
クラシコムが運営する「北欧、暮らしの道具店」のスマートフォンアプリが、ついに400万ダウンロードに到達しました。最近のマーケティング戦略の強化によって、アプリを新規にダウンロードしたユーザーの消費金額は3年間で185%増加し、EC売上の70%以上がスマートフォンアプリ経由で達成されたことが明らかになりました。
新規ダウンロード後の購入金額が186%成長、EC売上の70%がアプリ経由に
「北欧、暮らしの道具店」では、SNSへの依存を減らし、リピートユーザーを獲得することを目指しています。そのため、商品ページやコラム、動画、ポッドキャストなど、多様なコンテンツへシームレスにアクセスできる独自のプラットフォームを構築しています。2019年11月にはiOSアプリ、2020年4月にはAndroidアプリをリリース。Androidアプリの提供から4年半後の2024年10月に、400万ダウンロードを達成しました。
この成長の背後には、最近のマーケティング活動の強化があります。2019年にはデータ分析チームが設立され、その後解析基盤が構築され、2023年2月にはマーケティングチームも編成されました。これにより顧客生涯価値(LTV)の向上を図り、本質的な効果の分析や検証に取り組んでいます。また、サービス体験や広告運用の改善や、スマートフォンアプリのダウンロードを促進するための広告活動が強化されています。
この結果、スマートフォンアプリのダウンロード数は着実に増加し、新規ダウンロードから30日間の平均購入金額(ARPU)は2021年から2024年の間に185%の成長を果たし、購入率と翌月の継続率も上昇しています。

このように効果的なユーザー獲得を実現したことで、「北欧、暮らしの道具店」のEC売上に占めるスマートアプリ経由の割合は400万ダウンロード時点で71%に達し、同社グループは2023年7月期に70.1億円の年間売上という過去最高の記録を達成する成長を後押ししました。

CTO就任記念動画公開
さらに、スマートフォンアプリを含む同社のシステム開発がますます重要性を増す中で、株式会社ソニックガーデンの代表であり、エンジニア組織の開発に豊富な経験を持つ倉貫義人が新たにCTO(最高技術責任者)に就任しました。

就任を記念して、倉貫義人と代表取締役社長の青木耕平による対談動画がクラシコム公式YouTubeチャンネルにて公開されています。
前編「ネオ内製で「育てる」クラシコムのエンジニア組織を大公開」
■「北欧、暮らしの道具店」iOS/Androidアプリの概要

価格:無料
提供開始:iOS 2019年11月 Android 2020年4月
特徴: アプリを利用することで商品購入からウェブ記事や動画・音声コンテンツをスムーズに楽しむことができます。スマホアプリでは、全コンテンツを一覧化しブックマークできる「お気に入り機能」も搭載。気に入った商品を登録してじっくり考えることや、興味のあるレシピを動画コンテンツとして保存することで、様々な「暮らし」に関連するコンテンツを楽しむことができます。
■「北欧、暮らしの道具店」とは
「北欧、暮らしの道具店」は「フィットする暮らし、つくろう。」をテーマに、雑貨やアパレル製品を提供し、多様な暮らしに関するコンテンツを発信するライフカルチャープラットフォームです。2007年に北欧のヴィンテージ食器専門のECサイトとしてスタートし、現在は国内外からの商品を取り扱い、オリジナル商品も展開しています。レシピやコラム、インタビュー記事、ポッドキャスト、ドキュメンタリー動画、さらには2021年に映画化された『青葉家のテーブル』を含むオリジナルドラマなど、様々なコンテンツを通じて786万を超えるエンゲージメントアカウント(公式スマホアプリやSNSフォロワー)を通じて情報を発信し、顧客との強い絆を築いています。