
自社ECマーケットプレイスの構築に取り組むMirakl株式会社(東京都港区、本社:代表取締役社長:佐藤恭平)は、デジタルコマース総合研究所の本谷知彦氏との共同で、BtoB-ECの新しい戦略についてのレポート「デジタル化が加速する企業間取引:BtoB-ECで勝ち残るための新戦略」を発表した。
このレポートでは、BtoB-ECに関する市場動向、革新的なビジネスモデル、企業間取引のIT化による影響といった重要な情報を詳細に分析している。
調査概要
経済産業省の「令和5年度電子商取引に関する市場調査報告書」によると、2023年のBtoB-EC市場は465兆2,372億円に達し、EC化率は40.0%に上る。個人向けのBtoC-EC市場規模(14兆6,760億円)の約31倍という規模を誇るBtoB-EC市場は、その重要性を増している。
この調査レポートは、企業の商流構築やデジタル化の進展に踏み込んでおり、未来に向けた競争力を強化するためのビジネス戦略を考察している。
- BtoB-EC市場規模の推移:
2023年のBtoB-EC市場規模は465兆2,372億円で、EC化率は40.0%。個人向けBtoC-EC市場に対して圧倒的なスケールを持つ。 - 企業間取引の進化:
企業間の取引は単なる業務のデジタル化を超え、流通の基盤におけるデジタル革新が進行中。サプライチェーンやリテールモデルの発展により、業務の効率化と競争優位性の強化が求められている。 - 未来のビジネスモデル構築:
調達プロセスの可視化や一括調達を実現するマーケットプレイス型ビジネスモデルは、企業成長に不可欠な要素として注目を集めている。調達、リテール、製造の各企業間で「三方良し」の取引形態が期待される。 - 海外市場の拡大:
2024年のグローバルBtoB-EC市場は、推定で26,640億米ドル(約1,300兆〜1,500兆円)に達する見込み。AI技術を活用した需要予測や取引の自動化は特に米国市場での広がりを見せている。
BtoB-EC市場規模の推移:製造業・小売業の総売上高および営業利益の動向(単位:兆円)

企業間取引の進化:BtoB-ECの歴史

海外市場の拡大:世界のBtoB-EC市場規模予測(単位:十億USドル)

Miraklが提供する革新的なプラットフォームとは?
Miraklは、自社のECサイトを拡張し、マーケットプレイスを構築するためのSaaSプラットフォームを提供しています。このプラットフォームを活用することで、企業は「セラー」として登録された販売パートナーと連携し、商品ラインや顧客体験を迅速に拡充できるようになる。さらに、Miraklの独自技術「AMI(Artificial Mirakl Intelligence)」を使用することで、マーケットプレイスの運営効率が大幅に向上し、業務全般の効率性が飛躍的に改善される。また、「Mirakl Ads」を通じたリテールメディアの構築や新規セラーとの連携もスムーズに行うことができ、企業は時代の要請に応じた柔軟な体制を確立できる。
従来はマーケットプレイスの立ち上げに巨額のIT投資や専門的な知識が必要だったが、Miraklを導入すれば、大手プラットフォーマーと同じビジネスモデルをより簡単に実装することができる。
出典元:Mirakl株式会社 プレスリリース