上とビジネス貢献を図ることです。

調査結果の概要

1)全通販利用者の約6割がマイページを利用しており、定期便の利用経験者と現在の利用者は7割を超えています。

2)定期便を利用する消費者は全体の約4割強(41.8%)で、その内の26.7%が今も利用を続けています。

3)マイページで特に求められている機能は「クーポンやキャンペーンの確認」、「購入履歴からの同一商品の再購入」、「問い合わせフォーム及び過去の質問・回答履歴」です。

4)定期便利用者にとって「定期購入商品の操作」はマイページの必須機能として上位にランクインし、3割以上がこれを「絶対に必要」と回答しました。

「通販利用者の宅配実態」の分析

全通販利用者の約6割がマイページを利用した経験があり、定期便利用者はその比率が7割に達しました。

質問内容:

「あなたが通販で購入した会社のECサイトにおける『マイページ』について、該当するものを一つ選んでください。(単一回答)」

この調査は、ECでの購入経験がある方や、テレビやカタログ通販での購入経験者にも拡大し、全通販利用者のマイページ訪問傾向を確認するものです。

結果、約6割(58.8%)が訪問経験があり、訪問したことがないという人は3割弱(27.5%)でした。性別による差はほとんど見られませんでした。

調査を基に定期便利用者を絞ったところ、約7割が「マイページを訪問したことがある」となり、全体よりも高い利用率が確認されました。定期的に商品の受取があるため、マイページ利用の機会が増加していることが見受けられます。しかし、定期購入をしたことがない方の訪問率は全体に比べて8.1ポイント低く、「マイページが何か混乱している」との回答も2割弱(19.2%)を占め、高い結果となりました。

次項で定期購入に関する質問を詳しく見ていきます。

2)通販での定期便利用者は全体の4割強(41.8%)で、現在利用中の人は26.7%です。

質問項目:

「通販で商品を購入した際の、『定期便』利用の有無について教えてください。(単一回答)」

※定期便とは「一定間隔で自動的に届けられる商品購入方法」を指します。

分析結果によれば、通販経験者の中で定期便を利用したことがある、または現在利用している方はおおよそ4割強(41.8%)に上ります。その中で、今も「定期便」を利用中の方は26.7%にのぼることがわかりました。

3)マイページで求められている機能の上位3つは「クーポンやキャンペーンの確認」、「購入履歴からの同一商品の再購入」、「問い合わせフォームと過去の回答確認」です。

質問項目:

「訪問要否にかかわらず、『マイページの機能』に関するあなたの考えに最も近いものをひとつ選んでください。(単一回答)」

マイページの必要性について「要(あるとよい+絶対必要)」の合算で最も求められていた機能は「自分向けのクーポンやキャンペーンの確認及び利用」で、特に「絶対に欲しい」とする割合は最も高い(26.3%)結果となりました。続いて「過去購入商品の履歴から同一商品を購入できる機能」と、「問い合わせフォームを設け、そこからの質問内容と応答を過去の履歴から確認する機能」が挙げられました。

4)定期便利用者にとってのマイページ機能のトップ3では「定期購入商品の操作機能」が挙がり、3割強が「絶対欲しい」との回答をしています。

質問項目:

「マイページ」における機能について定期便利用者に特化した集計結果です。『マイページ』を訪問したかにかかわらず、あなたの考えに最も近いものをひとつ選んでください。(単一回答)」

定期便利用者の専門的な集計においては、「絶対に欲しい」とする割合すべての項目で増加が確認されました。必須機能のトップ2項目は変わらずですが、3位には「定期的に購入している商品の『お届け間隔』や『数量』『種類(色や味など)』を変更可能」という機能が新たにランクインしました。この新しい機能は特に「絶対に必要」と考える割合が31.4%となりました。

参考までに、以下のグラフは「定期的に購入する商品の『配送間隔』や『数量』、『種類』を変更できる」ことに関する全体と定期便利用者の比較データです。

調査概要

調査エリア:全国

調査対象者:infoQ by GMO調査パネルを使用

調査方法:ネット方式によるアンケート調査

調査期間:2024年11月23日〜25日

回収サンプル数:600

調査主体:株式会社エルテックス

調査実施機関:楽天リサーチ株式会社

出典元:株式会社エルテックス

コマースピックLINE公式アカウント

コマースピックメルマガ