【メール配信】GmailとYahoo(米国)のポリシー変更の理由と対応にあたってのポイント

こんにちは、マーケティングオートメーションツールを提供するDotdigital Japanのカントリーマネージャーを務める上崎です。今回はメール配信に関して、2024年から施行が発表されたGmailとYahoo(米国)のガイドラインについての情報共有です。

一日に5,000件以上メールを配信されている、または配信するご予定のある事業者様は、いち早くご確認の上、対応されることをおすすめします。

GmailとYahooのポリシー変更の目的とは?

MBP(メールボックスプロバイダー、今回はGmailとYahoo)がポリシーを変更した大きな目的として、Dotdigitalも推奨している「3つの合った」をより大切にしてメール配信を行って欲しいとの思いが込められています。

【3つの合った】
その①:合ったお客様に
その②:合ったコンテンツを
その③:合った時間に配信する

この3か条に沿って配信していただくと、メールの到達率(メール受信箱にメールがきちんと届くか)も比例して向上しますので、ぜひご参考ください。

メールの到達率を上げるポイント

上記に合わせて、追加で何に気を付けるのか、またどういった設定が必要か、下記にポイントを記載しておりますのでご参照の上、なるべく早い対応をおすすめいたします。

  1. 迷惑メール率を0.3%までに抑える必要があります。
  2. メルマガ解除を簡単に行えるように、メールフッターなどに解除リンクを設置してください。
  3. お客様に関連性の高いメールを配信することを心がけてください。
  4. 下記スクショのように”経由”と記載のあるメールを配信されている場合、メール配信プロバイダーが対応、開発する必要がございますので、先方へのお問い合わせをおすすめします。
  5. メールの到達率が今以上に大切になってきます。到達率が良くない場合、よりブロックされるようになりますのでご注意ください。
  6. DKIMやSPFの設定、またDNSレコードの設定など、認証に必要なお手続き・設定を行ってください。
メールアドレス横に”経由”と書いてある場合は配信プロバイダーに問い合わせを
メールアドレス横に”経由”と書いてある場合は配信プロバイダーに問い合わせを

Gmailの具体的な対応方針

Gmailについては、より具体的な対応方針がガイドライン内に記載されています。設定の重要なポイントを下記に記載しましたので、参考にしてみてください。

必要な設定(Gmailページよりいくつか抜粋):

  • ドメインに SPF および DKIM メール認証を設定します。
  • 送信元のドメインまたは IP に、有効な正引きおよび逆引き DNS レコード(PTR レコードとも呼ばれます)があることを確認します。
  • DMARCアセスメントに沿った設定が必要です。
  • 送信元のドメインまたは IP に、有効な正引きおよび逆引き DNS レコード(PTR レコードとも呼ばれます)があることを確認します。
  • Postmaster Tools で報告される迷惑メール率を 0.3% 未満に維持します。
  • Gmail の From: ヘッダーのなりすましはしないでください。Gmail では、DMARC の検疫適用ポリシーの使用が開始されます。Gmail の From: ヘッダーのなりすましをした場合、メール配信に影響する可能性があります。(上記ポイント4の点です)
  • ダイレクト メールの場合、送信者の From: ヘッダー内のドメインは、SPF ドメインまたは DKIM ドメインと一致している必要があります。これは DMARC アライメントに合格するために必要です。
  • マーケティング目的のメールと配信登録されたメールは、ワンクリックでの登録解除に対応し、メッセージ本文に登録解除のリンクをわかりやすく表示する必要があります。

Gmailのガイドラインはこちら
Yahooのガイドラインはこちら

まとめ

EC事業者様にとって受注や発送のタイミングなど、メルマガ以外にもメール配信は非常に重要な役割を持っています。上記の設定がまだお済みでない方は、ぜひ取り組んでみてはいかがでしょうか。

Dotdigitalでは、今回ご紹介したガイドラインの変更に対応しております。また、メールの到達率を高めるための取り組みとして、「3つの合った」に力を入れています。メルマガに注力されたい事業者様はぜひご連絡ください。

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