ウェブインバウンド支援のジグザグ、Meta社と連携し越境ECコンバージョンデータ共有スキームを開発

2024年7月12日 2024年7月12日

コマースピック編集部　プレス配信チーム

ウェブインバウンド・越境EC支援を行う株式会社ジグザグ（本社：東京都渋谷区、代表取締役：仲里一義）は、Facebook Japan合同会社（本社：東京都港区、代表取締役：味澤将宏、以下、Meta社）と提供する購入代行サービス「WorldShopping」を通じて、海外向けMeta広告利用者が越境購入を行った際のコンバージョンデータをMeta社と共有するスキームを開発しました。

※ウェブインバウンド®は株式会社ジグザグの登録商標です。

スキーム開発背景

従来、海外在住者が海外配送に対応していない日本のECショップから商品を購入する場合、購入代行サービスを利用されるケースが多く、購入代行サービスを通じて注文が入るため、国内ECサイトを運営するショップは海外在住者がアクセスした際のCV（コンバージョンデータ）を取得できず、マーケティングに活かせないという課題がありました。

今回のスキームではジグザグが、購入者や購入されたショップ、商品に関する情報を暗号化してMetaへ提供することにより、WorldShoppingでのコンバージョンデータがMetaの保有するユーザーデータに紐づけられ、ショップが広告配信する際のターゲティングに活用できるようになります。

これにより、国内ECサイトを運営するショップは、海外カスタマー向けに消費者の興味・関心などに基づき広告配信をより効果的に行い、広告費用の削減や売上増加に繋ぐことが可能となります。

Meta社野口暁貴様コメント

日本のマーケットが相対的に縮小していく見込みのなかで、弊社サービスを利用している広告主にとっても、越境は「やるかやらないか」ではなく、「いつやるか」というアングルから検討されるべき重要なトピックと認識しています。

本スキームの検証では、効果的な越境売上の拡大に向けて多くの新鮮な示唆が得られました。今後の継続的な取組みのなかで、越境での勝ち筋に辿り着けることと、越境ビジネスを取り巻くエコシステムの醸成に貢献できることを期待しています。

施策実績

国内向け越境EC支援サービス「WorldShopping BIZ」を利用している株式会社デイトナ・インターナショナルと共に、本スキームを利用して台湾・香港市場の売上を拡大する検証を行ったところ、未利用時との比較でCPAが約90%改善されました。

デイトナ・インターナショナルデジタルマーケティング部谷幡賢様コメント

越境売上の伸長は大きな可能性を秘めたビジネスモデルと理解していたが、海外市場に対して明確なマーケティング手法を持ち合わせていなかった。今回のジグザグ様とMeta様のプロダクト開発により、越境への取り組みと理解を加速させるとても重要な機会となった。CVを連携できた効果は強く感じられたので、引き続き検証しながら、より効果的な海外マーケティングを実行する体制を築きたいと考えています。

※meta広告マネージャーにて、「クリックから7日間または表示から1日間」のアトリビューション設定で比較しています。

※CPAの改善にはmetaの機械学習の仕組みが寄与しているものと考えておりますが、機械学習による改善効果を得るためには一定のCV数が必要となります。